この記事の目次
品名
ナツメ(英名: jujube)
和名は「夏芽」とも書く。
初夏になって芽を出すことによる。
植物学上の分類
クロウメモドキ科
歴史
●チュウゴクナツメは南ヨーロッパおよびアジア西南部の原産とされているが定かではない。(中国かインドともいわれる。)
●ローマ時代には地中海沿岸に伝わる。
●中国、地中海沿岸では古くからの重要果樹となっている。
●中国では4000年以上前から栽培されており、とても愛されている果物である。
●西洋ではリンゴと同じくらい人気がある。
●世界中の温帯や亜熱帯地方で観賞用とその果実のために栽培されている。
●日本には野生種はない。古い時代に中国から渡来。品種改良されず果樹として発展しなかった。
品種
主なものは2種類。
①チュウゴクナツメ(Chinese date or Chinese jujube)
英名Chinese dateは乾燥果実がナツメヤシの乾燥果実デーツ(date)に似ることから。
現在中国において400種以上が知られる。
②インドナツメ(cottony jujube or Indian jujube)
インドナツメはアジア南部、アフリカ、オーストラリアに分布している。インドには90以上の品種がある。
特徴
たいていはドライフルーツとして売られている。
jujubeの味はリンゴかデイツに少し似ているといわれる。
産地
●チュウゴクナツメは中国が世界の9割以上を占める。
●台湾ではインドナツメが生産されているそう。
●北アメリカ、南ヨーロッパ、中東と南西アメリカ、韓国、ベトナム、インドでも栽培されているそう。
時期
基本的に7-8月の夏ごろだと思われる。
見分け方
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栄養
●生果で糖分25~35%、ビタミンC400-600mg/100g、ビタミンP(ルチン)を3000mg含むとされる。
●カリウムも含む。
●乾果は100g当たりのエネルギー287kcal、炭水化物71.4g、たんぱく質3.9gなどを含む
●乾果はビタミンCは乾燥の過程でほとんど失われるため1mg程度。
機能性
●何千年も前から医療に用いられている。種に有効成分が多く、咳や熱の治療に使用される。
●がん細胞の成長を妨げる効果があるかもしれないといわれているが謎。
●果実と種は糖尿病や胆汁の治療に使用され、怪我の治療にも用いられる。
●仁(核の中にある食用可能な部分)は不眠症の治療に使用され、心拍を規則正しくととのえてくれる関係があるそう。
●花を煎じたものは目薬に使用される。
●葉は湿布として使用されるほか、肝臓のトラブル、喘息、熱の治療に使用される。
料理
●生食のほか、乾果として菓子や料理に利用される。パンケーキのソースに使われたりする。
●中国では蜜で煮詰めたものがもっとも一般的な加工品。
●デイツや他のドライフルーツのように扱われたり、スナックのように食べられたりされる。
保存
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販売のポイント
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その他情報
●アジア圏ではその栽培の容易さから価値を置かれているそう。
●世界中で人気とは言えないが、世界中で愛される果物になる可能性がとてもある果物である。
●日本では果実を砂糖と醤油で甘露煮にし、おかずとして食卓に並ぶ風習が、古くから飛騨地方のみで見受けられる。
特別参考資料
● Wikipedia ナツメ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%84%E3%83%A1
● クサマヒサコさまの野菜ノート
http://vege.way-nifty.com/vegetable/2010/10/6-fcfa.html
Hiroのメモ書き
ぼくは日本にいるときナツメというものを恥ずかしながら知らなかったので、
上の写真をFacebookでアップしたときに友人の方が「これナツメじゃない?」と教えてくれたのでありました。
実際食べてみるとそんなに美味しいものではなかったです。他のサイトなどにも書いてあるとおり「青りんご」のような味というか、ぼくが購入したものはあんまり新しくなかったのか、味すらさほどせず、で。
ちなみに赤色のナツメと緑色のなつめの違いを探していたところ、
上記のクサマヒサコさまのサイトに答えが書いてありましたので、抜粋させていただきます。
一度緑でも、赤くなったものでも、新鮮なものに挑戦してみたいですね。