麗紅にカクテルフルーツetc!名前にインパクトがあるイケメン野菜・果物10選
2021/09/02
あなたは今まで、面白い名前の野菜や果物を見つけたことがありますか?
野菜ソムリエHiroは日ごろからスーパーや八百屋さんなんかに行くと、「なんか変わった野菜や果物ないかな~( ′⌄‵ )♪」と、普段開けてても閉じているように見える眼をガン開きにして探しています。
そして、たまに「ええええ!何この名前!?マジウケるんですけどーーー!(死語?)」みたいな野菜果物を発見します。
ということで今回は、名前のインパクトが強い、ある意味名前がイケメンの野菜・果物10種類をまとめてみました。
あなたがどの野菜・果物に惚れてしまうかチェックしてみてください。
この記事の目次
名前がカッコ良すぎるイケメン野菜・果物10選
1.グレネードプラム / Granade Plum
名前を付けた人のセンスを感じるグレネードプラム。日本語に訳すのであれば、「手りゅう弾プラム」です。んー、かっこいい・・・。
グレネードプラムを見つけたのは、バンクーバーの中国系の八百屋さん。野菜ソムリエHiroは、現在バンクーバーに4年間暮らしていますが、見かけたのは購入したとき数回だけだったので、そんなに出回っている品種とは思えないレアものです。
果実は大き目で、やや赤・ピンクがかった緑色の果皮をしています。
歯ごたえのよいトロピカルな風味のプラムで、どうやらこの風味が「爆発したように芳醇な風味」ということで、グレネード(手榴弾)という名前になったようです。(口の中で爆発するのをイメージすると、なんか嫌ですが・・・)
さらに調べてみると、アメリカで誕生したプラムとのことで、収獲の時期は8月上旬から中旬でした。(アメリカ合衆国カリフォルニア州中部フレズノ郡での話)
また、「グレネードプラム」ではなく、「フレーバー・グレネード・プルオット(Flavor Grenade Pluot)」が正式名称のようです。
味わいは「確かに言われてみればトロピカルだな・・・」という感じでした~ ( ・◡・ )
2.世界一りんご / World #1 Apple
世界一という響きだけでカッコいい世界一りんご。
名前の由来は、果実が大きくて食味が良いという点から来ていますが、これは俗称で本当に世界一に大きく美味しいわけではないと言われています。
「デリシャス×ゴールデンデリシャス」の交配種で、気になる味わいはフジリンゴに近いものがあって、大きい割にそこまで大味ではありません。きめ細かい果肉でサクサクとした食感が楽しめますよ。
日本では世界一、ここカナダ・バンクーバーでも World #1 という名前でほんとにたまにですが見かけます。
3.麗紅(れいこう) / Reiko
麗紅は日本生まれの春が旬の柑橘。
最初見つけたときは「宝塚みたいな名前だな・・・」と思いました。「麗しの紅」で麗紅(れいこう)。カッコ良すぎませんか?
そんな麗紅は「清見×アンコール」と「マーコット」の交配種です。生まれは長崎県。
果皮が赤みがかったような橙なので、紅という言葉が名前に入っているんですね~。
ちなみに果肉もけっこう濃い橙です。
果皮が薄くて、手で簡単に剥くことができます。果肉を包んでいるじょうのう膜もとっても薄いです。
気になるお味はというと、果肉は濃い甘み × 酸味も十分でとってもジューシーでした。せとかと同じぐらいのハイクオリティーさ。
ちなみに、まだ見たことがないのですが、佐賀県産唐津地区でも麗紅を育てているようで、そこで収穫された一定以上の糖度・酸味を満たしたものは「はまさき」というブランド名でも流通しているとのことですよ。
4. デトロイト / Detroit
ほうれん草なんかと同じアカザ科の野菜が「デトロイト」です。
アメリカ合衆国ミシガン州の街の名前といっしょなので、最初発見したときは「無駄に名前がカッコイイな~」と思っていました。
ではなぜ「デトロイト」と呼ぶかというと、ビーツの紫色の品種「デトロイト・ダークレッド」の幼葉を摘んでいるからデトロイトなんです。
上の写真を見ると、葉っぱと茎に入った赤がたしかに似ています。(幼葉のほうが赤が濃いですが)
カナダでおなじみの野菜ビーツの幼葉と言われたら納得ですよね~。ガッテンいただけましたでしょうか?
葉の緑と鮮やかな赤い茎がサラダの色どりにぴったり。
ベビーリーフに入ってたりするサラダ商材ですが、日本ではベビーリーフみたいなサラダ野菜はまだまだ購入頻度が低いように個人的には思います。
そのせいもあってか日本のスーパーで働いているときは、全然売れなくて「どうやったらデトロイト売れるんだろう」と、困った商品でもあります(´;ω;`)ウッ
また、文部科学省の食品成分データーベースに登録されていなかったので、正確な栄養素の情報を手に入れることができなかったのですが、
Food Factsの「What Are Beet Greens Good For?」を参照すると、ビーツの葉はビタミンAやビタミンC、ナトリウムなどがかなり豊富なので、同様の栄養素が期待できるのではないかと思います。
素敵野菜なので、もっと日本でも広まればいいなと思います。
5.カクテルフルーツ / Cocktail Fruit
初めて見かけたのは日本のスーパー。
カクテルフルーツっていう名前で、グレープフルーツの果皮に緑が入ったような見た目。
「夜の街の香り・・・。これは怪しい果物がきたな(´_ゝ`)」と猜疑心たっぷりで購入。
実際に食べてみると、カクテルフルーツのジューシーさに驚いてしまったのであります。カクテルっていう単語が名前に入るのも分かるようなミックスフルーツジュースのような味わい(語い力)で、感動したのを今でも覚えています。
でも「そもそもカクテルフルーツってなんぞや?」と調べてみると、「ブンタン×マンダリンオレンジ」の交配種で、カリフォルニア州で主に栽培されていることが分かりました。
あのジューシーさはマンダリンから来ていたんですねぇ。文旦やグレープフルーツみたいな酸っぱさが苦手な人でも食べやすい甘さがプラスされています。
文旦と違って皮も手で剥きやすいので、そこも魅力の一つではないでしょうか?
バンクーバーでも時期になると、アジア系スーパーでぽつぽつ見かけます。
6.ブラックオリンピア / Black Olympia
もうブラックオリンピアという名前だけで惚れてしまいそうなブドウです。
発見したのは、野菜ソムリエHiroの故郷である岡山県は高梁市にある「世界のぶどう園」。
この世界のぶどう園、その名の通り世界中のぶどうがひとつの場所で栽培されていて、それはもう素晴らしい場所だったのですが、調べてみると2014年に閉園したそうです(´;ω;`)もったいなすぎる・・・。
ブラックオリンピア、名前だけ聞くと他の国のブドウかと思いきや、生まれは日本なんですよね。親は「S38巨峰×巨鯨」ということで、ブラックオリンピアの見た目も巨峰に似ています。
当時試食させてもらった際の記憶は残念ながら既にあまり無いのですが、甘かったことだけは覚えています。
今現在の日本でも、ほとんど栽培されていないレア品種なので、お店で見かけた際は迷わず購入してみてください。
7.マスカット・デューク・アモーレ / Muscat Duke Amore
世界のブドウ園ネタでもう一つ。
上の写真のブドウをご存知ですか?その名も「マスカット・デューク・アモーレ」!
もうその巨大な見た目といい、マスカットデュークアモーレなんていうベルサイユのばらに出てきそうな高級な名前からいい、イケメンすぎますね。
マスカットデュークアモーレは、平成9年に品種登録されている比較的新しいぶどうの品種。親は「マスカットオブアレキサンドリア×ブラック三尺」です。
世界のブドウ園に掲示されていた解説をみると、別名「甘太郎」。
洋名と和名の差に愕然としたことを今でも覚えています。
ぶどうの中では比較的遅く、熟すのは8月下旬です。最近人気の皮ごと食べられるマスカットで、糖度が高め!環境によって粒の色が黄緑、ピンク、赤に変化するそうです。
世界のブドウ園で見たものはかなり巨大化していましたが、通常に販売されているものはいつものブドウサイズになっている模様です。
8.龍目(ロンガン) / Long Gan
バンクーバーではけっこうお馴染みの果物「ロンガン」。龍の目と書いて龍目(ロンガン)と読みます。(リュウガンとも言います)
その名前の理由は、半分に切ると白い果肉の中央に大きな黒い種子があり、龍の目のように見えるためです。
ロンガンは東南アジアから中国南部原産で、沖縄でも育てられているので、日本で見かけたことがある方もいるかもしれませんね。
実際に食べてみると、ライチとけっこう似ている印象でパクパク食べられます。
ただ、ロンガンは実自体が小さくて種も大きいので、食べるところが少ないのが玉にキズかもしれません。
ちなみにたくさん食べると鼻血が出るなんて話も聞きますが、本当かどうかは謎です。(今度ロンガン見かけたら、鼻血が出るまで食べてみようか企んでいます)
9.プレジデントプラム / President Plum
プルーンの品種のひとつ「プレジデント」。
名前がもう逆らえないですよね。大統領プラム。
1901年にイギリスのHertfordshireにある Rivers Nursery で誕生したかなり大玉になるプルーンです。生でもそのまま美味しくいただける他、料理にも向いています。
ネットで調べてみたのですが、ほとんど日本語のページにヒットしなかったので、日本でプレジデントプラムを知っている方はあまりいないかもしれませんが、バンクーバーではシーズンになると八百屋でちょくちょく見かけます。
どうですか、この果皮の美しい色。
食べるのがもったいなくなってしまうくらい素敵なプレジデントプラム。
個人的にプラムの中で一番気に入っているので、ぜひ見つけた際は購入してみてください。
10.あまおう / Amao
最後は日本人の方ならご存知?のあまおう!
福岡県農業総合試験場で育成。2005年に登録されたイチゴです。とよのかやさちのかなどの他のイチゴに比べると少し高めかもしれません。
普通に考えると、「甘さの王様になれるように」という願いも込められていますが、あまおうの一文字ずつに意味が込められています。そこがカッコイイと思うんです。
■ ま・・・まるい
■ お・・・おおきい
■ う・・・うまい
ちなみに品種名は「福岡S6号」!なので、「あまおう」は登録商標(あだ名的な?)です。
福岡のブランドイチゴとして既に浸透していて、やっぱり高級感があるのではないかと個人的に感じています。
あまおうを使用したお菓子などの製品もたくさんありますよね~( ◠‿◠ )ダイスキ
明治屋 日本のめぐみ 福岡育ち あまおういちごジャム 150g×2個
最後に:イケメンすぎる名前の野菜果物教えてください~!
ということで、いかがでしたか?
あなたの食べてみたいイケメン野菜果物はありましたか?(´▽`)
今後もイケメンな名前の野菜果物を見つけたら、ご報告しますね!
あなたの知っているイケメン野菜果物があったら、ぜひ野菜ソムリエHiroにも教えてくださいね~!
野菜と果物の本なんかは面白い名前の野菜果物がたくさん載っているので、おすすめです~!