ケープグーズベリー / ゴールデンベリー / 食用ホオズキ(知識まとめ)
2018/07/29
(↓購入したもののパッケージ。店頭での表記はゴールデンベリーだった。)
品名
Cape gooseberry。別名ゴールデンベリー、ハスクベリー。和名はシマホウズキ。
*gooseberryは(ふさ)すぐり(の実)のこと。
植物学上の分類
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特徴
熟した実は強い気分を高揚させるような風味がある。
歴史
南アメリカ生まれで、インカ族が栽培していたという。
19世紀、種が南アフリカ(喜望峰というアフリカ南端の岬)に渡り、そこからオーストラリアにまで伝わる(ここでCape gooseberryという名前になったそう。Cape生まれではないのだけれど。)
品種
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産地
ペルーやチリの高地、またアンデス山脈の丘陵で野生のものが見つかる。
(今回購入したものはコロンビア産)
世界中で栽培されているわけではないが、トマトより育てやすいその適応性から今では以前より栽培されているそう。
時期
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見分け方
独特の紙のような外皮の中に果実がある。
外皮がベージュのような色合いになったものが食べごろのサインだそう。
栄養
・ビタミンA(カロテン100g中3000IU)とCといくつかのB群(チアミン、ナイアシン、B2)が豊富。
・たんぱく質とリンがとても豊富。鉄分とフラボノイドも豊富である。
・果肉にはたくさんのペクチンとペクチナーゼが含まれるのでジャムやプリサーブに理想的な果物であるといえる。
機能性
白内障の発生率を下げるそう。
料理
・サラダ、デザートに加えられたりする。また、ケーキのデコレーションに。(特にチーズケーキ)
・Cape gooseberryに調理したりんごか生姜を加えてつくるデザートは独特の味でお勧めらしい。
・蜂蜜と一緒にとろ火で煮込んでもおいしいそう。
・冷やした果実はぱりっとして、苦甘いのでたくさんの料理に加えられるそう。
・チョコレートにディップして食べてもよい。
・ジャムやプリサーブにもよい。
・干すことで風味のあるレーズンになる。
・外皮は食べられない。
保存
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その他情報
・コロンビアでは葉を煎じたものは利尿剤とぜんそくの治療につかわれるそう。
・南アフリカでは熱した葉は炎症治療の湿布として使われる。
・未熟なものは緑のトマトといっしょで毒である。
特別参考資料
・JA長野県さま 記事「食用ホオズキはきっとあなたをとりこにする」
http://www.iijan.or.jp/oishii/2010/10/post_1429.php
Hiroのメモ書き
調べてみると、日本ではドライフルーツとして販売されていることが多いように思いました。
そのため生の果実の情報が少ないです。しわしわになった実は確かにレーズンみたいになっています。
実際に食べてみると、プチプチとした種みたいなのをけっこう感じました。
そして味はまるでミニトマト。(ルームメイトのリチャードさんはキウイだなこりゃ、と言っていました。)
個人的には甘みもあるのだけれど酸味を強く感じまして、ジャムにしたらとても美味しそうだと思いました。
でも生食ではそんなに「うわー!美味しい!」という感じではなくて、「あっ、なるほど。」といったところ。
だってほんとにミニトマトみたいだったので。つぶつぶ食感の強いミニトマト的な。それにしても果実の色合いは見事!
惚れ惚れしますね。