(↑今回購入したもののパッケージ。台湾産。)
品名
グアバ
和名:バンザクロ(蕃石榴)、バンジロウ
台湾では外国(蕃)のザクロ(石榴)という意味で蕃柘榴と称する。
日本でもバンザクロ、バンジロウという名前がついているが、英名が一般的に浸透。
植物学上の分類
フトモモ科
歴史
・熱帯中央アメリカ原産。
・インカ族が栽培していたという記録がある。
・スペイン人がアメリカ大陸からフィリピンに導入、さらにフィリピンから中国、台湾や東南アジアに広がる。ポルトガル人がフィリピンからインドに伝えたとされる。
品種
種子繁殖が多いため品種と呼べないようなものが広く栽培される。
特徴
・グアバ果実の形、表面の状態がザクロに似ている。
・果実は球形、楕円形、洋ナシ形などがある。直径5-7cmで、果重は30gから450gまであり、品種によってばらばら。
産地
・現在インドはメキシコと並んで有数のグアバ生産国になっている。
・熱帯、亜熱帯のほとんどに分布。キューバ、メキシコ、ブラジル、ペルー、
・台湾、中国、フィリピン、タイ、インド、アメリカなどで栽培される。
・日本では沖縄と鹿児島の奄美大島で主に栽培されている。
・東南アジアでは、マンゴー、バナナ、かんきつ類に次ぐ栽培面積がある。
時期
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見分け方
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栄養
・ビタミンCを多く含む。レモンの5倍といわれているそう。
・その他カロテン、カルシウム、食物繊維が多く、非常に栄養価が高い。
・ペクチン、タンニンも多い。種子には鉄分が多く含まれる。
機能性
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料理
・生で食べる場合は果皮から種子まで丸ごと食べられる。
・完熟したもののほうが美味しいが、あまり日持ちしないため早めに収穫したものが市場に出回っている。
・熱帯地方では成熟前の果実を野菜的な感覚で食する場合もある。
・アイスクリーム、ソース、ケーキ、タルト、ジャム、ゼリー、ジュースに加工される。
保存
・完熟したものはあまり日持ちしないそうなので、早めに使用する。
販売のポイント
・フトモモ科の果実は香りが良い
・完熟果実は丸ごと食べられる
その他情報
・繁殖力が非常に強いため野生化され厄介者扱いされるケースがある。
南太平洋のフィジーでは害になる雑木だということで根絶が図られたそう。
・栽培が可能な地域は霜の降りないところといえる。
・葉にはタンニンが含まれ、グアバ茶として利用。
日本のスーパーでは生の果実よりグアバ茶をよく見かける。
Hiroのメモ書き
中国系のグロッサリーストアで見かけたので購入。
日本では生のものを見たことがなかったので、「これがグアバ茶の元なのかぁ!」と感動しました。
しかし何の情報もない状態でその日に切って食べてみると、まぁ不味い。
種の周りの部分は甘いのですが、その他に苦味があって、結局種の周り以外は捨ててしまうはめに。(とほほです)
調べてみると上記にあるとおり、あまり日持ちしないので早めに収穫されたものが出回っているとのこと。
次は熟した状態のものを食べてみたいです、、。