2017年10月14日(土)、カナダBC州のメトロバンクーバーにあるUBC(ブリティッシュコロンビア大学)Botanical Gardenで開催されたApple Festivalに行ってきました!
今回は、アップルフェスティバルで出会った、たくさんのレアなリンゴの中から10種類をピックアップして紹介します!!!うおおーーーー!!!
この記事の目次
まず、UBC Apple Fesitval(アップルフェスティバル)とは?
毎年UBC Botanical Garden で開催されているアップルフェスティバルは2日間にわたって開催される、いわばリンゴの祭典です。
毎年、アップルパイやリンゴを使ったお菓子などを販売する様々なブースが並び、目玉となるリンゴのテイスティング(有料)会場には、毎回多くの人が並びます。(今年は参加しなかったのですが、おそらく50種類以上のリンゴを食べることができるはず!)
また、スーパーマーケットや八百屋さんで普段買うことができないような珍しい品種のリンゴがずらりと並び、購入することもできます。そのため、毎年開始直後から数量の少ないレア品種が売切れになっていきます↓
(リンゴ販売会場にある看板には現在販売中の品種と売切れた品種が常にアップデートされています)
野菜ソムリエHiroはフェスティバル開始の1時間後ぐらいに訪れたのですが、既にいくつかの品種が売り切れていました。(ちょっとショック)
でも、まだ見ぬ品種のリンゴをたくさん発見することができたので、とっーーーーーーーーても幸せな気分になりました。毎年、このアップルフェスティバルのために生きているといっても過言ではありません。
結局りんごだけに約100ドルを費やし、既に破産寸前の野菜ソムリエHiroですが、10種類以上の今まで見たことがなかったリンゴを購入することができたので、大・満・足!
でも、アップルフェスティバルにはもう一つの楽しみがあるんです!!
各地から集められたリンゴディスプレイが熱すぎる件
そのもう一つの楽しみというのが、カナダBC州の各地から集められたリンゴのディスプレイ!その会場の中がこちらです↓
色んなリンゴいっぱいキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!!!
こういうのを見ると本当にワクワクするんですけど、あなたもそうですか?うんうん、そうですよねぇ(?)
ということで、この会場で見かけたリンゴ全ての写真を撮ったわけですが、ここでは紹介しきれないので特に気になったリンゴ10種類を紹介します!
1.Fuji, September Wonder
日本人にお馴染みのふじりんごかと思ったら、ふじとはちょっと違う模様。
そう、ワシントンで見つかった早生タイプのまた違ったフジなんです。(多分ですが、だから名前に9月と入っているんだと思います)
「味は典型的なフジ」と書いています。んー、食べてみたい。
2.Glockenapfel
Glocken apfel ではなく、一語で Glockenapfel。カタチがまず面白いですよね~。
どうやらヨーロッパで人気だったかなり昔からある品種のようです。酸味がかなり強く、パイづくりなんかに重宝するリンゴ。実際食べてみると、強い酸味の中にも甘味を感じることができ、おもしろいリンゴだなと思いました。
3.Hidden Rose
ご覧ください。果肉がピンクのレア品種が「Hidden Rose」です。
説明カードによると、1960年より前にアメリカ・オレゴンで生まれた品種の模様。10月頃に熟すデザートアップルということで、ぜひとも試食してみたかった品種です。
果肉の色美しすぎ!
4.Hawaii
もう名前でリゾート感たっぷりの、アメリカ生まれのハワイりんご。
ゴールデンデリシャスが片親になっていることからも、味の良さが伺えますね。こちらも機会があれば、ぜひ食べてみたい品種です。ハワイのビーチを泳いでいるような気分になれるかも?!
5.Lemon Pippin
名前にレモンが付いている Lemon Pippin。
今までレモンキューカンバーやレモネードアップルなどを見てきましたが、新しいレモン一族が会場に潜んでいました。
イギリス生まれのこのリンゴ、レモンっぽいカタチから名づけられたのでしょうか?味もレモンみたいだったら面白そうですね。蛇足ですが、アップルキューカンバーなんてかわいいきゅうりもありますよ。
6.Melon
レモンの次はメロン。。。
ニューヨークで見つかった昔からある品種のようです。完熟した際は、最高の生食りんごなんて書かれているあたり、味が良さそうです!どこに行けばメロンリンゴを買うことができるのでしょうか。。。
7.New Brunswick
カナダの州のひとつであるニュー・ブランズウィックで生まれたリンゴが、そのまま州名をもらっているのが面白いですよね~!
バンクーバーでもし新しいリンゴが誕生したら「バンクーバーりんご」、岡山でもし新しいリンゴが誕生したら「岡山りんご」なんてのも近い将来出会うことがあるかもしれません。
8.Ontario
と思っていたら、お次はカナダオンタリオ州生まれの「オンタリオりんご」を発見。
1820年から存在しているということで、なんだか歴史を感じました。オンタリオリンゴに限らず、そんなに昔から残っている品種というのもスゴイですよね。
9.Medlar Puciulot
もう見た目の時点でリンゴかどうか謎なのですが、どうやらリンゴの一種みたいです。
なんとヨーロッパで何千年も昔から存在しているということで、驚き。収穫直後は固すぎて食べることができないみたいですが、何週間か冷暗所に保存しておくとシナモンアップルソースみたいな味わいになるというからさらに驚き!やっばぁい。
10.Cornelian Cherry
最後はりんごではないのですが、あまりに珍しいので、つい。
南ヨーロッパ&アジア原産のチェリーとのこと。「Fruit is edible(食べられます)」という説明書きからも甘そうとはとても思えないのですが、ジャムをつくったりするみたいですよ。
普通に生活していたら出会わない品種かもしれません。んー、これも機会があれば食べてみたい。来年はつまみ食いOKにしてください。
まとめ:やっぱりアップルフェスティバルは最高
ということで、あなたの知っているリンゴはありましたか?
UBC Botanical Gardenでは毎年10月頃にアップルフェスティバルが開催されているので、バンクーバー在住で「今年逃した!」という方はぜひ来年行ってみてください。
かなり早めに行かないと、「買いたかった品種のリンゴが無くなっていた」ということもあるので、野菜ソムリエHiro的に開場時間前に行くのがオススメです。
来年はどんなリンゴに出会えるのか今から楽しみです!