バンクーバーから近くて便利！リッチモンドの CanWest Farms でいちご狩りしてきた件
2022年、カナダBC州バンクーバー近郊では春に寒い日が続いたため、農産物の成長が心配されていました。イチゴも例外ではなく熟すのが遅れ、例年6月はじめくらいからいちご狩りをスタートしているファームが多いのですが、今年は6月中・下旬からやっと始まりました。
野菜ソムリエHiroも今年は絶対いちご狩りに行きたいと思っていたので、シーズン到来で興奮状態。
そして6月26日（日）に、バンクーバーからそこまで離れていないリッチモンド市にある農園の CanWest Farms Ltd. （以下 CanWest Farms）を訪問してきたので、今回はどんな感じでいちご狩りができるのか、そして食べてみた感想をお届けします。
この記事の目次
はじめに：Canwest Farms LTD.について
CanWest Farms はカナダBC州リッチモンド市に農園があり、Kalluさん一家によって運営されています。Canwest Farms を始めたのは父となるSukhbirさんで、インドの農業の技術を持ってカナダに移住。今はその技術を息子であるHumrajさんが受け継いでいます。
過去にはイチゴ、ブロッコリー、芽キャベツなど様々な果物や野菜を栽培していましたが、90年代からはブルーベリーの栽培をメインに行っていて、シーズン中は「いちご」と「ブルーベリー」のU-pick（ユーピック：果物狩りのこと）を行っています。
バンクーバーにお住まいの方ならお分かりかと思うのですが、果物のU-Pickはバンクーバー郊外に行かないとできないことが多いのですが、Canwest Farms はバンクーバーからけっこう近い場所にあるので、とっても便利です。（特に昨今ガソリン価格が高いので･･･）
ダウンタウンから公共交通機関を使って行くこともでき、車だとダウンタウンからでも約30分ほどで訪れることができます。
ちなみにCanWest Farms では以下3種類のブルーベリーを栽培していることが、公式サイトに記されていましたよ。ブルーベリーのシーズンはまだ先ですが、ぜひブルーベリーのU-Pickも体験したくなりました。
7月頃に熟す品種。中～大型のブルーベリーで、クランチーな食感。甘くて少し酸味があります。
Blue Crop（ブルークロップ）
8月に熟す品種。サイズが大きくて甘いのが特徴。
Elliot（エリオット）
8月下旬に熟す品種。中サイズのブルーベリーで、やや甘いものの酸味もある。
Canwest Farms のいちご狩りについて
ということで、ブルーベリーがメインのファームではありますが、いちご狩りもあるということで、行ってきました！
この日は体感温度が30℃を超える（バンクーバーでいう）猛暑日となり、最高の（？）いちご狩り日和となりました。雨の場合 U-pick は行われないとウェブサイトに書かれていたので、ここまで晴れると安心できました。
Canwest Farms でのいちご狩りは、自身で容器を持参することが推奨されています。（農園のファームマーケットで容器の購入も可能）
また、バンクーバー近郊のいちご狩りは基本屋外なので、天候に合わせた服装を着て来てくださいとの旨がウェブサイトに記されていました。
ファームに到着後、まずは農園にあるファームマーケットを訪問して、いちご狩りのチェックインを行いました。（入場料は無料）
マーケットの人にU-pickに来たことを伝えると、「昨日販売用にいちごをほとんど収獲しちゃってあんまり残ってないけど、いい？」と言われて最初からショックを受けました（笑）
しかしせっかく来たので、「それでもオッケ～！」と伝え、マーケットのすぐそばにあるいちご畑まで歩いていきました。ちなみにU-pickのいちごのお値段は $4.59/lb （1ポンド 4.59カナダドル）でした。
他の八百屋などで収穫済みのいとごは今の時期 $6/lb とか $7/lb で販売されていたりもするので、当たり前（？）ですが自分で収穫する分お安めでした。
こちらがそのいちご畑です。ブルーベリーを主に栽培している農園だったので、いちご畑の規模はけっこう小さめでした。いちご畑の向こうに見える一面緑部分はブルーベリー畑です♪
せっかくなので、ブルーベリー畑の写真も2枚お届けします（↓）バンクーバーでは通常ブルーベリーはいちごより熟すのが遅いので、まだまだ未熟状態でした～。
いちごは写真のような感じで、等間隔にきれいに植えられていました。遠目から見ると赤いものも多いように見えたのですが、まだ未熟なものも多かったです。
それでも真っ赤に熟しているものもちゃんと見つけることができました。いちごの白い花も久々に見ました！かわいいですね～♪
朝10時半頃にCanwest Farms を訪れたのですが、いちご狩りに来ている人が他にいなかったのも幸いして、ちゃんとバケツに90％くらい収獲することができました！
（独占状態で、逆にこの後来た人はほとんど収獲できないレベルだったと思います･･･汗 それぐらいの小規模感でした）
その後いちごがたくさん入ったバケツをファームマーケットに持ち帰って、重さを量ってもらうと・・・
約20～30分かけて収穫したいちごの重さは約1.7kgで、 16.89カナダドル(約1770円)となりました～！
20ドルは超えるだろうなーと勝手に思っていたので、嬉しい誤算でした。
ちなみにCanwest Farms のファームマーケットは以下のように開放的な感じでしたよ。
「昨日収獲したからほとんど無いかも」と言われた時点でけっこう諦めていたのですが、思いのほかたくさんのいちごを収穫できて満足でき、ニッコニコで農園を後にしました。
収獲したいちごを食べてみた感想＆練乳もカナダで買えた話
いちご狩りに行った日に、早速収獲したいちごを食べてみました。
冒頭でも述べた通り今年の春はかなり寒くて6月に入っても薄手のコートを着ていたぐらいだったので、「ちゃんと甘いんだろうか･･･」と個人的に心配していたのですが、実際食べてみるとちゃんと甘かったです！
いくつかカットして糖度計で調べてみたのですが、10～11度前後でした♪ 日本だとさらに甘いいちごもあったりしますが、個人的に糖度10～11度なら十分そのままで美味しくいただけます。
収獲したてのフレッシュないちごの香りが口の中に広がって、幸せな時間となりました～。
しかし、今回はただいちごを食べるだけではなかったんです！
野菜ソムリエHiroは勝手な想像で「カナダに練乳は売ってない」と思い込んでいたのですが、先日練乳が普通に売っていることをTwitterで教えていただいたのです↓
バンクーバーでも見かけませんか。Hiroさんも『こんな身近なところに練乳が売っていたとは！😮✨』となる日は近いと思います。（笑）
ちなみに、私がいつも購入する練乳さんはこれでーす。 pic.twitter.com/Pg1KIps2JU
— Space Cat (@SpaceCatCanada) June 25, 2022
カナダでは超一般的なブランドのPresident’s Choiceの Condensed Milk ！！！
ということで、いちご狩りの後にPresident’s Choiceを取り扱う近くのスーパーで無事にゲットしました～♪欲を言えば日本のようにチューブタイプがあれば最高でしたが、缶の練乳でも十分嬉しい～！
教えてくださった Space Cat さん、ありがとうございます！
練乳 condensed milk は自分でも作れますよ。牛乳100 mlと砂糖大さじ2を小鍋に入れて、沸騰したら弱火でゆっくりかき混ぜながら、半分以下になるまで煮詰めるだけ。粗熱をとって蓋付き瓶で冷蔵庫保存します。砂糖の代わりに、はちみつやメープルシロップにしてもOK☆
— ナチュリブカナダ (@Natulive_Canada) June 26, 2022
また、いつもお世話になっているナチュリブカナダさんが練乳の作り方も教えてくださいました～♪ Twitterの素晴らしさを改めて実感しました。
練乳派の皆さんならもうご存知の通り、練乳をかけて食べたいちごはまた格別の味わいでした♪ いちごと練乳のコラボは最高すぎね。白と赤の見た目も最強でした。
まとめ：Canwest Farmsの近くには、別のファームマーケットも
本日ついにいちご狩りに行くことができました！小さないちご畑があるブルーベリー農園だったのですが、十分いちごを収穫できて良かったです。甘味ものっていて、調べてみると糖度10度前後のものが多かったです。約1.7kgで 16.89カナダドル(約1770円)でした！いちご狩りだと、安くて楽しくて最高です♪ pic.twitter.com/RSRgaYX18i
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦🌈 (@hiro_vegetable) June 27, 2022
（ひさしぶりのいちご狩り体験で大満足なおっさんこと野菜ソムリエHiro）
ということで、Canwest Farms でのいちご狩り体験をお伝えしました。
ちなみに先日Twitterでフォロワーさんとお話ししていて気付いたことがあります。
日本の果物狩りはその場で食べる必要があって「1時間〇〇円」みたいなシステムのところが多いかもしれないのですが、バンクーバーでの果物狩りは「その場では食べちゃダメ。好きなだけ積んでいいけど、量り売りね」みたいなシステムのところが多いんです。（自分が知る限り）
なので、そういった日本とカナダの果物狩りの違いも面白いな、と思いました！
最後になりますが、今回訪れた Canwest Farms から車で4，5分くらいのところに大人気のマーケットRichmond Country Farmsもあるので、バンクーバー在住の方はこちらも行ってみてください。
自分のところで採れた野菜果物のみを販売というよりは、色んなところから仕入れた野菜果物を販売する大きな八百屋みたいなイメージが個人的にあります。種類も豊富なので、気になる方はぜひ～。
営業時間：
（ファームマーケット：期間中は毎日 9am-7pm）
場所：13051 Blundell Road Richmond BC
U-pick価格：時期によって変わります
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