野菜ソムリエHiroは珍しい野菜果物を探すのが趣味のひとつなのですが、カナダでずっと探していたものの一つに「コットンキャンディーグレープ」があります。
人生で一度は体験してみたいと常々思っていたのですが、ついに先日
コットンキャンディーグレープを発見シタ――(゚∀゚)――!!
ということで今回は、魅惑のレア果物「コットンキャンディーグレープ」を特集!食べてみた感想も一緒にお届けします♪
この記事の目次
はじめに:まるでわたあめの味?コットンキャンディーグレープ(Cotton Candy Grape)って何?
コットンキャンディーグレープは、見た目はどこにでも売られているようなシードレスグリーングレープです。
ただ、そのコットンキャンディー(わたあめ)という名前から分かるように、わたあめのような甘味が体験できる珍しいぶどうとして知られています。
When Cotton Candy grapes are ripe, it's perfectly normal for them to take on an amber color. #cottoncandygrapes #grapery pic.twitter.com/5dxI9u9uOc
— Grapery (@graperygrapes) 2017年8月21日
元々は、カリフォルニアのInternational Fruit Genetics(IFG)によって開発された品種で、コットンキャンディーグレープの開発には何と12年が費やされています。(2010年、IFGはコットンキャンディーグレープの特許を取得し、世界のぶどう農園にライセンスを付与しています)
農家の方の長年の努力の結晶がコットンキャンディーグレープなんですね〜( ◠‿◠ )
以下の動画では、 コットンキャンディーグレープを栽培しているぶどう農園の Grapery® がどのようにコットンキャンディーグレープを栽培しているのか観ることができるので、ぜひチェックしてみてください(英語です)
メディアに取り上げられて人気に
コットンキャンディーグレープは2011年ごろから市場に出回るようになったといわれていて、今までにBuzzfeed(上の動画)や Today など数多くのメディアや有名人に取り上げられて知名度を上げました。
また、2018年には、アメリカのコスコ(Costco)でコットンキャンディーグレープを入荷したこともニュースになりました。(上の写真は2018年6月のもの。ただ入荷するだけでニュースになるのはすごい!)
さらにSNSを見ても、「ぶどうなのにワタアメの味がする!一体どういうこと?!」「コットンキャンディーグレープが再入荷したって・・・。買いに行かなきゃ」など、コットンキャンディーグレープのファンはかなり多そうです。
on a little weekend trip with fiona rn and we bought cotton candy-flavored grapes i shit you not
grapes. that taste like. cotton candy!!! my mouth is so confused
— Riley J. Dennis (@RileyJayDennis) 2019年3月8日
実りの秋でブドウのシーズン突入~。とにかくブドウが美味しいカルフォルニアだが、このコットンキャンディーグレープは絶品♪ ほんとに綿アメの味!! しかしシーズンが短いのー (ToT)
— るみ (@hokubey) 2015年10月9日
コットンキャンディーグレープというものを買ってみた。試食したけどホントに綿菓子の味がするんだぜ。 pic.twitter.com/bhy2XMc9LA
— おがしん (@ogasin) 2016年6月6日
コットンキャンディーグレープやっと見つけた〜🍇 甘いーー♥️ 美味いーー♥️ シーズンに1回食べれたら満足! pic.twitter.com/OBCPNzxQmi
— あかり (@k323akari) 2018年6月30日
いつ頃手に入るの?
Can't find our grapes?! Don't panic! They're still coming! Cotton Candy season runs through mid September. https://t.co/ZUeTouetWU pic.twitter.com/nhi3OJvdwu
— Grapery (@graperygrapes) 2017年8月23日
そんな気になるコットンキャンディグレープの出回り時期ですが、開発元である アメリカカリフォルニア州のGrapery® では8月〜9月の時期に収穫、出荷が基本です。
ただ、最近では Divine Flavor というアリゾナ州の農園がコットンキャンディグレープを栽培していて、5月と6月に出荷しています。
また、メキシコからチリ、ブラジルなどでも栽培されているため、晩秋や冬の時期でもコットンキャンディグレープが手に入るようになってきているようです。
実際野菜ソムリエHiroが今回購入したコットンキャンディグレープも3月初旬に発見したものになります!
残念ながらパッケージに産地表示が無かったので、どこから来たブドウがよく分からないのですが、おそらくカナダとは季節が反対の南半球から輸入されたのではないかと、勝手に思っています(´_ゝ`)
この記事を書いた2019年頃はバンクーバーでもコットンキャンディグレープが珍しい感じだったのですが、2022年現在では、スーパーでちょくちょく見かける存在になっています。カナダでの認知度も上がってきているように感じています!
わたあめみたいに甘いぶどうとして北米で人気の「コットンキャンディーグレープ(Cotton Candy Grape)」、ほんとにあまーーーーーーーーいんです😍写真のものはチリ産ですが、アメリカ、メキシコなどでも栽培されていて、カナダでは一年通してよく見かけます。購入したものの糖度を計ると18度でした。 pic.twitter.com/Bs0M6ycxs2
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦🌈 (@hiro_vegetable) April 12, 2021
コットンキャンディーグレープを発見した過程を紹介。グランビルアイランド「パブリックマーケット」で発見!
2019年3月上旬、野菜ソムリエHiroが暮らすカナダBC州バンクーバーで人気の観光エリア「グランビルアイランド」に行ってきました。
グランビルアイランドには3、4店舗の八百屋が含まれるパブリックマーケット(Public Market)というものがあって、観光客だけでなく地元の人もよくここで買い物をしています。
野菜ソムリエHiroもパブリックマーケットが大好きでちょくちょく行っているのですが、その理由は時々珍しい野菜果物が手に入るからです!
以前にもフィンガーライムやスネークフルーツなどをパブリックマーケットで発見しましたが、先日マーケット内の八百屋をいつものように徘徊していると、
(ん・・・?あのピンクのパッケージのブドウ見たことないんですけど・・・なんか新しい予感・・・)
(え・・・も・・・もしかして・・・え・・・?そんなまさか・・・???)
ファーーーーーー!!!!!!!!!!!
コットンキャンディーグレープキタ――――――(゚∀゚)――――――ビクビクゥッ!!
と、ひとりで大興奮したわけです。
他の普通の種無しブドウは $2.99 / パウンド ぐらいだったのですが、コットンキャンディーグレープだけ $ 6.99 / パウンドとそこそこお高めの値段設定で、実際購入すると一房 6~7ドル(1ドル80円とすると480円~560円)くらいになりました。
また、先ほど書いた通り、コットンキャンディグレープの本家は Grapery® のなのですが、今回のパッケージには初めて見る Gini Grapes というロゴがありました。(ネットで調べましたが、情報が出てこなかった・・・)
あと、既に茎が枯れていたりしたのですが、「これ逃したら一生コットンキャンディーグレープ手に入らないかも・・・(´;ω;`)ウッ」と思い、鮮度には今回目をつむって購入させていただきました。
ちなみに、お店のおばちゃんに「これ、もう茎が枯れてきてるから、新鮮なコットンキャンディーグレープはある?」と聞いてみたのですが、「これ、今日入荷したばっかりなのよ~。ごめんねごめんね~↑」とテキトーな嘘であしらわれました(´;ω;`)ブワッ
でも、出会えただけで大興奮だったので、幸せ。早速コットンキャンディーグレープを実食です♪
その味は如何に?コットンキャンディグレープを食べてみた感想
ということで、コットンキャンディグレープの写真を一通り撮り終わった後に、いただいてみました。
グリーンタイプのブドウは樹上で完熟すると黄色に近い透き通った色合いになるのですが、今回のコットンキャンディグレープもそんな感じだったので、期待大!
実際にコットンキャンディー グレープを食べてみての初感想は、「うわ!デラウェアの風味にすごい似てる・・・」という感じでした。
一粒を口に入れて噛んだ瞬間に広がる香りが、デラウェアの甘爽やかな感じにそっくりなんです。
たしかに甘かったのですが、「ん…? コレわたあめ…?みんな本気で言ってる?」というのが、正直な感想。期待しすぎたかもしれません汗
酸味もそこそこあって、ちょっと想像と違いました( ´ー`)ソンナ・・・
しかし!野菜ソムリエHiro。別の日にもう一度コットンキャンディグレープを食べてみたんですね。
いや、口に入れた瞬間、ワタアメっぽい香りに口の中が包まれたのが感じられてビックリしました。「みんな(誰)!このことかー!」と思いました。
そのあと、やっぱりデラウェアのような爽やかな風が押し寄せ、その後はもうお口の中があまあま。
一口ひとくちが幸せ。ぶどう最高、と思いました。
今回、鮮度が悪かったのと、 Gini Grapes というネットに情報がない謎の農園?のコットンキャンディーグレープだったので、次回は生みの親である Grapery® の新鮮なものを食べてみたいなと思います!
もしかしたら、もっとわたあめみたいな味がするかもしれません!超期待!
最後に : コットンキャンディーグレープは日本でも手に入るの?
ということで、今回コットンキャンディーグレープを初体験したわけですが、今後は野菜ソムリエHiroが個人的に推している Grapery® のコットンキャンディグレープを探して行こうと思います。
実は Grapery®のウェブサイトでは、どこで Grapery®のブドウが手に入るのかも記されているので、カナダやアメリカにお住まいの方はチェックしてみてください。
また、実際にコットンキャンディーグレープを購入する際は、以下をチェックしてみてください。
■ 皮がしぼんでいないか(プリプリの見た目が◎)
■ パッケージの中で果実がポロポロ落ちていないか(手で房を持ってみるとよいかもしれません)
また、日本でコットンキャンディーグレープが出回っているかネットで色々調べてみたのですが、まだ市場にはほとんど出回っていないようです。どうやら、実が取れやすいタイプのぶどうのようで、遠方まで輸出できないみたいです。
ただ、日本のコストコで販売されていた模様です。コストコ通のBBSで以下の書き込みを発見しました!
めちゃくちゃ甘いぶどうでした。
わたあめのように甘いからこの名前とか。
収穫期間が短いらしいです。
いつものぶどうよりちょっとお高めな1298円。
結構みなさん買っていました。
私も試食したら美味しくて買ってしまいました。引用:コストコ通
早く日本でも普通にコットンキャンディーグレープが手に入るようになればいいですね!(南半球のオーストラリアで販売されていた写真もネットで発見しました!)
皆さんも「このお店で、コットンキャンディーグレープを見つけたよーーー!!」という方がいたら、ぜひ野菜ソムリエHiroに声をかけてくださいね~!
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