【死ぬまでに一度は見たい光景】クランベリーの収穫が想像を超えている件
2022/06/26
あなたはクランベリーが好きですか?
日本ではあまり見かけることがないクランベリーですが、北米では一般的に知られている人気の果物です。
和名は、オオミノツルコケモモ!
ここカナダ・バンクーバーでは、毎年秋頃になるとクランベリーが八百屋やスーパーに並び、売り場に彩りを加えます。
生のクランベリーは酸味がかなり強くて生食には向かないので、ジャムやジュース、ソースなど加工するのがほとんど。
以前、実際に生でクランベリーを食べてみたことがあるのですが、ものすごく酸っぱくて食べられたものではありませんでした( ̄* ̄ ;;)スッパ
特にサンクスギビングデー(毎年11月にある感謝祭)には、多くのカナディアンがターキー(七面鳥 ↑)にクランベリーソースをかけて食べるため、
カナダで一番クランベリーが売れる日となります。(アメリカも同じくサンクスギビングが一番クランベリーが売れる日です)
もしかしたら、「七面鳥にクランベリーソース!?合うの??」と思う方もいるかもしれませんが、個人的に酸味と甘みのバランスが絶妙でけっこういい感じの組み合わせなんですよ。
ところで、見た目がコロコロとして宝石のように美しいクランベリー。
あなたはクランベリーがどのように収穫されるか知っていますか?
今回は、野菜ソムリエHiroが最近観た動画をもとにあなたの想像を上回るクランベリーの収穫方法について紹介します。
以下の2021年の記事もチェックしてみてください↓
【驚きの収穫方法】まるで赤い湖みたいなクランベリーの収穫風景動画
ということで今回お世話になる動画は、野菜ソムリエHiroが大好きな TRUE FOOD の人気ウェブシリーズ「CRANBERRY | How Does It Grow?」です。
既に250万ビュー以上あるこちらの動画はアメリカ・ニュージャージ州での収穫作業が撮影されています。
人々のクランベリー収穫作業への関心の高さが伺えますね(´⊙ω⊙`)!
実はクランベリー、元々北米が原産。かなり古い時代から食用だけでなく、染料や薬の材料として北米の先住民に利用されていました。
そして今でも、アメリカ北部やカナダを中心に栽培されているんですよね。
引用: CRANBERRY | How Does It Grow?
クランベリーの木は常緑の小低木。光沢のある厚くて硬い葉です。
栽培品種は100を超え、そのうち主要なのは約15種類程度といわれています。冷涼な気候の場所で、湿地の酸性土壌が栽培に適しています。
引用: CRANBERRY | How Does It Grow? ボグの様子
クランベリーは、「ボグ」という特殊な畑で栽培されています。
ボクは日本の水田に似ていて、地表面は平坦・傾斜のないように整備されています。そして、ボグのまわりに低い土手をつくって、内側に水を溜めることができるようになっています。
空から見るといかに異様な光景かが分かりますね。
引用: CRANBERRY | How Does It Grow? 熊手でクランベリーをかき集める様子
クランベリーの植え付けは通常4月の終わり頃から5月に行われ、その翌年には実が成ります。ただ、商業的に収穫できるようになるのは3年目から。
植え付けから10年経つころに、やっと盛果期になるといわれています。
引用: CRANBERRY | How Does It Grow? 水に浮かぶクランベリーの実
また、クランベリーの収穫の時期は品種によって異なりますが、早いもので9月中旬頃、遅いもので11月中旬頃。
先述したサンクスギビングデーも11月にあるので、クランベリーの旬ドンピシャです。
引用: CRANBERRY | How Does It Grow? クランベリーの海の中
引用: CRANBERRY | How Does It Grow? 機械でクランベリーを収穫。
そして、クランベリーの収穫は「ウエットハーベスティング」と「ドライハーベスティング」の2通りがある、って知ってましたか?
ボグに水を入れて、収穫機でかき回すことでクランベリーの果実が浮き上がる。
■ ドライハーベスティング
芝刈り機にクシしたいなベルトコンベヤーのついた収獲機でクランベリーを収穫する。
動画で紹介されているのは、もうお分かりの通り「ウエットハーベスティング」。
通常、ほとんどのクランベリーはウエットハーベスティングで収獲され加工用に回されます。そして少量が生食用としてドライハーベスティングで収穫されているといわれていますよ( ◠‿◠ )
↑スーパーなんかでは、生のクランベリーはこんな感じのパッケージで売られていることが多い
「カナダやアメリカのスーパーに初めて行く」という方は、クランベリージャムやクランベリーソースの缶詰、クランベリージュースなど、クランベリーの加工食品の多さに驚くかもしれません。
それくらい、北米でクランベリーは愛されている果物なんですね~。
最後に:死ぬまでに一度は見たいクランベリーの収穫風景。
ということで、収穫の光景はまるで赤い湖が誕生したかのような摩訶不思議な光景ということが分かりましたよね!
奇妙な微生物でも大量発生したのかと勘違いしちゃいますが、全部クランベリー!
すごいですよね~( ◠‿◠ )
↑フォートラングレーのクランベリーフェスティバルの様子
ちなみに最後になりますが、野菜ソムリエHiroが住んでいるバンクーバーエリアでも、フォートラングレーという街で毎年10月頃にクランベリーの収穫をお祝いするクランベリーフェスティバルが開催されています。
フェスティバルではクランベリーを使ったお酒や石鹸、キャンドルなんかも販売されていましたよ~。
ということで、いかがでしたか?
果物好きとしては、人生で一度はクランベリーの収穫作業、自分の目で見てみたいと思いませんか?( ◠‿◠ )
野菜ソムリエHiroは「今年こそはこの光景を自分の目で見る!!」と心に決めています。
もうこの想いを抱いて3年が経過していますが、今年こそは・・・!!汗
歴史は?栄養は?見分け方は?クランベリーの知識まとめ
オーシャンスプレー クレーズン ドライクランベリー 1360g Craisin Dried Cranberry
↑カナダでよく見かけるブランド。ドライクランベリーって、レーズンと違って甘すぎないので、個人的にとっても好きです。
KIRKLAND (カークランド) シグネチャー オーシャンスプレー クランベリー 2.83L×2本KIRKLAND(カークランド)
↑こちらもカナダで人気のブランド。クランベリージュースに果汁100%がないのは、果汁は酸味と苦味が強く、そのまま飲むには適さないためです~。
クランベリーソース (つるこけももの缶詰) 397g
↑感謝祭やクリスマスの七面鳥料理に必要不可欠なクランベリーソース!