見た目は野菜。用途は果物?
今回は日本ではあまり見かけない珍しい野菜「ルバーブ」についてまとめてみました!
産地
・シベリア原産
・商業的にアメリカの北西の小さな地域で栽培される
・日本でも長野県と北海道で栽培されている
時期
・旬は6月頃
・春に出回るものは、食感が良い上に酸味も強いといわれ、季節を追うごとに、徐々に硬くなり、酸味も少なくなるといわれている
歴史
・少なくとも紀元前2700年頃の中国で既に使用されていたといわれている。
当時の利用方法は食用というよりも、医学的なことが主だったらしい。
見分け方
・良いルバーブの大きさの目安は50cm弱らしい
・軟らかいものは酸味が弱いとされている
・傷が無く、太さが均一なもの
・果皮に張りがあるもの
品種
大きく分けて2つ。
「紅茎種(チェリールバーブともいう)」と「緑茎種」
栄養
・茎にビタミンCが多い。また食物繊維も豊富
機能性
・根は便秘薬、熱を下げる、また体の浄化に使用
・脂肪の吸収を規制する。また便秘薬、腸の出血、月経の不調、結膜炎などにも用いられるよう
料理
・茎だけを食べる(葉は毒あり)
・本当のルバーブ愛好者は生の茎に砂糖をつけて食べるといわれている
・酸味のある茎を砂糖と一緒に煮て、デザートやジャムにするのが一般的(パイやジュース、サラダなどにも)
・生姜やイチゴと一緒に食べるとより美味しいといわれる
・茎でワインが作られることもある
・アジアでは、開花していない花を料理して食べるそう
・酵素がお肉の消化を助けてくれるといわれている。お肉のソースにも使われる
・バターで炒めて付け合せにしたり、薄切りにしてサラダも
保存方法
・プラスチックの袋に入れて冷蔵庫で最大3日
・寝かして保存すると味や栄養価が落ちやすいので、立てて保存
・水洗いした後によく水気を切れば冷凍保存も可能。(形が崩れやすくなるので、ジャム向き)
その他情報
・観葉植物としても楽しまれる
・ステンレスのスチールか、エナメル質のキッチン用具を使わないと、変色するらしい(アルミニウムか鉄は駄目)
・クレオパトラの専属医師が、ルバーブを薬として肝臓病や胃が弱い人に与えていたといわれている
・パイづくりに相性が良いことから別名「Pie Plant」
「果物のような野菜」
見た目はセロリぐらいの長さで、フキのような形をしています。
長野や北海道などわずかな地域で栽培されていたもようですが、野菜ソムリエHiroは岡山出身なので、お目にかかったことはなかったです。
ニュージーランドやカナダのスーパーでは、ルバーブはよく見かけるほどポピュラーな野菜です。(野菜コーナーに陳列してある)
夏を過ぎると味が落ちる野菜みたいですね。
生で少し茎を食べたのですが、甘味はほとんどなく酸っぱくて苦かったです。
すごくおもしろい野菜