野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

TVで話題になったハニークリームパイナップルだけじゃない!ハワイのフランキーズ・ナーサリーで食べたいレア果物10選

太平洋に位置するハワイ州。日本人にも人気の場所で、一度とはいわず何度も旅行で足を運んだことがある方も多いのではないでしょうか?

そんなハワイ州のオアフ島ワイマナロには、珍しいトロピカルフルーツばかりを育てている果樹園「Frankie’s Nursery」があることをご存知ですか?

さらに、このフランキーズ・ナーサリーで生まれ、ハワイにしか出回っていないというレアなパイナップルがあるんです!

そこで今回は、果物好きなら死ぬまでに一度は訪れてみたい Frankie’s Nursery についてまとめてみました。

果樹園内で収穫されるレア果物も10種類取り上げているので、チェックしてみてくださいね~( ◠‿◠ )
 

トロピカルフルーツの宝庫 フランキーズ・ナーサリー(Frankie’s Nursery)ってどんなところ?

ホノルルもあるハワイ州のオアフ島。その南東部にあるのが、フランキーズ・ナーサリーです。

合計400種類以上の植物が育てられていて、トロピカルエリアであるハワイでさえなかなか見ることができないような珍しい果物に出会える場所として知られています。

フランキー・ナーサリーのオーナーは、日系人である Frank Sekiya(フランク・セキヤ)さん。既に30年以上このフランキーズ・ナーサリーを営んでいて、トロピカルフルーツのスペシャリストです。

フランキーズ・ナーサリーの中はこんな感じ。晴れた日には雄大な山と青い空の元、果物の木が並びます。世界中の熱帯&亜熱帯で育つ果物がハワイのこの果樹園に集合していると思うと、行ってみたくなりませんか?( ◠‿◠ )

また、園内には新鮮な果物を購入することができるフルーツスタンドがあります。

ちなみに、過去には園内ツアーを行っていたフランキーズ・ナーサリーですが、2019年5月10日にインスタグラムアカウントにて、今後園内のツアーは行わないことを発表しています。(残念・・・)

しかし、旅行ツアーが申し込める VELTRA で調べてみると、以下のツアーは申し込み可能となっていますよ。(もしかしたら、日本人限定でツアーをしてくれているのかもしれません)

ただ、たとえツアーができなかったとしても、園内で採れたフレッシュなトロピカルフルーツをフルーツスタンドで購入することは年中可能なので、足を運ぶ価値が十分にあるはず!

ということでここからは、フランキーズ・ナーサリーで収穫されるレア果物を10種類ご紹介します。

 

フランキーズ・ナーサリーで食べたい果物10選

1.Meli Kalima Pineapple / Honey Cream Pineapple(ハニークリームパイナップル)

イントロでもご紹介しましたが、フランキーズ・ナーサリーで最も売れていて、最も有名なのが、Meli Kalima pineapple、またの名を Honey Cream Pineapple です。(※Meli Kalimaはハワイの言葉で Honey Cream を指します)

3年以上を費やして誕生したというハニークリームパイナップルの果皮は暗いオレンジ or 赤みを帯びた感じ(※栽培状況で果皮の色は異なります)で、果実はそこまで大きくならないのが特徴。

また、白い果肉と高い糖度が魅力のパイナップルで、オーナーのフランクさんによると糖度が最高28度にまでなるそうです。

個人的にパイナップルの糖度は16度くらいで「甘-い!」となるので、28度ってもうすさまじいですよね・・・!

完熟したハニークリームパイナップルは、酸味が少なく果肉も柔らかくなっています。芯も食べられちゃうタイプのパイナップルです。

さらに、ハニークリームパイナップルはフランキーズ・ナーサリーだけで栽培されています。つまり、独占栽培。

フランキーズ・ナーサリーではハニークリームパイナップルを1年通して栽培しているので、果樹園に行けば簡単にハニークリームパイナップルが手に入るはずです。

※1年中実っているわけではないので、時期によっては手に入りません。また、2022年10月にツアーに関してお問い合わせした際、ハニークリームパイナップルの一時生産を中止するとの話も聞いています。残念すぎます(泣)

また、この記事のイントロ部分の動画にあるように、フランキーズ・ナーサリーは地元のホールフーズ(Whole Foods)というお洒落系スーパーマーケットとの提携があるので、ハワイのホールフーズに行けばハニークリームパイナップルを購入できるチャンスもあります。

ちなみに、パイナップルって葉っぱのところを植えたら育ちますよね~。

でも、ハニークリームパイナップルはいわば門外不出。例え果実を購入して日本に持って帰っても、上の写真のように葉っぱの部分が切り取られた状態で販売されるので、果樹園の外で育てることはできないようになっています。

そんなハニークリームパイナップルは、過去に日本のテレビ番組「モヤモヤさまぁ~ず」や「有吉の夏休み」でも取り上げられたこともあり日本人観光客がフランキーズ・ナーサリーに訪れることが増えたといわれています。

事実、TwitterなどのSNSで調べても、ハニークリームパイナップルについて日本語で書いている方が多かったです( ◠‿◠ )テレビの効果ってやっぱりスゴイですね!

個人的に死ぬまでに一度は食べたいと思ってやまないパイナップルです。

 

2.Jaboticaba(ジャボチカバ)

幹に直接果実が生えるという、いわば見た目の反則技で人々を魅了するフトモモ科の果物「ジャボチカバ」。

ブラジルやアルゼンチンなど南アメリカ大陸が原産といわれ、ブラジリアングレープツリーという別名もあるとおり、ぶどうのような味わいを楽しむことができます。

ブラジルでは経済的に栽培されているため手に入りやすい(と、ブラジリアンの知り合いの方が言っていた)のですが、日本では沖縄や鹿児島で少量しか栽培されていないため、入手が困難な果物でもあります。

どうですか、この圧巻の光景・・・。

そんなジャボチカバ、どうせなら幹に生えているところを自分の目で見てみたいですよね!そんな方はフランキーズ・ナーサリーに行ってみるのもいいかもしれません。

 

3.Mamey Sapote(マメイサポテ)

ブラックサポテ、グリーンサポテという名前はもしかしたら聞いたことがある方もいるかもしれませんが、「マメイサポテ」はどうでしょうか?

マメイサポテはキューバと中央アメリカ原産といわれ、メキシコやコスタリカ、キューバなどでも見つけることができる果物です。Pouteria Sapota とも呼ばれています。

果皮が茶色でザラザラしていて、なんとなくサポジラに似ています。

上の動画を見れば分かるのですが、茶色の果皮からは想像できないような美しい果肉が隠れているのが、マメイサポテの魅力。

クリーミーで柔らかい果肉はさつまいもやかぼちゃ、はちみつなどを混ぜたような味わいといわれていますよ。複雑そうです・・・。

 

4.Kasturi

何も知らないと、「ん?紫色のじゃがいも? or 石ころ? or 大きなプラム?」と思ってしまうかもしれない Kasturi はマンゴーの一種です。

未熟な頃は緑色の果皮ですが、成熟するにしたがって紫や黒っぽい色になります。

Katuri または Kastooree と表記され、原産はインドネシアといわれています。

一般的なマンゴーより味わいが濃く、とってもジューシーといわれているので、フランキーズ・ナーサリーでぜひ購入したい逸品です。収穫は夏の時期になります。

 

5.Maprang(マップラン)

続いてもフランキーズ・ナーサリーで育てられている珍しいマンゴーの一種を紹介します。その名も Maprang(マップラン)。

卵みたいなカタチで見た目ではマンゴーとは分からない感じですが、果肉の色鮮やかさはマンゴーを彷彿とさせるものがあります。

マップランは南東アジアで人気の果実で、原産地は不明。その見た目からびわと間違って販売されることもあるとか。2015年に英国ではプラムとマンゴーの掛け合わせとして「plangoes」という名前で販売されたという記録もあります。(プラムとマンゴーの掛け合わせではない)

品種が色々とあり、甘味が強いものや、酸味が強いものなど様々です。

 

6.Star Apple(スターアップル)

原産地は中央アメリカや西インド諸島など熱帯の低地といわれているスターアップル。またの名をミルクフルーツ、おっぱいフルーツといいます。

果皮が緑色のスターアップルは食べたことがある野菜ソムリエHiro、個人的に探している紫色のミルクフルーツをフランキーズ・ナーサリーでは購入することができます。

食べる前に果実を揉むことで風味が増すスターアップル、まだ試したことが無い方はぜひ~。

以前ブログ記事としてまとめたので、知っている方も多いかもしれませんね!


 

7.Miracle Fruit(ミラクルフルーツ)

フランキーズ・ナーサリーで育てられているミラクルフルーツ。ゴジベリーにも似た色カタチをしている小さな果実です。

西アフリカ原産で、その最大の特徴はミラクルフルーツを食べることでその後食べる酸味のあるものが一時的に甘く感じられるというマジック。

ドライフルーツのミラクルフルーツはネットで簡単に手に入るのですが、やっぱり生の味を試してみたいと思いませんか?( ◠‿◠ )

ミラクルフルーツについても過去にブログでまとめたので、気になる方はチェックしてみてください。

ほんと珍しい果物ばっかりですね、フランキーズ・ナーサリー。

 

8.Mabolo(ケガキ)

フィリピン原産のケガキは、その名前の通り柿に細かい毛が生えたようなカキノキ科の果物です。上のフランキーズ・ナーサリーによる写真でも丸わかりですね。

英名では velvet apple や Butter Fruit などとも呼ばれています。

日本で手に入るのか色々調べてみると、石垣島で販売されていたこともあるみたいです。何か情報お持ちの方がいたら、ぜひコンタクトフォームからお寄せください。

 

9.Jackfruit(ジャックフルーツ)

以前「アジアンフルーツパ〜ラダイス」と題して、 vegeLaboの野菜ソムリエYasuさんとの対談でも取り上げたジャックフルーツ。フランキーズ・ナーサリーで新鮮なものを購入することができますよ。

重量が20㎏を超えるものもあり、世界最大の果物の名を欲しいままにしています(笑)

野菜ソムリエHiroが暮らすバンクーバーでもけっこう流通していて、アジア系のお店に行くと、上の写真みたいな感じに並べられて(?)販売されていたりします。

ジャックフルーツの美しいクリーム色の果肉は一回トライする価値ありです!

 

10.Marang(マラン)

最後にピックアップしたのは、ジャックフルーツに似ている果物 マラン(Marang)。和名はニオイパンノキで、ジャックフルーツやパンノキと同じ仲間の植物です。ボルネオ島、パラワン島、ミンダナオ島が原産の果実です。

フランキーズ・ナーサリーの上の投稿にも書いてありますが、強い匂いを発する果物で、果肉はバニラアイスクリームのような味わいを楽しむことができます。(ドリアンほどの強烈なにおいではありません)

 

最後に:ハニークリームパイナップルもそうだけど、果物好きなら絶対一度は行きたいのがフランキーズ・ナーサリー!

いかがでしたか?「知らない果物ばっかり!」という方も多かったのではないでしょうか?

上で紹介した10種類の果物以外にも、

■アボカド

■ バナナ

■ 釈迦頭 ※釈迦頭についてまとめた過去記事はこちら

■ ドリアン(Durian)

■ サントル(Santol) ※サントルについてまとめた過去記事はこちら

なども栽培されていますよ!

訪れる季節によって収穫されるものももちろん変わるので、もし購入して食べてみたい果物があれば事前に Frankie’s Nursery公式サイトのコンタクトフォームからお問い合わせしてみてください( ◠‿◠ )

野菜ソムリエHiroも次回の旅行の目的地にハワイを考えています!(いつになることやらw)
また、実際に果樹園を訪れた際は、記事にしてお伝えしますね~!

Frankie’s Nursery
住所:41-999 Mahiku Place, Waimanalo, Hawaii 96795
電話: (808)-259-8737
【Instagram】

 


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