カナダBC州バンクーバーで暮らしていて辛いことの一つが、日本の果物が手に入りにくいことです。
特に個人的には、日本のブドウ(巨峰とかピオーネとかマスカットとか)と日本の桃が恋しすぎるのですが、それに加えてほぼ手に入らないのが日本の梨。
そんな中、先日自然薯掘りを見せていただいたジャポニカオーガニックファーム(Japonica Organic Farm)さんから、「日本の梨を狩りに来ませんか?」と誘ってもらったので、行ってきました!
ジャポニカオーガニックファームに行ってきた!
9月16日(土)当日、晴天!
野菜ソムリエHiroは、バンクーバーから King George 駅までスカイトレインで移動して、その後ファームの方に車で連れていってもらいました。(ありがとうございます~)
ファームは駅から車で約10~15分くらい離れたところにあるのですが、ダウンタウンの喧騒から離れ、改めてのどかでいいところだと思いました ( ・◡・ )
車の中で色々とファームについてのお話しを伺ったのですが、このジャポニカオーガニックファーム、日本でもあまり見かけないようなレアな野菜・果物を育てているところがやっぱりすごいんです。
例えば以下のようなものが栽培されていましたよ。
(苺狩りも行われていました)
そんな中、今回はメインの梨狩りにフォーカスしてお届け!
その他の野菜については、また別の機会にご紹介します~!
人生2度目の梨狩りをバンクーバーで体験!
以前、広島県の世羅(梨が有名)で梨狩りを体験したことがあるのですが、人生2度目の梨狩りをバンクーバーでさせてもらいました。
ジャポニカオーガニックファームで育てている梨はなんと3種類。しかも日本でもあまり見かけないようなレア品種もあったんです。
新世紀梨
まず最初に見つけたのが、新世紀梨。
日本で一般的に出回る梨は3種類(幸水、豊水、二十世紀梨)がメインなのですが、いきなりレアもの登場です。
この新世紀梨は二十世紀梨と同じ青梨の一種です。
親は「二十世紀 × 長十郎」といわれていて、「世紀が新しくやって来た」というのが名前の由来です。(そのままですね)
基本的に果皮が緑の梨はみずみずしさが特徴的なのですが、新世紀梨も爽やかな甘さとみずみずしい果肉を味わうことができました。
バンクーバーでは、一度二十世紀梨が出回っていたのをスーパーで見たことがあるのですが、それっきりだったので、本当に嬉しかったです。
長十郎梨
続いては長十郎梨(!)
神奈川県大師河原村の梨園で明治26年頃に当麻辰次郎氏によって発見されたといわれている梨です。その当麻家の屋号と同じ「長十郎」が名前の由来。
大正初期にかなり人気のあったといわれる梨ですが、現在の生産量は減少傾向。そんな日本でも珍しい梨をバンクーバーでいただけるなんて感動ものですよね~。
見た目は豊水梨とほぼ変わらない感じ。少しだけ豊水より赤みがかっているような感じでした。
まだ未熟という話を聞いたので、こちらは試食用に少しだけ狩らせていただきました。(まだ食べてない)
一般的には肉質がややかためで、ほどよい甘味があるといわれています。
豊水梨
そして最後は、日本人にとってはお馴染みの豊水梨!
日本で一番人気の幸水という品種は甘みが強く酸味が少ないのですが、豊水は甘み十分で酸味もほどよくあるので、甘酸適和の味わい!
家に帰って実際食べてみたのですが、もう幸せでした。みずみずしくて甘味もたっぷりあって。やっぱり日本の梨って最高だなぁ、と思いました。
こういうことって、海外に住んでいないと分からないですよね。
日本の梨を食べたい人はジャポニカオーガニックファームへ!
ということで、職場の人へのお裾分けも含め、どっさりと梨を狩らせていただきました!
今年の冬が例年に比べてかなり寒かったことなどの天候状況で、実が小ぶりになったそうですが、甘みは十分にのっていました。
来年は大ぶりのあまーーーい梨ができますように!
そして2017年10月7日(土)10am – 1pmまでに梨狩りが再度開催されるみたいなので、気になる方はジャポニカオーガニックファームのFacebookページをチェック!
バンクーバーで日本の梨を食べたい方は迷わずジャポニカオーガニックファームへ行ってみてくださいね!
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