野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

パイナップルだけじゃない!ハワイ旅行でドールプランテーションに行くべき理由5つ

突然ですが皆さん、パイナップルは好きですか?一面に広がるパイナップル畑は見たことがありますか?パイナップルを使ったスイーツは好きですか?

野菜ソムリエHiro、2022年3月終わりから4月までハワイ旅行してきたのですが、旅行中に絶対に行ってみたいと思っていたオアフ島にある有名観光地「ドールプランテーション(Dole Plantation)」に行ってきました!

そしてその結果、と~っても楽しかったんです♪

そこで今回は、まだ行ったことが無いという方に向けて、ドールプランテーションへ行くべき理由5つをまとめてみました!

パイナップルをはじめとする果物好きの方はもちろん、子どもから大人まで誰もが楽しめる場所となっていますよ!

はじめに:ドールプランテーション(Dole Plantation)ができるまでの歴史を辿る

歴史を知っておくと現地を訪れた際もっと楽しいかと思うので、まずはじめにドールプランテーションができるまでの歴史について触れておきたいと思います。

 

1899年:ジェームス・ドラモンド・ドール氏がハワイに移住

そもそも今では世界的に知られている多国籍農業・食品企業のDole(正式には Dole Food Company)という名前ですが、このDoleという名前は創業者の James Drummond Dole(ジェームス・ドラモンド・ドール)氏(1877~1958)の名前からとられています。

アメリカのマサチューセッツ州Jamaica Plain出身のドール氏は、ハーバード大学で学位を取った後、「アメリカ本土の農業ブームにハワイも乗れる」と考え、1899年にハワイに移動しました。

 

1900年~:のちに農園帝国となる最初のプランテーションを設立

ドール氏は移住の翌年、1900年には約247,000㎡の土地(東京ドームに換算すると、約5.3個分の広さ!)をワヒアワに購入し、農園を設立

そして、ハワイアン・パイナップル社(Hawaiian Pineapple Company)を創業し、同じ頃にドールの缶詰工場もワヒアワに誕生しました。

パイナップル缶詰の需要も次第に高まり、次にホノルル港の近くに新しい缶詰工場と梱包工場も建設しました。
(過去に世界最大の缶詰工場にもなったホノルルの工場は1991年まで運営されたそうです。)

もう一方で、1907年にドール氏は缶詰のパイナップルを宣伝するために雑誌の広告枠を購入。米国で最初の全国的な消費者広告の一つといわれるキャンペーンをはじめ、パイナップルがいかに甘いかを伝えるための努力を怠りませんでした。

その成果もあり、パイナップルの缶詰の需要はますます高まり、アメリカ人のキッチンに常備されるような一品になったとのことです。

さらに、パイナップルの需要が増えたことで、ドール氏は農地拡大のためにハワイのラナイ島を1922年に購入。(島を買うって規模が違いますよね)

ラナイ島は当時世界一の規模のパイナップル・プランテーションで、なんと8億㎡(東京ドーム 約17,110個分。途方もないデカさです)。約70年という長い間、世界の占めるパイナップルの75%を供給し、「パイナップル・アイランド」と呼ばれたそうですよ。

 

1930年~:ハワイが世界一有名なパイナップル産地に

ドール氏の成果もあり、1930年代にはハワイは世界一有名なパイナップルの産地として知られるようになりました。

そして、ハワイアン・パイナップル社は年間20万トン以上のパイナップルを生産するようになり、パイナップルはハワイで2番目に大きい産業となったそうです。

1940年代、ハワイアン・パイナップル社はオアフ島とラナイ島に広大なプランテーションとホノルルに缶詰工場を構え、3,000人の従業員と4,000人の季節労働者を雇っていたとのことで、他のパイナップル生産を行っていた企業と比べても、段違いの大規模運営が行われていました。

このような背景があって、ドール氏は世間から「パイナップル王」と呼ばれるようになったんですね!

 

1950年~:今の観光地の原型となるドールプランテーションが誕生~観光地ドールプランテーションになるまで

前置きが長くなりましたが、ここからいよいよドールプランテーション誕生の話です。

1950年、ドール氏が最初に設立したパイナップル農園の真ん中に、ひとつのフルーツスタンドが誕生しました。これが今のドールプランテーションの原型となります。

そして、フルーツスタンドができてから約40年後、1989年にフルーツスタンドはワヒアワの特徴である赤い土の丘のように見えるプランテーションの家に変わりました。

ハワイのパイナップルを丸ごと体験できる楽しいパーク”パイナップル・エクスペリエンス”として、ドールプランテーションを一般に向けてオープンしたというわけだったんですね。

ドールプランテーションには家族で楽しめるような数々のアトラクションの他にドールオリジナルのお土産も多く、年間100万人が訪れるというオアフ島の中でも大人気の観光地となり、今に至るというわけ。

残念ながらドールプランテーションがオープンした頃には、ドール氏は既に亡くなっていますが、ドール氏がいなかったら、このオアフ島の一大観光地も存在していなかったかと思うと、ドール氏に感謝です。

 

行くべき理由1. プランテーショングリル:名物のドールホイップ(Dole Whip)を食べるだけで行く価値あり

ここからは野菜ソムリエHiroが思うドールプランテーションに行くべき理由を紹介します!

ドールプランテーション内にはサラダやチーズバーガー、ロコモコなどを販売する「プランテーショングリル」があるのですが、名物グルメがあるんです!その名も、ドールホイップ(Dole Whip)です!!

ドールホイップには、コーンタイプだったり、カップタイプだったり、トッピング付きだったりと色々種類があるのですが、今回一緒にドールプランテーションを訪れた友人が買ってきてくれたのがこちら↓

美しいクリーム色のホイップの上にパイナップルのカットされた果肉も散りばめられたドールホイップー----!!!!!

野菜ソムリエHiroはハワイ旅行でこのドールホイップを食べることを非常に楽しみにしていたので、この食欲そそる見た目に感動しました。早速食べてみると・・・・

ホイップのパイナップルの風味がものすごく濃厚で驚きました!とても甘いのですが、後味がけっこう爽やかで、生のパイナップルの風味が全く消えていないというか・・・。すごかったです。

宣伝でも何でもなく正直な感想ですが、今まで食べたパイナップルスイーツで一番感動したレベルです。

そして、上にのっているパイナップル果肉も酸味がありつつ甘くて、ドールホイップを食べただけでもドールプランテーションに来た甲斐があったと思えました。

ダメダメレビューですが、食べたときの感想も残しています↓

前述した通り、ドールホイップには様々な種類があるので、ぜひ皆さんが食べたいものをチョイスしてみてください。以下SNSで見つけたドールホイップ関連商品です。

自分用のお土産にもなりそうな、かわいいカップ付きのシッパーカップフロートもありますよ↓

Dole Plantation (メニュー表が見られます)
プランテーショングリルのページ

行くべき理由2. パイナップルエクスプレストレインツアーで色んな果物が見られる

おそらくドールプランテーションで一番人気のアトラクションが、列車の旅「パイナップル・エクスプレス・トレイン・ツアー」です。

このツアーでは約20分の中で3.2キロのコースを列車が走り、園内の広大なパイナップル畑や他の果物、熱帯の植物なんかをたくさん観ることができます。

野菜ソムリエHiroがドールプランテーションを訪れたときには既にトレインツアーの行列ができていて、驚きました。チケット(※訪れたとき時点で大人13ドル)をブースで購入した後、約40分ほど待つ必要がありました。(一回のツアーが約20分なので、もっと人が並んでいたらと思うとゾッとします汗)

実は先ほど紹介したドールホイップは、この行列に並んでいる間に食べました♪

そしてこちらが列車の停留所(?)です。ワクワクする気持ちを列車を待ちました。(by 30代のおっさん)

そして乗車!列車内ではナレーションが英語で流れていて、パイナップルの話や、ドールプランテーションの歴史などが語られていたと思うのですが、風景の撮影に夢中でほとんど聞いていませんでした(汗)

また、途中でドールプランテーションのオリジナルソングも流れていました~。

トレインツアーでは赤土のパイナップル畑が一面に広がっているのが確認できました。(赤土は酸化鉄を含んだ分解された火山灰が土に混ざっていてミネラル豊富)

ドールプランテーションの公式サイトによると、ハワイのパイナップル栽培は大半が山の間もしくは周辺の広大な平地で行われていて、栽培には日中の気温が20℃から30℃の間の場所がよいそうです。

また、パイナップルは機械での収穫ができないので、手で植える&収穫されていて、一番果は収穫までに18~20ヵ月かかるとのことでした。(二番果はさらに15ヵ月かかって収穫)そう、パイナップルは収穫までにけっこう時間がかかるんですね~。

さらに3年に2つ or 4年に3つのパイナップルの果実を収穫した後は、パイナップルは引き倒されて、整地した後に新しいサイクルを始めるそうです。

ちなみに生産されたパイナップルは、60-70%(すごくないですか?)はドール・プランテーション内で生のまま売られたり食べられたりするそうで、残りは加工されて世界各地に送られるということで、規模の大きさを感じました。

パイナップル畑以外にも、バナナ、ライム、レモン、ロンガン、ランブータン、カカオ、ジャックフルーツなど様々な果樹が植えられていて、果物好きにはたまらないツアーだと思いました。(可能であれば、降車して果樹に近寄りたかったのですが、さすがにできませんでしたw)

特に個人的に「ノニ (Noni)」を見てみたかったので、大興奮でしたよ~!(結局果実は実っていませんでした)

動画でもツアーの様子を確認してみてください↓

Dole Plantation PINEAPPLE EXPRESS TRAIN TOUR
所用時間:約20分

チケット:
大人 – $13.75
小ども(4−12歳) – $11.75
*4歳未満は無料(必ず大人が同伴)

パイナップルエクスプレストレインツアーのページ

 

行くべき理由3. プランテーションガーデンツアーでさらに色んな果物と植物をまじまじと見学できる

トレインツアーが終わった後は、プランテーションガーデンツアーにも行ってきました。

こちらはセルフガイドのツアーで、オアフ島のノースショアの農地で育てられている多様な植物を間近で見ることができるんです。

この「間近で見られる」というのがポイントで、果物はそこまで無かったものの、日本やカナダでなかなか見られないような植物の数々をまじまじと見ることができました~!少し紹介したいと思います。


まずは、バナナの木。手前に見えるのはバナナの花穂です!バナナの花穂はバンクーバーのアジア系スーパーでも良く手に入ります。

こちらはパパイヤの木です。上の写真のように果実がモコモコと鈴なりに実るのが見ていて面白くないですか?

その他にもティーリーフなど、見たことの無い植物がわんさかありました。このガーデンを背景に記念写真を撮っている人も多かったですよ~。

Dole Plantation – PLANTATION GARDEN TOUR

チケット:
大人 – $7.75
小ども(4−12歳) – $7.00
*4歳未満は無料(必ず大人が同伴)

プランテーションガーデンツアーのページ

行くべき理由4. 世界最大級の迷路「パイナップルガーデン迷路」がある

野菜ソムリエHiroは今回時間の関係上入ることができなかったのですが、ドールプランテーションには世界一大きい迷路とギネスブックで認定された「パイナップルガーデン迷路」があります。

全長約4kmもの通路でつくられた迷路は、なんと1万4千本という色とりどりのハワイの植物が植えられています。

迷路は特に子どもを中心に大人気で、こちらにも入場のための行列ができていましたよ。迷路内には8つのシークレット・チェックポイントがあり、発見するごとにこの迷路の謎が明かされるそうです。

小さなお子さんがいる方で家族でドールプランテーションを訪れる際にはぜひ挑戦してみてください。

Dole Plantation – Pineapple Garden Maze

チケット:
大人 – $8.75
小ども(4−12歳) – $6.75
*4歳未満は無料(必ず大人が同伴)

パイナップルガーデン迷路のページ

行くべき理由5. お土産コーナーが楽しい

最後のオススメポイントは、お土産コーナーです。

広々とした店内には、パイナップルキャンディー、パイナップル味の3Dグミやガム、パイナップルチョコレート、パイナップルのサルサ、パイナップルとココナッツのわたあめなどパイナップル関連商品がたくさんありました!

また、パッションフルーツのわたあめ、マカダミアナッツを使ったクッキーなど、 The ハワイ的な商品もたくさん並んでいて、見ているだけでも楽しかったです。

ご覧の通り色んな商品があったのですが、野菜ソムリエHiroはドールプランテーションの「パイナップルチョコレート」と、スーパーフードとしても知られる「カカオニブ」(カカオ豆を焙煎して細かく砕いたもの)を購入しました!

ちなみにカカオニブはかなり苦かったです~w

また、訪れた際には気付かなかったのですが、公式サイトを見るとマイメロディのパイナップルバージョンだったり、ハローキティのパイナップルバージョンバッグなどキャラクターグッズも販売されているようです!

Dole Plantation – Shop
ショッピングのページ

 

まとめ:ハワイのオアフ島旅行ならドールプランテーションは外せない

ということで、かなり長くなりましたが、ドールプランテーションの魅力をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?

個人的にドールホイップの美味しさに感動したのが一番だったのですが、トレインツアーも十分楽しむことができました!

子どもが楽しめそうなアトラクションが多めだったので、小さな子どものいる家族連れの方には特にオススメです!

果物が好きな方も、一面に広がるハワイのパイナップル畑や数々の果樹は見ものだと思います。ハワイ旅行の際は、ぜひ皆さんドールプランテーションを訪れてみてくださいね~!

ドール・プランテーション(Dole Plantation)
営業時間:9:30am – 5:30pm (12月25日は定休日) ※アトラクション最終受付時間は 5pm

住所:64-1550 Kamehameha Hwy. Wahiawa, Hawaii 96786

電話: 808-621-8408

行き方:ワイキキから車で約50分、バスの場合はアラモアナから52番のバスに乗って、ドールプランテーションで降りる。約1時間45分(市バスはどこまで行っても片道 2.75ドルなので、時間はかかるものの安く行けます)

入場料:入場は無料ですが、アクティビティ毎にお金がかかります

(日本語)
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