(野菜ソムリエHiroの祖父母が育てているピオーネ)
あなたは今までにどんなブドウを食べたことがありますか?
野菜ソムリエHiroは珍しいブドウを見つけるとついつい買ってしまうのですが、今思いつくものを挙げるとこんな感じ。
ピオーネ / オーロラブラック / マニキュアフィンガー / コンコード / シャンパン / マスカット・デューク・アモーレ / ブラックオリンピア / ブラック三尺 / ルビーオクヤマ / ネヘレスコール / ビーナス / バッファロー / ニューベリーA / コールマン / スチューベン / 巨峰 / シャインマスカット / 桃太郎ぶどう / レッドグローブ / 紫玉 / 高妻 / デラウェア / ブルーサファイア / ムーンドロップ / ブラックフィンガー / ナイアガラ etc…
(バンクーバーで見つけたブルーサファイアグレープ)
色んなブドウのことを考えるとワクワクしてしまいますが、築地市場さんのTwitterを先日見ていると「葡萄の家系図」なるものが呟かれていました!これがまた素晴らしい情報量なので、今回はこの葡萄の家系図について取り上げてみたいと思います。
そして、家系図の中で気になった3つの品種についてもご紹介しますよ~!
|
この記事の目次
築地市場の葡萄の家系図が素晴らしい件
こちらがそのツイートです。
いや、最初にこの家系図を見たとき「すごーーーーーー!!!!」と思いました。
#葡萄の家系図、完成しましたー。元画像はかなり大きいのですがTwitterだと縮小されちゃうのかな?桃の家系図と同じくクレジット消さなければご自由にお使い頂けるので、どうぞよろしくお願いしまーす🍇\(^o^)/🍇
協力&応援ありがとうございました! pic.twitter.com/4X0aCGL8fj— 築地市場ドットコム (@tsukijiichiba) 2017年10月28日
この葡萄の家系図、もはや細かすぎて覚えられない(笑)のですが、ずっと見ていても飽きない代物。「さすが築地市場さま」と崇めたくなりますね。
いくつか野菜ソムリエHiroが「この家族気になる!」と思った箇所を紹介しますね!
葡萄の家系図を見てきになった品種3つ
1. シャインマスカット ♡ レッドグローブ = 恋人
皮まで食べられて種も無いことで人気が出ている「シャインマスカット」と、日本では外国産の皮まで食べられるブドウとして知られている「レッドグローブ」が恋に落ちて生まれた葡萄の名前、なんと「恋人」というそうです。
恋をして生まれた子どもの名前が「恋人」というひねった感じの名前もステキですよね。
ネットで調べてみると、志村葡萄研究所さまのウェブサイトに写真がありました。その色合いとカタチから、なんとなーく(ほんとになんとなく)名前の由来がつかめる気がしますね~ ( ・◡・ )
2. シャインマスカット ♡ マニキュアフィンガー = マドンナの宝石
またまたシャインマスカットが登場。
個人的に最高に素晴らしい品種「シャインマスカット」を親に持ち、可愛らしい見た目で人気の「マニキュアフィンガー」がもうひとつの片親ということで、それだけでも味がどんなものかワクワクしませんか?
さらにそのお名前、なんと「マドンナの宝石」!
これは命名した方に拍手を送りたいですね。
ネットで調べてみると、これまた志村葡萄研究所さまのウェブサイトに写真がありました。
「糖度が20度」なんて書いていたので、相当甘い葡萄ではないかと思います。日本に帰ったら真っ先に志村葡萄研究所さんに行きたいです。。。っていうか、日本に住んでいる人、葡萄に関してはうやらましすぎ。
3. 藤稔(ふじみのり) ♡ ピオーネ = ブラックビート
「藤稔(ふじみのり)」といえば食味がいいのですが、昔スーパーで取り扱っていたとき、新しくても実離れが良すぎて、売るのが難しかった品種。
そして、「ピオーネ」は大玉で味が濃くギフトにもぴったりの品種。
見た目こそ似ているこの2品種が恋をして生まれたのが、「ブラックビート」という品種だそうです。
実際に農林水産省の品種登録データベースで調べてみると、2001年5月7日に出願され、2004年6月4日に登録されたブドウのようです。出願者の方のお名前は河野隆夫さん。
引用: 農林水産省 登録品種データベース
以下、農林水産省の品種登録データベースから引用、一部抜粋です。
この品種は、「藤稔」に「ピオーネ」を交配して育成されたもので、果皮の色が紫黒、果粒が短楕円で極大粒の育成地(熊本県宇土郡不知火町)では7月下旬に成熟するかなり早生の品種である。
果房の形は有岐円錐、大きさは極大、長さは長、着粒の粗密は粗、果梗の太さは太、長さは中、色は黄緑である。
果粒の形は短楕円、大きさは極大、果皮の色は青黒又は紫黒、果粉の多少は多、果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は中間、甘味は中、酸味は少、渋味は無~極少、香気は無、果汁の多少は多、種子の数は少、形は中、大きさは大である。
発芽期及び開花期は中、成熟期はかなり早で育成地においては7月下旬である。「巨峰」及び「ピオーネ」と比較して、果粒の形が短楕円であること、香気が無いこと等で区別性が認められる。
ということで、ブドウの中ではかなり早く収穫される品種みたいです。
一度食べてみたい人!!
はーーーーい!!
新しい発見がいっぱい!築地市場の葡萄の家系図は必見!
ということで、いかがでしたか?
野菜ソムリエHiroも、これからじーーーーーーっくりと葡萄の家系図を見てみるつもりです。
引用: 築地市場ドットコム
ちなみに、この葡萄の家系図はクレジットさえ入っていれば自由に使えるということなので、学校の教材にもいいですよね~!(´▽`)
そして「第1号」という記載もあるので、今後第2号も出るのか!?
築地市場さん、期待しています~!(自分で調べろとか言わないでくださいね)