Twitterで6万いいね超え。キウイベリー(サルナシ)投稿で判明した豆知識5つ
2024/05/20
可愛すぎるキウイベリーの存在を全日本人に知って欲しい。 pic.twitter.com/CUSCxsVb4X
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦🌈 (@hiro_vegetable) September 29, 2022
2022年9月28日にTwitterへ投稿したキウイベリーのツイートが、本当にありがたいことにバズりました。約3日ほどで6万2,000以上のいいねをいただきました。
以前も桃の花についてのツイートで1万いいねくらいいただいたことがあったのですが、今回の反響はとても大きく、コメントも非常にたくさんいただきました!
そこで今回は、写真のキウイベリーをどこで手に入れたのか、そしてTwitterでの皆さんのコメントを見て分かったキウイベリーのことをまとめてみました。
この記事の目次
はじめに:カナダBC州バンクーバーのコストコ(Costco)でキウイベリーを購入した話
2022年9月下旬、カナダのコストコのFacebookページ「Costco Wholesale Canada」で、コストコの一部の店舗でキウイベリーの取り扱いをスタートしたことを知った野菜ソムリエHiro。
そもそも、バンクーバーでは秋頃になると他のスーパーでもキウイベリーを少量扱っているのですが、今年はまだ見かけていなかったこともあり、居ても立っても居られず、その週末にコストコのリッチモンド店に行ってきました。(おそらくメトロバンクーバーで一番大きな店舗)そして・・・
カナダのコストコで、キウイベリー(Kiwi Berries)を手に入れました!日本ではサルナシやベビーキウイなどとも呼ばれています。半分にカットすると、キウイフルーツにそっくりで超可愛いですよ。まだ食べたことがないという方は、ぜひ。気にならなければ、果皮も食べられます。 pic.twitter.com/o1KF6YbWeS
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦🌈 (@hiro_vegetable) September 28, 2022
無事にキウイベリーを入手できました!さすがコストコという量が販売されていて、こんなにたくさんのキウイベリーを一度に見たのは初めての経験!
また、他のスーパーで見かけるキウイベリーは少量パックの割にちょっとお高めと感じていたのですが、コストコでは1パック約454g で5.99カナダドル(日本円で約628円)で販売されていて、とてもお得に感じました。
ちなみにキウイベリー1パックが454gで5.99カナダドルでした。(日本円で約628円)さすがコストコという安さ!こんなにたくさんキウイベリーが販売されているところも初めて見ました。購入すると果肉がまだ固くて未熟だったので、少し寝かしたいと思います。 pic.twitter.com/WdbRqHKVGG
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦🌈 (@hiro_vegetable) September 28, 2022
キウイベリー(サルナシ)についてちょっと解説
ここでキウイベリーについて少し紹介します。
キウイベリーはキウイフルーツと同じマタタビ科マタタビ属の果物で、キウイの近縁種といわれています。収獲の季節は秋です。
バンクーバーでも秋(主に9月・10月)に少量出回るのですが、個人的に今までスーパーで見たことがあるのはアメリカのオレゴン産 or ポルトガル産のものになります。
カナダ産のものは、バンクーバーのファーマーズマーケットで地元の農家さんが収獲したものを1回か2回ほど見かけたことがある程度で、カナダでそこまで一般的な果物では無いというイメージです。
(ポルトガル産キウイベリー)
また、北米では「キウイベリー(Kiwi berry)」や「ベビーキウイ(Baby kiwi)」の名前で出回っていますが、日本では「サルナシ」「コクワ」という名前が一般的です。ただ、他にも地域によって呼び名が異なります。
言い換えれば、色んな名前で呼ばれている果物の一つなので、場合によってはちょっと紛らわしいとも言えます。
(バンクーバー近郊の農園で見せてもらったキウイベリー)
キウイベリーは上の写真の通り果皮が無毛です。実は普通のキウイフルーツの果皮も食べられるっちゃ食べられるのですが、日本ではあまり食べられていません。
野菜ソムリエHiroも友人(キウイの国、ニュージーランドの人)が食べているところを見て、果皮ごと食べたこともあるのですが、子どもの頃から果皮を食べない環境で育ったので、なんか抵抗感があって今も食べていません・・・。
しかし、キウイベリーは皮ごと食べられるのが魅力で、洗ってすぐに口に放り込めばOK!(少し柔らかくなったら熟したサイン!皮は少し酸っぱいです)
食味も非常にキウイに似て甘酸っぱいので、キウイベリーやベビーキウイと北米で呼ばれているのも納得ではないでしょうか?
キウイベリーの投稿に対する皆さんのコメントで今回学んだこと5つ
以上を踏まえて、今回バズった投稿にいただいたコメントで自分が学んだことをピックアップしてまとめてみました。
三人寄れば文殊の知恵ともいいますが、本当にたくさんの方からコメントをいただいたことで、自分自身非常に勉強になりました。コメントをくださった皆さん、本当にありがとうございます!
1. 「サルナシやコクワといっしょ?」⇒日本ではキウイベリーという名前が一般的ではない
(バンクーバーのWhole Foods Marketではオーガニックのキウイベリーが販売されていました)
今回の投稿では「キウイベリー」とだけ記したため、「サルナシやコクワと一緒なの??」というコメントをたくさんいただきました。
「キウイベリーはサルナシやコクワと同じ!」と自分が書いていれば混乱を生まなかったので、多くの方には申し訳なかったのですが、皆さんの反応を見るとキウイベリー(Kiwi berry)という英名が日本では全然知られていなかったように感じて、個人的に勉強になりました。
「名前の印象って大事!」という声も少しいただきましたが、たしかにその通りかもと思いました。「サルナシ」よりも「キウイベリー」という名前の方が個人的に買いたくなるような可愛らしい響きだと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?
2. ドリカムの「晴れたらいいね」の歌詞のコクワの実はこれだったのか!
今回盲点だったなと思ったのがこちら。なんと、ドリカムの名曲「晴れたらいいね」の歌詞に「コクワの実」が入っていたことをコメントで多くの方から教えていただきました。
歌詞の一部です↓
“こくわ”の実 また採ってね
かなり たよれる ナビになるよ
日本にいた頃ドリカムが大好きでCDもよく買っていたのですが、晴れたらいいねの存在をすっかり忘れていたため、全く気付いていませんでした。
懐かしくなって思わずYouTubeで晴れたらいいねを検索して聴いたのですが、「たしかにコクワの実って言ってるー-!!しかもサビ!!なんかすごい!!」ってなりました(笑)
3.どこで買える?⇒春秋頃のコストコが最有力。福島県玉川村と岩手県軽米町では特産品として栽培、加工食品も
「キウイベリー、どこで手に入るの??」と言うコメントをたくさんいただいたのですが、皆さんのコメントを読む限り
日本のコストコ(春と秋にたまにあるらしいです)か山に自生しているものを採集している方が多かったです。
手に入れやすさではコストコが最有力といえるかもしれません。
福島県西会津の道の駅でキウイベリー(サルナシ)が販売されていたとのことですよ~☺️
ちなみに福島県観光情報サイト「ふくしまの旅」によると、福島県玉川村がキウイベリーの生産量日本一とのことです!9~10月には摘み取り体験ができると記されています。いいないいな~https://t.co/6O1e1Gkx2s https://t.co/RQQONCjzwG— 野菜ソムリエHiro (@hiro_vegetable) October 1, 2022
また、コメントで皆さんから福島県玉川村と岩手県軽米町ではキウイベリーを特産として栽培していると教えていただきました。なので、福島と岩手の方は比較的他の地域にお住まいの方に比べると、手に入りやすいかもしれません。
実際にネットで調べてみると、福島県玉川村のウェブサイトと軽米町産業開発のウェブサイトにも特産品としてキウイベリーが載っていました!
たいへん好評いただいております「さるなしたまご」🐵🍐
ミル・みるハウス、軽米町物産交流館、なにゃーと等で販売中✨
地元のお土産や、お茶菓子、仏様のお供え物に…
今年のお土産はぜひ「さるなしたまご」いかがでしょうか? pic.twitter.com/24XeMOcGW1— 軽米町観光協会 (@karumaikanko) August 12, 2022
また、日本ではキウイベリーのワイン、果実酒、ドリンクなど加工食品も多数あり、個人的にとても驚きました!カナダではキウイベリーの加工食品は個人的にまだ見たことがありません。さるなしたまご、食べてみたいです・・・!
4. 「ゴールデンカムイ」にも登場。アイヌではクッチと呼ばれている
福島県玉川村が日本一の生産量を誇る特産品『さるなし』は125話「実りの季節」に登場します。
土方さんが表紙の第3巻22話「伝説の熊撃ち」には樹液たっぷりのさるなしの蔓(つる)が出てきます。
近くに蔓がないときは、さるなしジュースをどうぞ。https://t.co/GWR5jCaFm1#ゴールデンカムイ https://t.co/q129LyluPO pic.twitter.com/9iHbqjC3Iw— 福島県観光物産交流協会 (@fukushimatweet) July 29, 2021
野田サトル先生による明治末期の北海道・樺太を舞台にした、大ヒットサバイバルバトル漫画「ゴールデンカムイ」を皆さんご存知でしょうか?テレビアニメにもなっています。
野菜ソムリエHiroは恥ずかしながら漫画を数巻しか読んだことが無かったのですが、今回のキウイベリーの投稿で、「ゴールデンカムイで見たやつだ!」「アイヌではクッチと呼ばれている」「たくさん食べたら肛門が痒くなる」というコメントをたくさんいただきました。
あ「杉元あれ採ってくれ、クッチ サルナシの実だ。」
杉「んん!クッチうまいよ。アシリパさん。とっても甘い」
杉「クッチは食べ過ぎると肛門がとても痒くなる。いっぱい食べろォ杉元😁」
言いつけを守り食べまくる杉元😂 pic.twitter.com/BbLdA94Pp9— ベルーガベル@猫のツンさんは相棒 (@wCytAn2fWyEfm4h) June 6, 2022
個人的にゴールデンカムイはサバイバルバトル漫画でありながら、アイヌについてもガッツリ学べる異色の漫画だと思っていたのですが、今回改めてゴールデンカムイの影響力の大きさを感じました。
5.キウイアレルギーの人はさるなしを食べない方が無難。もしアレルギーが酷くない方でキウイを食べたい場合は、イガイガ成分のアクチニジンが極力少ない香川県オリジナル品種のさぬきキウイっこ®︎「ひとつまみ。」が希望の星かも
キウイはアレルギーの発症頻度が果物の中でも高いと聞いたことがあるのですが、今回の投稿を通して「キウイアレルギーがあるのだが、キウイベリーは大丈夫か?」というコメントも多くいただきました。
結論から言うと、「ネットで調べてみたものの、キウイベリーとアレルギーに関するデータが見つからないので、アレルギーをお持ちの方に実際食べてもらわないと正直分からない・・・。でもリスキーなので、食べないで欲しい・・・。」です。
ただ、香川のキウイ農家「キウイボム」さんがくれた返信が多くのキウイアレルギーの方の希望になったのではないかと思います。それがこちら↓
弊社が生産している香川県オリジナル品種のさぬきキウイっこ®︎「ひとつまみ。」はサルナシとキウイを掛け合わせた新しい品種でキウイ独特のイガイガ成分であるアクチニジンが極力少ないのでアレルギーが酷くない方はみなさん食べる事ができますよ‼︎ pic.twitter.com/vLqKwxY2P8
— 株式会社 キウイボム (@yujiro_nakano) October 3, 2022
香川県ではオリジナル品種のさぬきキウイっこ®︎という世界最小のキウイフルーツを弊社が「ひとつまみ。」として生産しております。 pic.twitter.com/CVN5SCdqcO
— 株式会社 キウイボム (@yujiro_nakano) October 3, 2022
なんと香川県オリジナル品種のさぬきキウイっこ®︎「ひとつまみ。」は、イガイガ成分のアクチニジンが少ないため、アレルギーが酷くない方は食べられるそうです!
「ひとつまみ。」を食べてみたい方は、ぜひキウイボムに尋ねてみてください。また、さぬきキウイっこ®︎に関しては、香川県の公式サイトにも載っていますよ。
最後に:Yahoo!ニュースや grape、マイナビニュースなどのメディアにもキウイベリーが取り上げられました
ということで、Twitterに投稿したキウイベリーが嬉しいことにバズりまして、皆さんからいただいたコメントですごく勉強になったというお話でした。(集合体恐怖症の方には写真が悪かったみたいで、そちらも申し訳なかったです・・・)
最後になりますが、バズったことでYahoo!ニュースや有名メディアの grape、マイナビニュースにもキウイベリーについての記事が掲載されました!
取り上げてくださった記者の皆さん、本当にありがとうございます。個人的に自分が撮影したキウイベリーの写真が多くの方の目に触れたことが非常に感動的で、忘れられない想い出になりました。
皆さんも良かったら以下の記事をチェックしてみてください↓
また、季節になったらキウイベリーをぜひ探して手に入れてみてくださいね!
なんとキウイベリーについての記事が Yahoo! Japan にも掲載されています。コメントも約200件ついていて、すごいです・・・。自分の撮った写真とコメントがこうしてたくさんの方に届いて感動ものです。まだ読んだことが無い方がいたら、ぜひ!https://t.co/nIRvFbOznY
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦🌈 (@hiro_vegetable) October 5, 2022
なんと有名ウェブメディアの grape さんでもキウイベリーを記事として取り上げてくださいました!本当に嬉しい限りです。https://t.co/SWnIZFe7dd
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦🌈 (@hiro_vegetable) October 5, 2022
キウイベリー(サルナシ)について、なんとマイナビニュースさんが記事として取り上げてくださいました!写真もたくさん使ってくださって、感謝感激です!https://t.co/iFULSYKcKs
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦🌈 (@hiro_vegetable) October 5, 2022