野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

衝撃の顔より長いアボカド「Long Neck Avocado」を食べてみた感想

   

皆さん、「森のバター」とも呼ばれるアボカドは好きですか?

その豊富な栄養価からギネスブックに「最も栄養価の高い果実」として登録されているのをご存知の方も多いかと思います。

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原産地の中央アメリカでは、約5000年前から栽培されていたともいわれる歴史のあるアボカドは、現在メキシコやアメリカ、ブラジルなどで主に栽培されています。また、日本でも温暖な地域の一部で国産アボカドが栽培されていたりもします。

野菜ソムリエHiroが暮らすカナダBC州バンクーバーでは、アボカドがスーパーの青果売り場に年中たくさん並んでいますが、そのほとんどが「ハス」と呼ばれる品種ざらざらしているタイプのアボカドです。(日本もおそらくハス種が主に出回っているかと思います)

そのため、この「ハス種=アボカド」と思っている方もいるのではないでしょうか?

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しかし!実はアボカドは世界中に数多くの品種があるので、普段スーパーなどで見かけないようなものが一部で栽培されていたりするんです。

そして野菜ソムリエHiroが2021年7月に入手したのがこちら↓

自分の顔は一応大きくも小さくもない感じだと個人的に思うのですが・・・長★す★ぎ★ま★す★ね♪

今回はこの長すぎるアボカド「ロングネック・アボカド(Long Neck Avocado)」についてまとめてみました。実際に食べてみた感想もお届けします。

アメリカ or カナダ在住でロングネックアボカドを購入したい人はマイアミフルーツ(Miami Fruit)をチェック

まず最初に、「どこでこんなアボカド手に入れたの?!」と思う方も多いかもしれません。実際ロングネックアボカドは商業的に栽培されていないので、普通のスーパーでは手に入る機会はほとんど無いはず!

野菜ソムリエHiroは前からずっとロングネックアボカドを食べたいと思っていたのですが、カナダで7年以上暮らしても見つけることはできませんでした。

そんな中、先日フロリダを拠点とするトロピカルフルーツを栽培・ネット販売する Miami Fruit がロングネックアボカドを扱っていることを知って、収穫の時期をずっと待っていたわけです♪

そして先日2021年7月、ロングネックアボカドを無事に購入することができました~!

ロングネックアボカドのsmall box で US $67!さらにアメリカからカナダへの送料がかなり高くて(US $140くらい)ちょっと悲しいのですが、仕方無いです汗

2021年度はもうロングネックアボカドの収穫時期が終わっているので販売も終了していますが、来年も販売される予定なので、興味がある方はぜひ Miami Fruit のウェブサイトをチェックしてみてください。(残念ながら日本は配送の対象外です泣)

ロングネックアボカド(Long Neck Avocado)について調べてみた

次に、ロングネックアボカドが一体どんなものなのか調べてみた内容をまとめてお届けします。

まず、ロングネックアボカドは、フロリダ、カリブ海、中央アメリカを含む世界中の熱帯地域に自生していて、古くから野生の環境で育っていたそうです。

そして調べを進めるうちに、「ロングネックアボカド」は長細い首を持つアボカドに対して使われる総称であることが分かりました。植物学的には「Persea americana」と記述されるそうです。

つまり、「ロングネック」は総称であって、品種名ではないということですね。

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では、ロングネックアボカドにはどんな品種があるのかというと、野菜ソムリエHiroがよくお世話になっている野菜と果物情報満載の specialtyproduce.com によると、最も有名なのが「ラッセル(Russell)」という南フロリダで最初に栽培された品種であることが分かりました。(熱帯の列島 Florida Keys にあるイスラモラダ村で最初に発見されたそうです)

また、同じくspecialtyproduce.comによると、中央アメリカの国であるニカラグア(Nicaragua)の家庭菜園の木に生えているのが発見された「プラビダ・アボカド(Pura vida avocado)」という品種もあるとのことで、ネット記事を色々徘徊していると、今回野菜ソムリエHiroが手に入れたのもどうやら Pura vida avocado のようでした。

l14(ルームメイトにロングネックアボカドを持ってもらい撮影しました)

そして皆さん既にご存知の通り、ロングネックアボカドは大きくて細長い果実です。なんと、その長さは最大13インチ(33cm)まで成長するそうですが、ものによってカタチが長かったりそうでなかったりするようです。

アボカドといえば「果皮が黒くてざらざらしている」というイメージがあるかもしれませんが、ロングネックアボカドは果皮は滑らかで光沢があります。そして、熟すと明るい緑色がかった色になります。

そう、上の写真のアボカドはもう熟しているんですね~(´▽`)

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ちなみに果肉部分はハス種のアボカドと変わりない色合いですが、種の部分はそれはもう大きなものが入っています。さらに種の部分は空洞もあります。

上の写真を見ても分かるかと思うのですが、種と果肉がぴったりとひっついているのではなく、種と果肉との間に隙間があるのも面白いポイントではないでしょうか?

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ちなみにロングネックアボカドは、夏の半ば頃から終わり頃まで収獲されるそうです。

また、成長の速度は普通のアボカドと変わらず、「遺伝子組み換えでこんなカタチなのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、完全に天然物で遺伝子組み換えはされていないアボカドなんですね~。素敵です!

 

最後に:実際にロングネックアボカドを食べてみた感想

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最後に実際にロングネックアボカドを食べてみた感想をお届けするのですが、まずは手にもってみた感想から。

いや、かなり重いんですよね、やっぱり。一般的なハス種のアボカドは手のひらに収まりますが、ロングネックアボカドは全然収まらなかったので、片手で持つのがちょっとしんどいくらいでした。

でもそれだけ充実しているっていうことですよね!

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また、↑の写真が今回届いたロングネックアボカドなのですが、その中のひとつは大したロングネックではありませんでした(汗)

やっぱりきれいにロングネックになるものもあれば、そうはならないものもあるようです。それがまた面白いですね~( ◠‿◠ )

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そして食べてみたのですが、味は本当にいつも食べるアボカドの味とほぼ変わりませんでした。ただ、後味が微妙に苦いと思いました。

あとボリューム感がすごかったです。一人で一度には食べきれないと思いました。種の部分を除いても果肉がぎっしりあるので、結局カットして冷凍しました~。でもボリュームのせいもあって、満足感超高めでした!幸せ!

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ということで、ロングネックアボカドを食べてみたい方は、ぜひ探してみてください。

残念ながら日本ではほぼ手に入らないものかもしれませんが、北米にお住まいの方はMiami Fruitで購入することができますよ♪


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