夏至を迎え、ますます夏らしくなってきたカナダのバンクーバー。
(この記事書いている日は冬みたいですが)
そんなバンクーバー各地で毎日のように行われているものといえば、ファーマーズマーケットです。
先週末はバンクーバーの人気スポット「トラウト湖(Trout Lake)」のそばでファーマーズマーケットに行ってきました~!
バンクーバーで4年暮らしているにも関わらず一度も出会ったことがなかった野菜&果物をいくつも発見!
そして普通のスーパーでは見かけない野菜果物8種類も見かけたので、1つずつご紹介します! ( ・◡・ )ウレシイネ!
この記事の目次
1.タイベリー(Tayberry)
最初にご紹介するのは、タイベリー。
ブラックベリーのようなカタチでラズベリーのような色合いだなと思ったら、親がブラックベリー×赤ラズベリーとベンダーさんに教えてもらい、納得!
(※ラズベリーは黄色と黒もあります)
全然知らないベリーだったのでネットで色々と調べてみると、タイベリーは香りが強いのが特徴とのこと。
また、名前の由来はスコットランドで最も長い川として知られている River Tay にちなんで名付けられていることが分かりました。
日本でもまだまだ珍しい果物ですが、ごく少数出回っているみたいです。
ちなみに Loganberry もブラックベリーとラズベリーの交配種ですが、タイベリーの方が果実が大きくて香り高く、色も鮮やかです。
商業的には出回っていないタイベリーですが、ラッキーにもファーマーズマーケットで実際に購入することができたので、食べてみました。
まず、つまんでみると果汁が手で付いてしまうほど繊細!そして、歯ごたえはラズベリーと同じくらい柔らかかったです。
個人的にタイベリーの甘味はラズベリーと一緒ぐらい、酸味もそこそこという感じでそこまで驚きはなかったのですが、やっぱり見た目の可愛さはピカ一(´▽`)キラキラ
お店で運よくタイベリーを見かけた方は、ぜひ一度トライしてみてください。
2.サスカトゥーン・ベリー(Saskatoon Berry)
(カナダ人にとってはあんまりレアではないかもしれませんが、)ベリー系でもう一つレアな品種を発見しました。その名もサスカトゥーン・ベリー!
サスカトゥーンベリーは昔からカナダの先住民によって食べられていたベリーで、今もパイやジャムづくり、ビールなんかにも使用されています。
カナダ・サスカチュワン州サスカトゥーン市はこのサスカトゥーンベリーが名前の由来になっています。市の名前になるなんて、なんかすごいですよね。(カナダ人の友人に自慢げにこの話をしたら、普通に知ってて逆に恥かきました。)
バンクーバーのスーパーなんかでは見たことが無いのですが、もしかしたらサスカチュワン州では一般的なのかな?ご存知の方がいたらぜひ教えてください。
購入したお店には、ディスプレイとしてサスカトゥーンベリーの見本が生けられていました。かわいいですね~↑
お店のインド人のおばちゃんに「どんなベリーなの?」と尋ねると、収穫の際の写真を見せてくれました。
↓の写真のように、かなり背丈の高い木であることが分かりますよね。
実際に食べてみると、タイベリーより甘くなくて酸味が強いように感じました。「生でそのまま食べる!」というよりは、クッキングに使いたい果物です。
また、Wikipediaの情報によると、サスカトゥーンベリーは可食部100g中5.9gと食物繊維を豊富に含み、その他にも鉄分やマグネシウムなどが含まれているようです。
写真を撮りながら思ったのですが、サスカトゥーンベリーはブルーベリーに見た目がとても似ていますよ。間違えないようにしてくださいね。
3.梅(Ume)
5月にバンクーバーのオシャレエリア・キツラノのマーケットに行った際見つけた梅を取り扱うベンダーさん。
5月はまだ取り扱いがないということでしたが、6月は梅をついに販売していました!
なんと 1ポンド (約450g)で 15ドル(1200円くらい)。
なかなか高価ですが、バンクーバーで梅は貴重なので、欲しい方は迷わずファーマーズマーケットに行ってみてください。
4.カシス(Black Currants)
毎年出回る期間が短いカシス(ブラックカラント)もファーマーズマーケットで発見。和名ではフサスグリです。
試食のお姉さんが大きなお皿にカシスをたっぷりのせて販売していました。
白や赤色の品種は甘酸っぱくて生食でもイケますが、基本的にカシスは加工が主の果物です。
あまり日持ちはしませんが、そのまま冷凍できるので、「買ったはいいけど、調理する時間がない」という方は冷凍してみてください。
ちなみに、カシスは赤と白のカラントに比べて一番ビタミンcを含んでいるのも、魅力の一つです。(155-215mg / 100g)
5.ラウンドズッキーニ(Black Currants)
ラウンドズッキーニを初めて見たときはびっくりしたものですが、そのときは普通の緑色でした。
今回見つけたのは、黄色がかったようなタイプのラウンドズッキーニ。
ラウンドズッキーニの何が良いかというと、やっぱり中をくりぬいて器として料理できるところではないでしょうか?
みんなどんな料理をつくっているのか探してみると、かわいいものを見つけたので、2枚写真をシェアします。
MDiTerraさん(@mditerra)がシェアした投稿 –
野菜ソムリエHiroはラウンドズッキーニを購入したものの、普通にスライスして料理してしまったので、次回は上の写真みたいな使い方をしたいと思います。インスタ映えしそうですね~。
6.白ビーツ(White Beets)
カナダ人が大好きなビーツ。
普通は紫色とゴールドの品種(上の写真の両端)が出回っているのですが、なんと白いビーツもありました。
「コレ、ビーツじゃなくて、ただのカブじゃない?(´_ゝ`)」と思って、スライスしてみると、
木の年輪みたいな模様はまさしくビーツでした。疑ってすいません。
味はそこまで他のビーツと違わないように思いました。個人的にビーツはスライスしてオリーブオイルと塩をかけてオーブンで焼くシンプルなカタチが一番好きです。
ちなみに以下の写真は、違うビーツ3種類をカットしたときに撮ったものです。
野菜ソムリエHiroは、色も楽しいビーツが大好きです。
7.セルタス(Celtuce)
日本ではあまり見ないかもしれませんが、バンクーバーではアジア系スーパーなんかに行くと販売されているセルタス。
(別名:ステムレタス / セロリレタス / アスパラガスレタス とも呼ばれています)
セロリとレタスが融合したような見た目だから「Celtuce」(Celery + Lettuce)!台湾と中国で特に人気の野菜で、葉っぱから茎まで全部無駄なく食べられます。
スーパーで見かけるものは茎の部分がけっこう細くて酸化しているものが多いのですが、ファーマーズマーケットで発見したものは茎がぷっくりと太くて、とても新鮮だったので購入してしまいました。1つ4ドルは普通のレタスより若干高い感覚。
どん!
手に持つとこんな感じです。セルタス、なんか勇ましく見えます。
葉の部分はもちろんサラダに使えますし、茎の部分もスライスしてサラダ、またピクルスや炒め物にも利用できます。色々と用途があるので、たくさん楽しめそうです。
8.ズラータ・ラディッシュ(Zlata Radish)
最後に紹介するのは、ラディッシュの品種のひとつ「ズラータ」。
調べてみると、ズラータはチェコ語で「金色」を意味するそうです。つまりゴールデンラディッシュ。
ただ、ゴールデンラディッシュといっても、実際の色はなんともいえないベージュのような、土色のような・・・。
質感もザラザラとしていて、個人的には見た目から美味しさが想像できませんでした。
ベンダーのお姉さんにどんなラディッシュなのか聞いてみると「ズラータラデッシュは普通のラディッシュよりスパイシーよ」と教えてくれました。
その証拠に実際にスライスして食べてみると、かなりツンとくる辛さでした。こんなに自分の味を主張するラディッシュを食べたのは初めてで、驚いてしまいました。
ちなみにラディッシュの葉も栄養たっぷりなので、葉は細かく刻んでお味噌汁に使いました( ′⌄‵ )♪
最後に:6月の旬を迎えた野菜・果物は何?
ということで、あなたの知らない野菜・果物はありましたか?
トラウト湖で開催されたファーマーズマーケットでは、他にも旬の野菜果物がたくさん並んでいました。
ファーマーズマーケットに行くと、旬がよく分かるので、そういうところが素敵です。
例えば、
ニンニクや
チェリー、
ニンニクの芽もたくさん販売されていました。
以下に旬の食材が記されていたので、こちらの写真もシェアします~。
参考になりますよね ( ・◡・ )
★ラズベリー
★ストロベリー
★ケール
★ブロッコリー
★アスパラガス
★ほうれん草
新鮮な野菜・果物を買いにファーマーズマーケットへぜひ行ってみてくださいね~!
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