野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

【見た目は普通のリンゴ!でも味はブドウ!?】 驚きの品種「グレイプル(Grapple)」まとめ


引用: Grapplebrandapples

皆さん、「ブドウの味がするリンゴ」の存在をご存知ですか?
今回は米国生まれの「グレイプル」について特集します。

グレイプルりんごの基本情報まとめ

品名


引用: grapplefruits.com

Grapple / グレイプル
※キャッチコピーは「Crunches like an apple. Tastes like a grape.」
(意訳:食感はリンゴ。味はブドウ。)

 

原産


引用: c-onursery.com

米ワシントン州の C&O Nursery が開発したりんご。

グレイプルの公式サイト(出荷までの工程を動画で見ることができます)の情報によると、ぶどうの風味が活かせるのは Washington Extra Fancy GalaFuji が最適で、ぶどう味を出すプロセスは特許取得済みとのこと。

 

親品種

人工的にブドウの風味を足しているので、元々の品種は「ガラ」or「フジ」

ちなみに2016年11月には新しい酸味の強いタイプも登場している模様。
※こちらは果皮が黄緑色でグラニースミスに近いものだと思われる。

 

保存期間

通常のりんごと同じように保存。

食べ時

フジとガラが旬となる秋頃だと思われる

主な用途

生食。酸味の強いタイプのグレイプルは調理用に。

グレイプルのレシピ集

*公式サイトに掲載されているグレイプルのレシピの一部を意訳。

★Crunchy Sliced Grapple
1.2つのグレイプルをスライスする
2.カップ1/2の量のシリアルを砕く
3.大さじ1のブラウンシュガーと小さじ2のピーナッツバターを混ぜる
4.3をスライスしたグレイプルの上に広げ、シリアルをのせて完成

★Dried Grapple
※簡単に干しリンゴをつくることができます。
1.グレイプルを1/4inchサイズ(=6.35mm)にカットする
2.レモン汁 or レモネードの入ったボウルにカットしたグレイプルを浸ける
3.金属製のラックにグレイプルを広げ、事前に温めておいたオーブン(180度)で2~3時間焼く。
4.オーブンの火を止めて、しっかり冷ます。すぐに食べても良し、密閉容器に入れて保存してもOK。

 

その他の情報

・コンコードグレープのような風味がある。
遺伝子組み換えではないリンゴを使用。
カロリーや糖分は余計に含まれていない。(中サイズのもので 95 cal)


引用: grapplefruits.com

 

Hiroのメモ書き:グレイプルの製造工程に感動!

ということで、いかがでしたか?

個人的にグレイプルの製造過程が垣間見られる動画が興味深かったです。以下、動画からちょっとだけスクリーンショットしてみました。


引用: grapplefruits.com

しっかり洗っていますね~。


引用: grapplefruits.com

りんごの海が・・・!


引用: grapplefruits.com

最後は清潔な格好をした人の手で梱包されていたんですね。

ちなみに、グレイプル、色んな方が「食べてみた」の動画を YouTube に上げているので、これを見てみても面白いですよ。実際に食べてみての個人的な感想は以下の通りです。

Hiroの実際に食べた感想
固さ:★★☆☆☆
甘さ:★★☆☆☆
酸味:★★★☆☆

古いものを買ってしまったのか、ちゃんとした甘味が飛んでいるような感じがしました。そのため、ブドウらしさもほぼ感じることができなかったので、新鮮なものにもう一度トライする必要があると思っています。

ちなみにグレイプルはアメリカとカナダで販売されています。(他のリンゴに比べて手間がかかっているので、値段が若干高め)
もしかしたら将来は日本でも輸入されることになるかもしれませんね ( ・◡・ )楽しみです。

 

※UBC植物園の「The Apples of the Apple Festival variety descriptions」を参考にさせていただいています。収穫時期もカナダに沿ったものだと思います。
※写真をクリックすると大きくなります。
※写真が必要な方は、お問合せページから気軽にご一報ください。

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