野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

Nathan Phillips Squareのファーマーズマーケットで見つけた夏野菜&果物10 in トロント

野菜ソムリエHiro、普段はカナダ西海岸のバンクーバーに住んでいるのですが、7月上旬は東にあるカナダ最大の都市トロントに行ってきました!

そんなトロントではバンクーバーと同じように夏から秋にかけて、トロントでは各地でファーマーズマーケットが開催されています。野菜ソムリエHiro的には外せない季節( ′⌄‵ )ウホホ♪

ということで7月上旬、トロント・ダウンタウンの観光名所でもある Nathan Phillips Square で毎週木曜開催中のファーマーズマーケットに実際に行ってきました!

会場の様子やどんな野菜果物に出会えたのか、写真たっぷりにお伝えします。バンクーバーでは見かけなかった果物もはっけーーーーーーーーーーーーん☆彡

 

Nathan Phillips Square のファーマーズマーケットへ実際に行って見つけた夏野菜果物10選

トロント・ダウンタウンのど真ん中にある市庁舎。そして、市庁舎前にある Nathan Phillips Square では、1990年代からファーマーズマーケット「Farm Fresh Farmers’ Markets」が期間限定で催されています。

それでは早速、今回ファーマーズマーケットを訪れて見つけた野菜果物をちょっとした豆知識といっしょにご紹介しま~す★

日本からこの記事を見ている方は見たことが無い野菜や果物もあるかも?

1.イチゴ

まず最初に、多くのベンダーで取り扱っていたのが、新鮮なイチゴ!

トロントでは通年見かける果物ですが、夏の時期はトロント近郊でも収穫されるため、輸入ものではない地場のイチゴを食べることができます。バンクーバーといっしょ!

ちなみにイチゴの原産地はアメリカで、英名であるstrawberryは、果実が地面に触れないようにするために、藁(straw)を敷いたことに由来するという説があります。

(「自分たちで育てたものしか売ってません」と書かれたプレートもありました~すてき~)

 

2. アンズ

日本だと旬の夏場でもあまり見かけることがないであろうアンズ。英名は Apricot です。カナダでは大人気の果物で、スーパーでも旬の時期は大量に陳列されていたりします。

そんなアンズの試食が出ていたので、遠慮せずいただいたのですが、とても甘酸っぱくて「く~!夏の味わいキターーッ!」って頭の中で叫びました。

アンズにはビタミンAが豊富に含まれているので、ビタミンAの補給にぴったりです。カナダではドライフルーツのアンズも大人気で、スーパーで簡単に手に入るので、年中気軽に楽しめるのも魅力かもしれません。

 

3. クワの実(マルベリー)

なんと!野菜ソムリエHiro、人生初!色違いのマルベリーを発見してしまったんです~!しかも2種!(写真手前の黒と白のベリー)

マルベリーと聞くと「え、マルベリーって何だろう?」と思う方も多いかもしれませんが、和名はクワの実!初夏に熟す果実です。

ブラックベリーみたいに黒い方はブルーベリーにも多く含まれるアントシアニン(抗酸化作用を期待されている)を含んでいて、スーパーフードなんて呼ばれることもあります。

また、ホワイトマルベリーと呼ばれるタイプもあって、味わいも少し異なるので、もしトロントのファーマーズマーケットで見かけた際は、2種類いっしょに買ってみてください。

 

4.チェリー / サワーチェリー

初夏はチェリーの季節ですよね!ファーマーズマーケットでよく見る甘酸っぱい黒いチェリーがたくさん並んでいました。

しかし、野菜ソムリエ的にオンタリオで採れたサワーチェリーに惹かれてしまいました。日本でもサワーチェリーってあんまり(というか、ほとんど?)売ってない気がします。

サワーチェリーはその名前の通り、酸っぱいチェリーなので、チェリーパイなどデザートをつくるときに使うチェリーです。ぜひ今年はサワーチェリーを使ってパイやタルトを作ってみてはいかがでしょうか?

さくらんぼのタネ取り器みたいな調理器具をお持ちだと、タネを取る手間がだいぶ省けるので便利です!

 

5. トマト(エアルーム)

旬を迎えているトマトはやっぱり夏にたくさん食べたいですよね~!ファーマーズマーケットに行くとカラフルなトマトをたくさん見つけることができました!

個人的に特にオススメなのが、上の写真の真ん中の列にあるちょっとカタチが凸凹した感じのトマト。(黄色のトマトの右隣)エアルームトマトと呼ばれていて、今カナダだけでなく世界中で人気なんです。

そもそもエアルーム(Heirloom)トマトとは、先祖代々現代まで伝わってきた自家受粉(非雑種)トマトの品種の総称で、簡単にいうと昔から家庭内で育てられてきたような品種のトマトを指します。

なぜそのエアルームトマトが今人気が出てきているのかというと、今出回っている普通のトマトは品種改良を重ねたものになるのですが、エアルームトマトは改良を全くしていないため、トマト本来の味わいが残っているとされているためなんです。

ファーマーズマーケットでエアルームトマトを見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。

※エアルームトマトについては以前まとめました
家宝種?エアルームトマト(Heirloom Tomato)について知っておきたい5つのこと

(訪れた際はとても暑い日だったのですが、トマトの試食の爽やかさに心が晴れました)
 

6. ルバーブ

日本ではそこまで馴染みがない野菜ルバーブも発見。クッソ酸っぱいんですよね、これ。でも、デザートにしたらとっても酸味が効いた風味の良いものが出来上がるんです。

かくいう私もルバーブのジャムをつくったりしてよく楽しんでいます。

店頭で選ぶ際は、傷がなく太さが均一なものを探してみてください。古くなったものはイキイキとしたルバーブ特有の酸味が落ちているといわれています。(今回見つけたものは直射日光浴びまくってました・・・ガビーン)

 

7. ラズベリー

こちらも日本のスーパーではなかなかお見かけしないであろうラズベリー!フランス語ではフランボワーズですね。

甘味と独特の爽やかな酸味が特徴のラズベリーはトロントで大人気!ですが、やっぱり地場の新鮮なものと輸入ものは味わいが全然違うので、ぜひファーマーズマーケットで手に入れてみてください。

ヨーグルトにそのまま入れたり、パンケーキといっしょに食べたりしますが、そのまま冷凍してもOK!スムージーに使う人も多いです。

 

8. きゅうり

ベイビーサイズのきゅうりも販売されていましたよ~!やっぱりきゅうりは夏に食べたくなりますよね!(試食も出ていて「やったー」と思ったのですが、けっこう時間が経っていたのか、太陽の光で水分失いかけてました・・・w)

それはそうと、みなさん、きゅうりの原産地ご存知ですか?実は、インドなんですよ。今から3,000年も前から栽培されていたといわれているんです。

ファーマーズマーケットなどでのお買い物の際は、きゅうりは曲がったものでも曲がっていないものでも味に変わりはないといわれているので、太さが一定のものを選ぶようにしましょう。

また、先の部分が細いものは青臭いものもあるので、先の部分があまり細くないものを選ぶとよいかもしれません。

 

9. ブルーベリー

オーガニックのブルーベリーもありました~!イチゴやラズベリー、マルベリーといい、トロントはベリー天国♡
買いこそしなかったのですが、大粒のブルーベリーにかなりときめきました~。

ブルーベリーを購入する際は、なるべく大粒のものを選びましょう!その方が甘い場合が多いですよ。

 

10. ニンニクの芽

最後に紹介したいのは、初夏の野菜ニンニクの芽!英語だと Garlic Scapes といいます。(上の写真のタルから出ているようなやつがニンニクの芽)

アジア系のお店に行くと、日本で売られているようなピシッと長さが揃った中国産のニンニクの芽(日本ではほぼ中国産が出回っています)もあるのですが、トロントのファーマーズマーケットでは写真のとおりクルックルと曲がったような感じをよく見かけます。

ニンニクのような強い香りではないので、ニンニクが苦手な人も食べやすいかも?シャキシャキとした食感は炒め物にぴったりですが、天ぷらもいいですよ。膨らんでいる花の部分も食べられます♬

 

最後に:トロントの夏のファーマーズマーケット最高

いかがでしたか?トロントもバンクーバーとそこまで品揃えは変わりないように個人的に見えたのですが、マルベリーを人生で初めて見ることができて、とっても(×10)嬉しかったです!

それに、やっぱりファーマーズマーケットの良さは農家の方と直接話せること!いつ収穫したのか、どうやって食べるのが美味しいのか、どのくらい期間出回っているのかなどお話できるのも楽しかったです。

ということで、日本やカナダ国外からこの記事を見ている方!バンクーバーはもちろんのこと、カナダ東部のトロントでもファーマーズマーケットが開催されているので、ぜひ機会があれば行ってみてくださいね~!

 

るるぶカナダ (るるぶ情報版)


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