野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

幻の果物!森のキャビア「フィンガーライム」を実際に食べてみたら何かとスゴかった件

以前も記事でまとめたことがある幻の果物フィンガーライム(Finger Lime)

野菜ソムリエHiroはいつも「フィンガーライム売ってないかな~」と何気に探していたのですが、2018年8月5日(日)、ついに恐れ多くもフィンガーライムに出会うことができました!これってもしや運命(デスティニー)?(ちがry

ということで今回は、実際にフィンガーライムを食べてみた感想をたっぷりお届けします。

 

グランビルアイランドでついにフィンガーライム(Finger Lime)を発見!その価格は?

もう以前に何度もこのブログで紹介しているバンクーバーの観光地「グランビルアイランド」。観光客にも地元民にも大人気の場所で、買い物の他にも美しい景観も楽しむことができます。

そんなグランビルアイランドに先日行ってみると、ななななななななんと!!!

そんなまさか・・・!!!あわわわわ!!!(うざい)

フィンガーライムが氷水の張ったバケツの中に沈んでるではありませんか(´⊙ω⊙`)!

フィンガーライムを販売していたお店は、グランビルアイランドのパブリックマーケット内にある South China Seas 。いつも珍しい野菜や果物を販売している食料品店です。

野菜ソムリエHiroもグランビルアイランドに立ち寄るといつも訪れるお店なのですが、もうフィンガーライムを見たときは、

「South China Seas様ーーーーー!ああああー!!!生きてて良かったーーー!!」と思いました。(本気で大興奮)

気になる値段を見てみると、「1g 65セント、1つが(重さにもよるが)だいたい2ドル~4ドル」と書いていました。(1ドル85円くらい)

普通のライムと比べるとサイズがかなり小さいのに、お値段は2~4倍も高いフィンガーライム。

しかし、そりゃもう夢にまで見た幻の果物ですから、お金はあまり気にせず買うしかないですよね( ′⌄‵ )♪
ちなみに店員の方によると、アメリカ産とのことでした。(※原産はオーストラリア)

結局、新鮮なものが欲しかったので、店員のお兄さんお姉さんに無理を言って、バックヤードにあった新しいフィンガーライムを購入させていただきました。

上の写真は、冷蔵庫から持ってきてもらったストックのフィンガーライム。ラズベリーとかがよく入ってそうな透明なパックに入って入荷するんですねぇ。
(1つが4ドルだとしたら、1パック買うだけで80ドルとかしそうです・・・恐るべしフィンガーライム)

結局、果皮が緑色のものと褐色のもの2種類があったので、緑×1と若干ピンクがかった褐色×2の合計3つのフィンガーライムを購入しました!

そのお値段、合計で8ドル!(日本円で680円くらい)
購入できたときにはもう大満足すぎて、涙が出そうでした。

 

フィンガーライムの見た目がとてつもなく美しい件

フィンガーライムを家に持ち帰った後、いつものように写真撮影をしたのですが、褐色のものに水をかけると、(なぜか)ホットピンクのような色合いになりました。もう摩訶不思議アドベンチャー。

すごく素敵な色ですよね↓

新鮮なフィンガーライムは果皮がかなり硬くて、握ってもビクともしませんでした。

ここで、緑色と褐色のフィンガーライムをそれぞれカットしてみました。

緑のフィンガーライムの中は、一般的なライムの果実の色そのままでした。

しかし、見てみください。このつぶつぶ感。もうプリップリ感がすごかったです。

「フルーツキャビア」「ブッシュキャビア」「キャビアライム」「森のキャビア」などとも呼ばれている理由が分かりました。

あと、小さい種が一つだけ入ってましたよ。

そして褐色のフィンガーライムの中は、ピンク色の果実が隠れていました。
もう美しすぎます。

今回購入したものはこの2つの色だけだったのですが、世界には黒い果皮にエメラルドグリーンの果実のフィンガーライムなんかもあって、もう出会いたくてたまりませんよね。

過去記事に品種などについては詳しく取り上げているので、チェックしてみてください。


【徹底まとめ】まるでキャビアと話題沸騰!幻の果物フィンガーライム(Finger Lime)

 

フィンガーライムの砂じょう(つぶつぶ)が恐ろしく硬かった件

ということで写真を撮り終えて食べようとしたら、またびっくりショーが待っていました。

なんと中のキャビアみたいな砂じょう(つぶつぶのこと)を取り出すために、半分に切ったフィンガーライムをぐりぐりと指で押していたのですが、

ひとつひとつのキャビアが全く割れない(=全然果汁が外に飛び出さない)んです。

普通のライムを指でぐりぐりしたら果汁がじゅわーーって出てくると思うのですが、フィンガーライムは果汁が全く出てきませんでした。上の写真のように、砂じょうがぶわぶわと外に押し出されます。

実は、果実を半分に切って軽く指で押すと、簡単にプチプチの果肉が飛び出るものは完熟している証拠!

動画で見た方が分かりやすいかと思い、簡単なフィンガーライム動画も作成してみました(↓)

どうですか?すごいと思いませんか?

野菜ソムリエHiroはもう食べる前から感動しっぱなしでした。

そしてすべてのつぶつぶを取り出すことに成功!指がものすごくベタベタになってしまいました。

それでは、いよいよ実食です。

 

 

フィンガーライムを実際に食べてみてさらに感動した件

で、フィンガーライムの気になるお味はというと、まんまライムでした(笑)でもすごくフレッシュな酸味を感じました。

また、砂じょうを噛んだ瞬間にライムの香りが口全体に一気に広がりました。舌だけでは砂じょうを潰して果汁を得ることができないのも、すごく面白いと思いました。

砂じょうがとてもしっかりしているので、なんていうんでしょうか。「地雷踏んだら爆発」、そんな感覚に似ています。(伝わりますかね・・・?)

また、せっかくなのでカップケーキ(青がココナッツ、ピンクがバニラ)の上にフィンガーライムをのせてみました。
(可愛くなるかと思いきや、なんか微妙なことに・・・泣)

「普段、自分には甘すぎるカナダのカップケーキに酸味が強いフィンガーライムをのせて食べたらどうなるだろうか?」という企みだったのですが、ちょっとフィンガーライムの量が足らなかったみたいで、結局「やっぱ甘い・・・」という感想になってしまいました。

でも、ところどころでフィンガーライムのつぶつぶが口の中ではじけて、パンチの効いた酸味が甘いだけのカップケーキの良い刺激になりましたよ。

 

次回は違う色のフィンガーライムに出会いたい!

ということで、いかがでしたか?フィンガーライムを試してみたくなりましたか?

種まきから始めると、果実ができるまでになんと最大15年かかるといわれるフィンガーライム。その需要に対する供給が追い付いておらず、高級食材となっているので、1つ3ドルくらいでも文句が言えません。

まだまだお洒落なレストランの商材としての利用が多いと思うのですが、、家庭用のもので一度挑戦してみてもいいかもしれませんね。


冷凍フィンガーライム(ピンク) 50g

日本のAmazonでも冷凍された輸入フィンガーライムを購入できるので、ぜひ一度感動を味わってみてください。インスタ映え抜群です。

野菜ソムリエHiroは今後も黒い果皮でつぶつぶがエメラルドグリーンのフィンガーライムなど、他の品種を探してみます!

また見つけたら報告しますね~!


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