野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

かつては家庭果樹栽培の王者?オレンコ(Orenco)りんごまとめ

   

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オレンコりんご(Orenco Apple)を発見したので、購入して食べてみました。

オレンコりんごの基本情報まとめ

品名

Orenco / オレンコリンゴ

原産

1867年にアメリカ・オレゴンにある oregon nursery company によって発表された。名前の由来もそこから来ている。
※wikipedia にもオレンコリンゴについての記載がありました。

The Orenco apple is probably the company’s most famous product. The Orenco apple is a red apple, plump, crisp, and juicy with a small core. According to the company’s 1913 Descriptive Catalogue of Fruit and Ornamental Trees, the Orenco apple is “the ideal dessert apple.” The catalog claimed the Orenco was better than the McIntosh Red apple or Spitzenberg apple, two apples that were known for their quality. Today, the Orenco apple can still be found in some Pacific Northwest orchards and nurseries that specialize in classic apple varieties.

(意訳)オレンコリンゴはおそらく会社で最も有名な品目である。赤く、ふっくらとしていてジューシーで核が小さい。 同社の1913年の「フルーツとオーナメント・ツリーの記述カタログ」によると、オレンコ・リンゴは「理想的なデザート・リンゴ」であるとされている。カタログでは、オレンコがマッキントッシュ・レッド or スピッツェンバーグ・リンゴより優れていると記されている。 現代ではオレンコのリンゴは、太平洋北西部の古いリンゴの品種を専門とするいくつかの果樹園などで見つけることができる。

ウィキペディア(Wikipedia)

親品種

オレゴン市の墓地で見つかったとされる。親は不明。

収穫時期

9月中旬

保存期間

4か月

食べ時

収穫直後。
オレゴン州オレンコでは9月の最後の2週間で食べ頃に熟すといわれる

主な用途

生食

その他の情報

中~大サイズが一般的
滑らかな果皮は、黄緑色の地色に、ピンクと赤のストライプがかかる
果肉は白く、歯ごたえがよく、甘くてジューシー
オレンコは家庭果樹の王者かもしれない。なぜなら、1920年代のフレーザーバリー(カナダBC州の地名)で広く植えられていたから。
 

Hiroのメモ書き

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Hiroの実際に食べた感想
固さ:★★☆☆☆
甘さ:★★★☆☆
酸味:★★★☆☆

実際に食べてみて、果肉が柔らかいものが好きな人にオススメできる品種だと思いました。他のリンゴとは確実に異なる甘さです。爽やかな甘みというか。

現代だと「そこまで美味しくないリンゴ」に分類されるかもしれませんが、昔はきっとこんな味のリンゴばかりが食べられていたんだろうと思うと、なんだか不思議です。

※UBC植物園の「The Apples of the Apple Festival variety descriptions」を参考にさせていただいています。収穫時期もカナダに沿ったものだと思います。
※写真をクリックすると大きくなります。
※写真が必要な方は、お問合せページから気軽にご一報ください。

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 - オレンコ