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Damien Rice : Live at Best Kept Secret Festival [Full Set]

time 2013/06/29

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アイルランドから。ダミアンライス(上の写真の真ん中の人)。
ぼくの一番好きな男性シンガーソングライター。
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出会いは高校3年生の頃。
そのころちょうど映画Closer(ジュード・ロウとかジュリア・ロバーツが出ている)が日本で公開になって、
ぼくはジュード・ロウが好きだったので、、トレイラーを繰り返し見ていたら、
映画自体にもそうなんだけど、印象的な音楽が在って、「誰の音楽だろう?」と思い調べたら、
それがダミアンライスの「The Blower’s Daughter」だった。

それからネットでいろいろ調べてみると、なにかに「玄人向けアーティスト」みたいなことも書かれていて、
自称音楽マニアのぼくのハートにさらに火を点けたのである。「聴いてやろうじゃねぇか。」と。
初聴からぼくはこの人の虜になった。
ファーストアルバムの「O」は、名盤中の名盤で、
はじめて音楽を聴いて泣いたアルバムでもある。
(何かのアンケートで「アイルランドでもっとも重要なアルバム第2位」だったと思う。1位はU2のヨシュア・ツリー。)
別に失恋しているときでもなんでもないときに泣けるのって、けっこうスゴイことだと思う。
彼の歌の、繊細でいて、破壊的なところが本当に好きだ。
矛盾を秘めた歌って、魅力的。
2ndアルバムが出たのが2006年。
ファーストアルバムほどではないけど、非常に良い曲(特に「Elephant」の刹那さに胸を打たれる)があり、
こちらも今でも愛聴している。

2ndアルバムからPVが恐ろしいリード・シングル。
それからほかにもぽつぽつ新曲が出ているものの、
ニューアルバムの発表は未だになくて、大のファンとしてはとても悲しかった。

アウンサンスーチーさんのためにつくられた曲。弾かれないピアノ、とは監禁されていた彼女のことだろう。

「ガソリン・レインボウ」というチャリティー・アルバムに収録されている曲。非常に良い。
しかしなんとこの度!
You-tubeに先日6月22日に行われたライブ映像がアップされていた!
しかもライブ1本まるまる!
ありがとうダミアン。
ライブアルバムも何枚か持っているのだけれど、それらは音声のみだったので、動画を通して観るのは初めてだった。
これDVD化すればいいのに思う。

若干老けたようにも見えるけど、
歌の力はさすがの一言。唯一無為。
出だしからぼくにとっては名曲のオンパレード。
「一緒に歌いたい。」っていうよりは、「黙ってしっかり聴いていたい。」という感じだろうか。
やっぱり個人的には31:13からの「Elephant」は特に印象に残る。
ギター一本を抱えて感情的に歌う彼を見たら、「やっぱり音楽ってすごい。」って思ってしまう、
そうさせる力が彼にはあるんだと思う。
日本では大して知られていないのかもしれないけど、
ぼくは一生聴いていくんだと思う。
それくらい愛している。
ではまた。

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