みなさん、上の写真の果物を見たことがありませんか?
果皮が赤紫っぽくて見た目のゴツゴツ感とは正反対の果肉の美しさ!野菜ソムリエHiroも非常に気に入っている果物、その名も「カクタスペア(Cactus Pear / 別名 Prickly Pear)」です!
バンクーバーでは普通のスーパーでもけっこう品揃えされていることもある果物です( ◠‿◠ )
そんな中、先日初めて行ったカナダの大型スーパー Save On Foods に、いつもとはちょっと違うカクタスペアがあったんです・・・!それがこちら。
カクタスペアの果皮の色が黄色っぽい緑・・・!!( Д ) ⊙ ⊙
最初見たときは「このカクタスペア未熟じゃね?」と疑ったのですが、「違う品種だったらどうしよう・・・」と思い直し、購入しました。
そこで今回は、カクタスペアについて色々と紹介したいと思います!果皮が黄緑色のカクタスペアを食べてみた感想もお届けしますよ~!
この記事の目次
カクタスペア(ウチワサボテンの果実)について基礎知識
VIDEO: For generations Algerians like the Gueldasmi family have barely eked out a living growing prickly pear fruits, but thanks to the cactus's new found virtues their lives are steadily improving. pic.twitter.com/LjPTEITQn2
— AFP news agency (@AFP) 2019年2月16日
(上の動画でアルジェリアのカクタスペア農家の作業場が見られます)
以前もブログで詳しくまとめたので、ここでは簡単にカクタスペアについて紹介します。
カクタススペアは中央アメリカ原産で、ウチワサボテンの果実のことを指します。主にメキシコと地中海地方で食べられている果物です。(ガラパゴス諸島の一般的なゾウガメの主な食料源らしいです)
「ツーナ / トゥナ(Tuna)」「prickly pear(棘を持った梨)」「Indian fig(インドのイチジク)」といった呼び名もあって、今回購入したものは「Prickly Pears」という名前で販売されていました。
ちなみに、ペア(英語で梨を指す)という名前が付くものの梨のファミリーではなくて、単純に形が梨に似ていたからpearという名前が付いているといわれています。
ウチワサボテンの果実ということで、ほんとにサボテンにポコポコ生えるんですよね・・・。実際には見たことが無いのですが、写真を見る限り何か不思議な感じです(汗)
もちろん果実もとげとげしいのですが、お店で販売されているカクタスペアは、トゲが全て落とされているので、安心して触ることができます。
「そういえば、どうやってカクタスペアのとげを取り除いているんだろう?」と疑問に思ったのですが、以下のビデオでは、イケメンお兄さんが炎でカクタスペアをあぶってトゲを取り除いていました~。
そして今回購入したカクタスペアがこちら。黄色と緑を混ぜたようななんとも言えない色合いはまるで未熟な果実のようですよね。
でも、実は上の写真のカクタスペア、撮影の時点で完熟しておりまして、お尻の一部分が既に腐ってきておりました。
そこで、半分に切ってみると・・・
なんと、まぁ!!どうですか?!この美しすぎる橙色のような果肉!!!
もう切った瞬間に、「うはは~!!!」と変なテンションで不気味な笑い声をあげてしまうほどビックリ。「美しいものには棘があるとはまさにこのことか!」と思いました(笑)
ちなみに、(バンクーバーで)一般的な色のカクタスペアもひじょーーーーーーーに美しいんですよ( ◠‿◠ )この色を見たいがために購入してしまいます↓
ちなみに、カクタスペアには品種がたくさんあって、色々調べたのですが、今回購入したものがどれに当たるのか結局全く分かりませんでした。値札なんかに品種名が書いてないのが普通なんですよね~。そこがちょっとさびしくもあります。
なので、おそらく今回購入したスーパーの青果コーナーの人たちも知らないと思いますw
また、カクタスペアには果肉が緑っぽい品種や、薄黄色っぽい品種もあるので、いずれは挑戦してみたいと思っています。以下の動画のおじいさんも果皮が緑で果肉も緑っぽい品種を食べていました。うやらましい・・・!
実際に果皮が黄緑で果肉が橙色のカクタスペアを食べてみた
ということで、実際に果肉が橙色のカクタスペアを食べてみました!
以前、野菜ソムリエHiroが上の写真の赤紫色のカクタスペアを食べたときは、「糖度11度くらいのスイカ」と表現しました。
今回の橙色のものは色も濃いし、なんだか見た目がとても美味しそうだったので、かなり期待して食べてみると、
「糖度9度くらいのスイカ」っていう表現がぴったりでした。ガビーン
なんか果肉が甘さ控え目で、ジャリジャリしていて、もうスイカなんですよね、カクタスペアって。(まぁたしかに赤色の果肉のスイカのほうが一般的に黄色の果肉のスイカより甘いし・・・)
個人的には「そこまで甘さ控えなくても・・・」って思ってしまうのですが、これが好きな方もきっといるはず!よく言えば、マイルドな甘さで美しい果肉のスイカw
また、カクタスペアには硬くて丸い種がたくさん入っているので、注意!野菜ソムリエHiroは噛まずに飲み込む派です。一応種は食べることはできますが、気に入らなければ吐き出すのもOKです。
ちなみに 種が苦手という人は、カクタスペアをジュースにして飲むのがベターかもしれません。果肉の色合いが非常に美しいので、美しいジュースができるはずです。
有名YouTuberのコヨーテ・ピーターソンさんは、自身のチャンネル Brave Wilderness
にて、カクタスペアをその場で収穫してソックスに入れて果汁を絞っていました・・・w
赤紫色のカクタスペアの果汁を「ゾンビジュース」と表現していましたよ( ◠‿◠ )
最後に:カクタスペア(ウチワサボテン)の別品種を見つけた方はぜひ野菜ソムリエHiroにも教えてください
ということで、いかがでしたか?
個人的にカクタスペアの味にはそこまで惹かれないのですが(汗)、その見事な果肉の色は一度生で見る価値ありです!
野菜ソムリエHiroは緑色の品種やもっと薄い黄色の品種はまだ試したことがないので、もし「ここで売ってたよ~」とか「私食べたことあるけど、こんな味だった」という方は、ぜひ教えてくださいね~!
カクタスペアはけっこう話のタネになるので、手に入る機会があれば、ぜひ一度試してみてください!(日本では見たことがありません・・・)
また、最後になりますが、カクタスペアの種子に含まれる成分は美容製品に人気なんです。実際に食べたことはなくても、化粧品として使っているという方もいるかもしれませんね( ◠‿◠ )
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