野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

野菜果物が大量陳列すぎてもはや感動?シカゴのスーパーFresh Farms写真

2022年5月末にシカゴに住む会社の方を訪ねて旅行してきた野菜ソムリエHiro。滞在中はジュエルオスコなど現地のスーパーマーケットやファーマーズマーケットに行くことができました!

そこで今回は、シカゴのスーパーマーケット記事第2弾!現地の「Fresh Farms International Market」に行ってきたので、青果売り場で見つけた野菜果物について紹介したいと思います。

Fresh Farms International Marketの気持ちがいい大量陳列っぷりに、日本から見てくださっている方は特に驚くかもしれません!

 

フレッシュファームズ・インターナショナルマーケット(Fresh Farms International Market)ってどんなお店なの?

最初に簡単にですが、 Fresh Farms International Market(以下 Fresh Farms) について紹介したいと思います。

photo: freshfarms.com

Fresh Farmsはイリノイ州シカゴエリアに展開する家族経営のスーパーマーケットチェーンで、合計4店舗あります。もともとは1968年にSvigosファミリーがギリシャから米国に移住したことから始まります。

当初は「 North Water Market 」として営業を開始しますが、1980年にビジネスモデルをよりよく反映させるために、お店の名前を「Fresh Farms International Market」に変更。Devon Ave. と Talman Ave. の角にある1号店は、現在も営業しています。

photo: freshfarms.com

その後1995年には2号店をオープン、2008年にはイリノイ州ナイルズ(シカゴ市の北西)に大規模な3号店を開き、2015年に4号店と少しずつビジネスを拡大しています。野菜ソムリエHiroが今回訪れたのはナイルズにある3号店です。

インターナショナルマーケットと名前に入っていることからも様々な食料品を取り扱っていて、「手入れの行き届いた新鮮で手頃な価格の国際食品を通じて、お客様に最高の価値を提供すること」を使命にしています。

野菜ソムリエHiroが実際訪れたときに感じたのも、(なんて表現すればいいのか分からないのですが…)アメリカのスーパーらしさに加えてアジア系の食品もちゃんと扱っていて、非常に魅力的なお店でしたよ。

 

大量陳列すぎて感動したシカゴのスーパーFresh Farmsで見つけた野菜果物

2022年5月30日、会社の方にシカゴ中心部の北西にあるナイルズという地域にあるFresh Farmsの大型店舗に連れて行ってもらいました。(住所:5740 W Touhy Ave Niles, IL 60714

最初に果物編、そして次に野菜編と2つに分けてFresh Farmsの青果コーナーを紹介します。

果物編

まず店頭には、大量のスイカが陳列されていました!基本カナダもアメリカも丸玉が主流だと思うのですが、少し細長い大きなスイカもありましたよ。

夕食後に訪れたお店だったのですが、店頭だけでもこの陳列量にテンションが上がりました。

また、同じく店頭にはマンゴーもたくさん並べられていました。品種までチェックしていなかったのですが、北米ではミニタイプのマンゴーも人気です。

野菜ソムリエHiroが日本のスーパーで働いていたときはこんなにたくさんのマンゴーを取り扱ったことがないのですが、カナダやアメリカのマンゴーの販売量はいつ見ても大量で、食文化というか消費量の違いを思い知るような感じです。

店内に入って目に飛び込んできたのが、この整然とした果物売り場でした。安定のベリーコーナーには、いちご、ブルーベリー、ラズベリー、オーガニックのラズベリーもありました。

そして・・・

大量陳列すぎる売場を発見。ネクタリンもブラックプラムも圧倒される量の陳列で、「ファッ?!」という変な声が出ました。

ここまでたっぷりと陳列されると、買いたくなっちゃいますよね。デカデカした値札の賑やかも個人的に好きです。

また、北米でおなじみ、そして日本でも最近知られてきているレーニアチェリーもありました!野菜ソムリエHiroも個人的に大好きな甘みの強いサクランボです。

甘みと酸味の両方が楽しめるダークチェリーの試食も出ていましたよ~!

そしてこのレモンの量、日本ではなかなか見られないのではないでしょうか~?

ライムもレモンと同じくらい大量に出ていました。どちらも量り売りなので、好きな大きさのものを好きなだけ買うことができました。

レモンやライムの裏側には、洋梨が大量に並んでいました。基本的に硬い状態で販売されるので、大量に出しても平気っちゃ平気なのですが、こんなに売れるのか心配になる量でした(汗)

写真左の黄緑色の洋梨は、生で食べても調理しても良い万能タイプの Danjou Pear。真ん中の茶色っぽいものは Bosc Pear と呼ばれる煮崩れしにくい調理にも向いている洋梨です!

続いてはさらに洋梨の「Forelle Pears」。洋梨の中で最小サイズの品種の1つで、ベル型です。歯応えがよく甘さも十分の洋梨です。

usapears.orgによると、Forelles は非常に古い品種で、1600 年代にドイツのザクセン州北部で生まれたと考えられているそうです。(米国に導入されたのは、1800年代)

また、写真にブドウも写っていますが、北米ではブランド名や品種名が書かれていないぶどうも多いです。そういった場合は「グリーングレープ」や「レッドグレープ」などとして販売されていますよ。

洋梨の隣には桃も出ていたのですが、日本では考えられない陳列ですよね。北米で出回る桃は硬い(未熟)ので、基本的に傷むことは少ないです。そのため、このような桃の大量陳列も可能となっていますよ。

カットスイカも売られていましたが、やはりアメリカのスーパーでも通常糖度の表示はしないようでした。

日本のスーパーで働いている頃は、糖度シールをカットスイカの袋に貼るのが必須だったので、今でもちょっと不自然に感じますが、これが北米の普通なんですね~。

日本でもキウイフルーツの玉売りはありますが、遠慮なくドカドカと重ねて陳列されているのは、なかなか無いのではないでしょうか?(汗)

キウイフルーツの隣には、マンゴーがたくさん並んでいました。

そしてこちら。この記事を書くまで気付かなかったのですが、上の写真にあるレモンは普通のレモンではなく、「スイートレモン」でした。スイートレモンはその名の通り、酸味が少ないため甘さが微妙に感じられるようなレモンだったはずです。(すごい前にバンクーバーで一度食べたことがあったのですが、あまり記憶がなく・・・。売り場にいる間に気付けたらよかったと後悔しています)

その隣にあるのは、ランブータンやスターフルーツ、ライチですね。ランブータンの裸売りはすごいですが、さすがに鮮度が劣化しているように見えました。

ドラゴンフルーツも品揃えされていました!ピンクの方は果肉が赤か白があるのですが、Fresh Farmsで取り扱っていたのは赤でした。

黄色の果皮もドラゴンフルーツで、こちらは甘みが強い種類になります。果肉は白で、シロップをかけたかき氷みたいだと個人的に思います。とっても日本人好みの味かと勝手に考えています。

おなじみバナナ。北米では量り売りが一般的で、好きな大きさのものを選ぶことができます。写真の右の方にあるテープ巻きバナナはオーガニックのものです。

果物編で紹介する最後の品目はブレッドフルーツです!

バンクーバーでもたまーに見かける(機会がうまいとこ合わずに鮮度悪そうなものしか見たことが無い)ブレッドフルーツですが、シカゴのスーパーでたくさん並んでいて感動しました。

以前ハワイで食べさせてもらったことがあるのですが、蒸したさつまいもみたいな味がして、見た目と違った味の良さに驚いた記憶があります。

野菜コーナーに並んでいたので、ブレッドフルーツは基本的に野菜扱いなのかもしれません。

野菜編

続いては、Fresh Farmsで見かけた野菜をお届けします。全体的に北米のスーパーと同じ品目だったのですが、やはりこちらも大量陳列っぷりに圧倒されました。

まずはカリフラワー。北米では一般的に袋入りで販売されていることが多いイメージです。

りんご売場の前に陳列されていたのは、エアルームトマト。(写真が少しブレてしまった・・・)エアルームトマトは色んなトマトの総称です。以前記事にまとめたことがあるので、知らない方はぜひ確認してみてください。

基本色んな品種のトマトがまとめて売られているので、売り場がとてもカラフルです。

トマト売り場もずらー-----っとトマトパックが並んでいました。お値段もそんなに高くは無いように感じました。

野菜ソムリエHiroが岡山のスーパーで働いていた頃は、「トマトの種類が多いスーパーはいいスーパー」と聞いていましたが、Fresh Farmsでもたくさんのトマトが置いてありましたよ。

こちらはインド系の方がよく使う野菜をコーナー化しているように見えました。ゴーヤもあるのですが、日本の一般的なゴーヤとはちょっと種類が違う感じです。茄子も丸くてコロコロしたタイプのものをカナダのインド系食料品店でよく見かけます。

パイナップルの隣にある袋は全部じゃがいもです。北米ではレッドポテトも人気で年中並んでいます。

じゃがいも袋売りの反対側でも、じゃがいもが積み上がっていました。ザラザラした褐色の果皮のじゃがいもで、北米で最も人気といわれるじゃがいも「ラセット」です。

アメリカでは、アイダホ産のラセットポテトを「アイダホポテト」とも呼ぶと聞いていたのですが、たしかに値札に「Idaho Potatoes」と記されていて、なんだか嬉しくなりました。

同様に土ものコーナーでは、玉ねぎも大量販売。白玉ねぎもちらっと見えますが、こちらはサルサなどメキシコ料理に人気とのことです。(知り合いのメキシコ人に以前話を聞いたのですが、たしかに白玉ねぎをよく使うそうです)

なんと長芋も販売されていました~!売り方も大胆にそのまま売ってました(汗)光に当たるとすぐ表面が赤っぽくなるのですが、大胆っぷりがさすが北米のスーパーだと思いました。

冷蔵ケースには、バナナの花穂がどっさり。野菜ソムリエHiroが暮らすバンクーバーでもアジア系スーパーで手に入りますが、こんなにたくさん並んでいるのは初めて見ました。

その隣の巨大なアボカドも気になりました・・・!

また、大根のとなりあたりにはカクタスリーフやアロエベラも販売されていましたよ。いまだに使い方が良く分からない品目です・・・。

写真中央のしょうがのように見えるものは、ターメリック(ウコン)ですね♪ 北米では日本よりウコンが手に入りやすいイメージがあります。


キャベツコーナーではもう下の方を取ったら崩れそうなくらいキャベツが積まれていました。鮮度良好で、量り売りでした~。

レッドキャベツも北米では日本よりたくさん売られています!個人的に1玉は大きすぎるのですが、たいてい1玉売りです。

次は、写真の小さな黄緑色のものなのですが、なんとこちら「ひよこ豆」の若どり(値札に Fresh Garbanzo Beans と書かれていました)です。

購入こそしなかったのですが、生まれて初めて若どりのひよこ豆を見ることができて「シカゴに来てよかったー」と思いました!バンクーバーでは見たことがありません!

ちなみに若どりひよこ豆の隣にあるのは、トマティロといって、こちらもメキシコ料理によく使われます。和名はオオブドウホオズキというそうです。(トマトの一種ではない)

最後に取り上げるのは、ホースラディッシュです!

個人的に北米版ワサビみたいに感じている野菜で、ローストビーフの上にすりおろしたものをかけて食べたりします。和名もセイヨウサワビといいます。調べてみると、シカゴのあるアメリカ・イリノイ州はホースラディッシュの世界的な産地とのことですよ!

 

まとめ:大量陳列ならここっていうくらい大量の野菜果物を眺められる楽しいスーパー

いかがでしたか?

個人的に今回シカゴで訪れたスーパーの中で一番楽しかったのがFresh Farmsです。野菜果物がガッツリ陳列されている売場は、日本ではなかなか見られないはず!

カナダBC州バンクーバーでもここまで迫力のある陳列は見られないような気がします。(Fresh Farmsの全店舗が同じような陳列なのかは不明ですが・・・)

皆さんもシカゴエリアを訪れることがあれば、Fresh Farmsにぜひ訪れてみてください!野菜果物好きの方であれば、売り場を歩くだけで大興奮できるお店だと思います!