いくつ知ってる?バンクーバーのGranville Islandで発見したレア野菜果物10
カナダ・バンクーバーの観光地として有名なスポットといえば、グランビル・アイランド(Granville Island)です!
ダウンタウンの一番大きな駅 Waterfront Station付近でバスに乗れば、約30分程度で行くことができます。(小型のフェリーでも行くことが可能)
このグランビルアイランドには、アートギャラリーや地元民も集まるブリュワリー、ティーショップ、お土産屋さんなど様々なお店が並んでいますが、そのの中でもひと際人気なのが、パブリックマーケット(Public Market)です。
パブリックマーケットの中には飲食店はもちろんのこと、フラワーショップ、チーズ屋さん、工芸品店、そして魚屋さんやお肉屋さんなどずらり。
年中観光客で賑わっているグランビルアイランドの中でも一番人気のスポットなのですが、忘れてはいけないのが・・・
野菜と果物ですよね(´ー+`)白い歯キラッ
そうなんです。
このパブリックマーケットは「バンクーバーの台所」と(野菜ソムリエHiroから勝手に)呼ばれていて、普段見かけないような珍しい野菜・果物に出会える場所なんです!
ということで今回は、グランビルアイランドのパブリックマーケットで見つけた珍しい野菜・果物を10種類を紹介します( ・◡・ )♫
この記事の目次
1.結球型ケール(Flowering Kale)
発見:2014年9月
まず最初に紹介するのは、バンクーバーのスーパーではなかなか見かけない結球型ケール(※結球型とは丸い形状に葉が巻くこと)。
バンクーバーにお住まいの方はご存知の通り、一般的に見かけるケールは葉が扇状に広がったようになっていますが、写真のケールは葉が巻いているのが分かりますよね。
さらに茎の部分が紫色なので、葉の緑色とのコントラストが美しいですよね~。惚れ惚れしちゃいますよね~( ′⌄‵ )♪
ちなみにケールは地中海沿岸原産(といわれている)で、キャベツの原種。そういえば、キャベツに味が似てますよね。(よね?)
日本ではなかなか生のケールを見かける機会が少ないかもしれませんが、バンクーバーでは人気の野菜の一つ。青汁の原料にも使用されるほどの栄養価が高い野菜です。
文部科学省の食品成分データベースによると、可食部100g中には
・カルシウム 220mg
・マグネシウム 44mg
・βカロテン 2900μg
・ビタミンK 210μg
・ビタミンC 81mg
などなど栄養が豊富。
「バンクーバーに来たばかりでケールをまだ食べたことがない」「日本にいるけど、そういえばケールをお店で見かけたことがある」というあなた、ぜひ挑戦してみてくださいね~。
2.生わさび(Wasabi)
発見:2018年4月
日本のスーパーでもなかなか見かけない生わさびをグランビルアイランドで発見。
最初にわさびを見つけたときは「バンクーバーでも需要があるのか!」と驚きましたが、日本食レストランもいっぱいありますしね。
ちなみに品質の良いわさびの見分け方は、太くて根がごつごつしているもの。濡れた新聞紙にくるんで冷蔵庫で保管すれば、品質を長く保てますよ。
3.サラッカヤシ(Salak / Snake fruit)
発見:2018年4月
サラクには和名があってサラカヤシまたはサラクヤシ、サラカ、サラッカヤシと呼ばれているヤシの一種です。ジャワ島原産。
インドネシアとマレーシアに自生しているので、東南アジアに行ったことがある人は知っているのかも!バリ島では一般的な果物といわれています。
パブリックマーケットでは Salak(Snake Fruit)という名前で売られていましたが、スネークフルーツと呼ばれるその理由は、果皮が赤褐色+うろこ状に見えるから。たしかにヘビのうろこっぽいですよね・・・怖ッ
短いトゲに覆われた果皮をめくると、クリーム色の果肉がこんにちは。(雰囲気はライチみたいな感じなんですけど、なぜかやっぱり食べるのを恐れてしまうのは蛇っぽいからでしょうか・・・怖ッ)
未熟な果実は独特の刺激臭がありますが、完熟するとジューシーで酸味と甘みが味わえますよ。「まだ食べたことがない」という方は、ぜひ一度挑戦してみてください。ちなみに品種によって歯ごたえや糖度などが異なります。
4.イエローラズベリー(Yellow Raspberry)
発見:2014年6月
ラズベリーはバラ科キイチゴ属の植物。
「ラズベリーの色は何?」と聞かれたら、普通は「赤!」と答えるかもしれませんが、実はラズベリーには黄色もあるんです。個人的に黄色のラズベリーの味は赤のラズベリーと大差ないと思いました。
日本で新鮮なラズベリーは手に入りにくいですが、カナダなら年中通して手に入ります。これがカナダの魅力!バンクーバーでは特に6月から8月頃が全盛期。(天候状況によって変わります)
イエローラズベリーは旬の時期にファーマーズマーケットなんかに行くと、たまに見かけたりしますが、冬なんかは経験上では見かけたことがないです。
ちなみに黒いラズベリーもあり、これは「ブラックラズベリー」と呼ばれています。ブラックベリーとは別物なので注意!
5.バナナの花穂(Banana Flower)
発見:2018年4月
バナナはバナナでも、バナナの花穂がグランビルアイランドで販売されていました。バナナの花穂は通常、果物じゃなくて野菜の括りです。
実はバンクーバーのアジア系スーパーなんかに行くとたまに見かける代物なので、バンクーバー在住の方なら見たことがある方も多いはず。花穂はサラダや炒め物、煮物なんかに使用されていますよ。
6.キウイベリー(Kiwiberry)
発見:2014年9月
(グランビルアイランドで購入したキウイベリー)
キウイベリーはもう名前そのままなのですが、「キウイの味 × ベリーの可愛さ」が合わさった果物。コロコロとしてつるんとした果皮を真っ二つに切ってみると、キウイらしい果肉が顔を覗かせます。(可愛すぎかよ・・・)
上の写真は野菜ソムリエHiroがニュージーランドにいた際、スーパーで購入したキウイベリー。グランビルアイランドで購入したものよりも緑が濃い目でした。
まだまだ一般には浸透しきっていないように個人的に見えるのですが、将来的には普通のスーパーでも定番商品として品揃えされる日が来るかもしれません。
7.ブラック・フィンガー・グレープ(Black Finger Grape)
発見:2014年9月
ブドウであまり知られていないことの一つを挙げるとしたら、「いろいろなカタチの実がある」ということではないでしょうか?
例えば、桃太郎ブドウは桃のようなカタチをしていますし、マニキュアフィンガーというブドウは先が尖ったようなカタチをしています。
(マニキュアフィンガー)
そして、ブラック・フィンガー・グレープはその名の通り、フィンガー(指)みたいに、でもマニキュアフィンガーとは少し違った細長い円柱のようなカタチをしたブドウです。
面白い見た目なので、これを会社や学校で食べていると「え?何これ?ブドウ?」みたいな反応が周りからあるかもしれません。
味はブドウそのもので、甘味も強めでした。果皮もそのまま一緒に食べられますが、ちょっと渋みもあります。
8.マランガ(Malanga)
発見:2015年1月
あなたはマランガ(別名 Eddo / Eddoe)をご存知ですか?
海老芋(太くて少し長い里芋の一種)に似た感じですが、マランガは写真のようにもっと太長いやつもあります。
サンパウロやリオデジャネイロなど南米の一部地域ではけっこう普通に食べられている野菜で、里芋と同じように調理します。
味も里芋もさほど変わりないように個人的には感じましたが、ぜひ現地の人に美味しいマランガの食べ方を一度聞いてみたいと思っています。
9.イエローピタヤ(pitahaya)
発見:2015年5月
ピンク色でつるっとした果皮のドラゴンフルーツはご存知の方も多いかもしれませんが、カタチがゴツゴツとした別種「イエローピタヤ」はどうでしょうか?(ゴールデンピタヤとも呼ばれています)
イエローピタヤの果肉は白色で、他のドラゴンフルーツの品種に比べて甘味が強めなのが特徴。ドラゴンフルーツのさっぱりした甘味とは一線を画しているので、気になる方は一度購入してみてはいかが?
アジア系スーパーに行くと、たまに見かけたりもするので、レア度は他に比べて低めです。
10.コブミカン(kaffir lime)
発見:2014年11月
コブミカンはタイ、マレーシア原産で、kaffir lime(カフィアライム)、makrut lime(マクラットライム)とも呼ばれています。そのゴツゴツとした見た目が特徴。
葉や果皮に独特の芳香があるため、カレーの香り付けなど東南アジア料理によく利用されています。また、エッセンシャルオイルをつくる材料にもなっていたり、モヒートやビールなどアルコールの香り付けにも利用されています。
まとめ:グランビルアイランドのパブリックマーケットで知らない野菜・果物に出会おう
ということで、あなたはいくつ知っている野菜・果物がありましたか?
珍しい野菜・果物以外にも、グランビルアイランドのパブリックマーケットの野菜・果物のディスプレイは目で楽しめるものばかりなので、歩いているだけでもワクワクしますよ。
まだ見ぬ野菜・果物の世界を覗きにグランビルアイランドのパブリックマーケットへ行ってみてはいかがでしょうか?