近くのスーパーで扱っていたので、購入しました。(2月11日)
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歴史
1820年に宮崎で偶発実生。ゆずが関与しているらしい。
明治時代に栽培されるようになり、1887年に日向夏みかん、と名づけられた。
昭和初期には、高知県栽培が始まった。
また、「ニューサマーオレンジ」という名前で、東京・大阪市場に出荷された。
静岡では1920年ごろから導入。1955年ころから本格的に栽培スタート。
産地
宮崎(約3割)、高知(約4割)が主。他は愛媛、静岡など。
地域によって呼び名が異なっている。
「小夏(または土佐小夏)」(高知)、「ニューサマーオレンジ」(静岡、愛媛)
「日向夏」(宮崎)
時期
2月中旬頃からハウスものが出回る。
3-4月はまだ酸味が多い。4-6月頃に食味がよくなる=旬。
7月中旬まで出荷される。
見分け方
他の国産柑橘と同じだと思われる。
栄養
みかんと同程度と考えられる。
100gあたり26mgのビタミンC
料理
そのまま食べたり(黄色い外果皮は剥く)、果汁を絞ってジュースにする。
外果皮を剥いた後に、ふかふかの白い皮を多く残すようにスライスし、砂糖をかけて食べる。
刺身にし、醤油をつけて食べる。(宮崎の地元のみ?)
太巻きの中の具や餃子の具にする。宮崎県発祥と言われるレタス巻きの具にも使用される。
皮を利用してマーマレードにする。
一般的な柑橘類と同じく果実酒にする。※ウィキペディアより抜粋
保存
新聞紙に水分を含ませ、果実全体を包むようにしてポリ袋に入れ、野菜室で
販売のポイント
・皮を包丁で薄くむき、白い皮(アルベドという)が付いたまま食べると風味が良い。
じょうのう部分(薄皮)に甘みがある。
・バランスのとれた爽やかな甘酸っぱさ。果汁が多い。
・甘み、酸味、香り(ゆずに似ている)が独特。グレープフルーツ、レモンの味に近いが、
グレープフルーツより酸味が少なく、さっぱりした味。
・初夏を予感させる季節にぴったりの果実。
その他情報
・いくつか品種がある。
「オレンジ日向」「宿毛小夏」「西内小夏」「室戸小夏」「はるか」
・じょうのうは8-12室。
・重量は200g程度。
・種子は多い。20-30個くらいある(らしい)。
・皮は厚め。
・種無し、小核、普通の3種類が存在する。
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青果部で長年働いていて恐縮なんですが、これ、八朔とかと同じ時期が旬かと思っていました。
ぜんぜん旬がずれているんですね。恥ずかしい。
そういえば、5月か6月かに高知に行ったとき、大量に販売されていたのを思い出しました。
贈答用のものもたくさんありました。
味は、本当に甘いというよりは酸っぱい。ゆずの香り、レモンの酸味、といったところでしょうか。
でもそのさっぱり感が美味しい。
バラフみたいに、名前が地域で異なるのが、多少ややこしいです。岡山市内では、「日向夏」が一般的。
ちなみに「はるか」は日向夏の雑種だそう。