どの品種が一番甘いの?アメリカンチェリー(さくらんぼ)の知識まとめ!
2017/07/16
本日、アメリカンチェリーをスーパーで買って食べました。初夏を告げる甘さと酸っぱさ、やっぱりいいですねぇ。
日本のスーパーで働いていたときは、ちょいちょいつまみ食いしていたことを思い出します。(洗わずにたくさん食べるとお腹壊すとよく言われました。)
「色が赤いものより黒いものほど甘い」のは皆さんご存知だと思いますが、調べてみると他にも知らないことがいろいろありました。
2種類のさくらんぼ \甘い・酸っぱい/
まず、サクランボは甘いものと酸っぱいものに分けられる、ということです。(当たり前?)
元々、さくらんぼは「甘果オウトウ(スウィートチェリー)」と「酸果オウトウ(サワーチェリー)」、あと「中国オウトウ」に分かれているそうです。
日本でいう”さくらんぼ”は、つまり「甘果オウトウ」であって、
アメリカンチェリーもアメリカで栽培された「甘果オウトウ」ということですね。
酸果オウトウは、日本では現在山形県に約1haほどしか栽培されていないようです。どうりで馴染みの無いわけですねぇ。しかし、酸果オウトウの生産量は甘果オウトウの約半分ということで、世界的には知られているのかもしれませんね。
あと、オウトウは古代中国でも天子が果実を王朝に捧げたとされ、神聖な果実だったそうです。
これほど宝石のような果物なら納得できますね。
アメリカンチェリーについて
さて、ここからはアメリカンチェリーについて調べたことを簡単に記します。
・5月下旬~6月上旬にカリフォルニア産
6月下旬~7月上旬にワシントン、オレゴン産が輸入される(時期のずれは多少あると思います)
・粒が大きく、果肉が締まって、表面が滑らかなものが◎
・季節感が薄れる中でも、初夏の訪れを告げる重要な果実
・栄養はカリウム、ビタミン類を含む
・船便ではなく、航空便で運ばれるため、収穫から2~3日で食べられる
・日本で見られる品種は主に4種類(アメリカ本土ではもっとあるのかな?)
見た目と食味が上品で、果皮は薄い黄赤色。果肉はやわらかく、甘味も充分。
②ビング種
収穫量が最も多い。果皮が濃赤紫色で「ダークチェリー」と呼ばれる。
甘味がかなり強い。晩生品種。
③ブルックス種
果皮は薄いピンク色。市場に一番早く出回る。甘酸適和。
④チュラーレ種
熟した際には真っ赤になる。ブルックス種に比べ多少酸味が強い。
ということで、5月中旬ぐらいから出回る「ビング種」が一番魅力的ではないでしょうか?
(一概にはそうと言い切れませんが、期待して良さそうです)
また、色が黒いもののほうが美味しいというのも、品種によって差が出ることが今回分かりました。
青果業界で働いていながら、きちんと品種名まで把握してなかったので、やっとすっきりしました。
これからはスーパーでアメリカンチェリーが並んでいるときは、店員さんに品種名を聞いてみるのも
おもしろいそうです。というか、品種名を書いておくのがベターかもしれませんね。