野菜ソムリエHiroが暮らすカナダは、日本では見ることができないようなリンゴがたくさんあります!
八百屋さんなんかに行くと、1年を通して絶対5種類以上のリンゴがいつもお店に並んでいるイメージで、秋や冬には10種類以上になったりもするので、リンゴ好きの人には楽しい国だと個人的に思っています。
そんな中、先日アップルフェスティバル(記事にもしました)やファーマーズマーケットで珍しいリンゴの品種を7つ見つけたので、一つずつ実際に食べてみた感想とともに紹介します!
あなたの知らないリンゴが絶対一つはあると思うので、ぜひチェックしてみてください。
(自信満々に言い放ちましたが、知ってるリンゴばっかりだったら、ごめんなさい!)
この記事の目次
1.マカウン(Macoun Apple)
酸味 ★★★★
固さ★★★
「McIntosh」と「Jersey Black」を親に持つりんごがマカウンです。中生のリンゴでニューヨークで1923年に誕生しました。
親のマッキントッシュに似ている感じですが、果皮の赤がもっと濃い感じです。
手元にあるUBC Botanical Gardenの資料によると、10月初旬に収穫され12月頃まで保存されるリンゴとのこと。
購入したのは、UBCのアップルフェスティバルにて。上の写真がそうなのですが、けっこう大きなサイズのマカウンでした。見た目から充実感が伝わってきました。
実際食べてみた感想は、「あくまで平均的なりんごだな~」とちょっと残念な結果に。甘さももちろんあって、酸味がけっこう強め。歯ごたえもそこそこでいいのですが、ピンとくるものがありませんでした(´;ω;`)ウゥゥ
もしかしたら、野菜ソムリエHiroはマッキントッシュの味をそこまで愛していないので、そのせいかも・・・。(すまん、マッキントッシュ・・・)出鼻をくじかれました。(いや、普通に美味しいんですけどね。普通なんです。)
2.ゴールデンラセット(Golden Russet Apple)
酸味 ★★
固さ★★★★
見た目がけっこう不味そうだったので、正直期待してなかったのですが、今回の食べ比べで一番びっくりした品種がゴールデンラセット。ファーマーズマーケットで購入しました。
ゴールデンラセットは10月下旬に収穫される古い歴史のあるアメリカ生まれのりんごです。昔はリンゴ酒によく使われていたようで、凍結温度に近い環境でタルに入れて保存して、春頃まで売りに出されていたようです。
実際に一口噛むと上品な砂糖水みたいな甘さが口の中に広がりました。そして、そのあとがクリーミーなんです。
店員のおばちゃんが「これ、あたしの一番のお気に入りなのよ~。マジ旨いから~」と言っていた意味が食べて分かりました。
皮がけっこう硬いかも?と思ったのですが、このクリーミー×シュガーな味わいは非常に面白かったです。
日本でゴールデンラセットが手に入るのかよく分からないのですが、もし見つけた方はぜひトライしてみてください。品質さえ良ければ、後悔しないと思います。
3.アレット(Arlet Apple)
酸味 ★★★★
固さ★★★
ヨーロッパよりアメリカで人気のりんごで、Swiss Gourmet の名前でも知られているのがアレット(or アーレット)です。親品種はゴールデンデリシャスとアイダレッド!
別名のとおりスイス生まれで、今はあまり商業的な栽培は行われていなくて、民家の庭などでの栽培に限られているようです。
実際にアレットを食べてみると、酸味がなかなか目立つ品種と感じました。
でも甘みもたっぷり。甘くて酸味のあるリンゴが好きという方に特にオススメで、個人的に日本でよく手に入るジョナゴールドに近い印象を受けました。芳香も良いです。
4.トールマンスイート(Tolman Sweet Apple)
酸味 ★★★★
固さ★★★★
ファーマーズマーケットで購入したトールマンスイートというアメリカ生まれのリンゴです。
親品種は Sweet Greening x Russet と言われていますが、謎に包まれているようです。1822年に誕生したということからも、かなり古い品種であることが分かります。
実際に食べようとすると、包丁入れたときにけっこう硬くてびっくりしました(笑)
甘さを楽しむというより、酸味が好きな人にオススメしたいです。明らかにクッキング用のりんごです。
食べた後に舌にざらっと残る感じが、同じクッキングりんごのグラニースミスなんかとはちょっと違う味わいでした!
歴史のあるりんごを食べられるだけで、なんだか幸せ。ありがとう、トールマンスイート。
5.オールド・ペアメイン(Old Pearmain Apple)
酸味 ★★★
固さ★★★★★
かなり昔からある品種のようで気になってファーマーズマーケットで購入したのがオールド・ペアメインという品種のりんご。
「Pearmain」という名前のりんごもあるのですが、それとはまた別品種とのこと。
購入したものは、つまめるほどの超小さいサイズだったのですが、小~中くらいのサイズまで育つみたいです。
収穫時期は10月初旬頃。味わいはリッチな感じとのことだったので、生でトライしてみたのですが、まず皮がけっこうしっかりしている印象を受けました。
味は酸味が際立っていましたが、甘さも見え隠れしている、そんな感じで、なかなか悪くなかったですよ( ◠‿◠ )
ちなみに、オールドペアアメインは、1820年にイギリスで誕生したとのこと。歴史深すぎですね・・・。そんなりんごを現代で食べられることができて、またしても幸せ・・・( ^ω^)
6.リンドル(Lindle Apple)
酸味 ★
固さ★
ファーマーズマーケットで購入したリンドルという名前のりんご。ネットで調べてみると全く情報がなくて笑いました。(お店に書かれていた名前、本当に合ってるのかな苦笑)
また、購入したものが古かったのかは分からない(全く外見で分からなかった)のですが、けっこう砂っぽい食感で残念でした。
甘味がちょっと目立つくらいで、さほど楽しめなかったです・・・。
次に食べる機会があれば、もう一度挑戦してみたいです。(新鮮なやつに限りますが)
7.アーカンソーレッド(Arkansas Red Apple)
酸味 ★★★★
固さ★★★
最後は、アーカンソーレッド。こちらもなんとネットの情報無しw
いや、ネットの力がないと野菜ソムリエHiro、何もできないなと実感しましたね。
唯一発見したのは、 アーカンソーブラック(Arkansas Black)という赤が濃い別品種でした。
アーカンソーブラックは19世紀中ごろにアメリカのアーカンソー州にあるBenton Countyで誕生したとのことなので、アーカンソーレッドも同じ土地で生まれたのではないかと勝手に推測しています。
実際に購入したものはかなりの小ささでした。サイズは別にして、見た目がけっこう良い赤リンゴだったので、甘いのかと思っていたら、酸っぱい系のリンゴでした。
歯ごたえもけっこうあって一噛み 一噛み酸味を味わえるリンゴだと思いました。いやはや、レア品種すぎても情報がなくて困りますね(汗)
最後に:カナダにはまだ見ぬリンゴの品種がいっぱい!
ということで、「食べてみたい!」と思うリンゴはありましたか?むしろ知っているリンゴはありましたかね・・・?
個人的に、ファーマーズマーケットで買ったゴールデンラセットの味が忘れられません。
見た目もそうですが、他のリンゴの味となんか違うんですよね。あの砂糖水がじゅわああってりんごからあふれ出てきたような感覚、ぜひとももう一度味わいたいものです。
皆さんのお気に入りのリンゴも野菜ソムリエHiroに教えてくださいね~!
ちなみに野菜ソムリエHiroが今一番食べてみたいりんごは蜜入りすぎな究極蜜りんごたちです。
以前記事にもしているので、チェックしてみてくださいね。
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