野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

瀬戸香(せとか) : Setoka

      2019/12/31

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「極上」です。
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歴史
農林水産省果樹試験場口之津支場(現・独立行政法人果樹研究所)で育成された。
口之津37号(清見×アンコール)×マーコット。
2001年に品種登録された。
開発に取り組んだ長崎の試験場近くの「早崎瀬戸」という地名、
瀬戸内海地域で生産が拡がっていたことが名前の由来のよう。
産地
主産地は、広島、愛媛、沖縄。
特に愛媛は力を入れている。
時期
2月上旬から下旬に熟す。
ハウスものが1-3月。露地は3月。
4月まで出荷される。
販売のポイント
・甘いが、さっぱりとした感じ。マーコットの爽やかな香りがある。
・糖度12-13度、酸含量は1%程度。濃厚な食味。
・果肉が軟らかく、滑らかで、果皮が薄い。
・じょうのう膜は極めて薄く、袋ごと食べられる。
・多汁、種は少ない。
・横半分に切ると、むきやすくなる。
その他情報
・温州みかんより一回り大きい
・価格的には高く、1玉300円前後で販売されることが多い
・ハウス栽培が中心。露地に比べ、大玉になり、果汁も多くなるそう
・果実の大きさは200-280g
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どこかのサイトには「柑橘の大トロ」とまで書かれていました。
いやしかし、的を得ている印象。本当に美味しい。
果肉の輝きが違いました。美しい。
もっと安くなれば、言うことなしにたくさん売ってみたい柑橘ですね。

 - 瀬戸香