野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

【まとめ】台湾で人気の果物レンブ(蓮霧・ワックスアップル)を食べてみた

みなさん、レンブという果物の名前を聞いたことがありますか?

「聞いたことない!」という方、ジャワフトモモ or ワックスアップルはいかがでしょうか?

今回は、野菜ソムリエHiroが暮らすカナダ・バンクーバーでも通年手に入るレンブ(蓮霧)についてまとめてみようと思います!

見た目はリンゴのようで、味わいは梨?不思議な果物レンブの世界をご紹介します!

 

レンブ(蓮霧)ってどんな果物なの?

見た目はリンゴがベル型に圧縮されたようにも見えるレンブ。フトモモ科ジャワフトモモの果実で、学名は Syzygium Samarangenseです。

(野菜ソムリエは勝手に魔女の鼻と呼んでいるレンブ。なんかすいません。)

台湾の言葉ではレンブーといいますが、英語では water apples / wax apples / rose apples / wax jambus などの呼び名が色々とあるので、注意が必要です。

見た目はツヤが蝋細工のような感じなので、ワックスアップルという名前が個人的に一番しっくりきます。野菜ソムリエHiroがレンブを購入したアジア系スーパーでも「ワックスアップル」として販売されていました。

(実際にレンブを購入した際のパッケージ。1カナダドルを80円だとすると、4玉で632円でした)

レンブの原産地は正確には不明のようですが、マレー半島から西にかけて自生がみられるため、一般的にマレー半島であるといわれています。

また、フィリピンやジャワ島では昔からレンブが栽培されていて、現在主な産地のひとつになっている台湾には1600年代に導入されました。

その他にも、マレーシアやインド、フィリピンなどのアジアを中心として、熱帯アメリカでもレンブが栽培されていますよ。タイでは春~夏頃に結実するといわれています。

さらに、日本では沖縄県の一部で栽培されていますよ( ◠‿◠ )

そんなレンブ、ご覧の通り釣り鐘型の果頂部には、内側にぐにょっと曲がった4つの宿存萼(しゅくそんがく:花が枯れ落ちたあとも枯れずに残っている萼)で囲まれたくぼみがあるのが特徴です。

近縁種には、フトモモ、ミズフトモモ、マレーフトモモ、グルミチャマなどがありますが、調べてみると、たしかにどれもカタチが似ています。

しかし、「近縁種たちと比べるとレンブの味のほうが優れている」なんていわれていたりもしました。(実際に食べた感想は後ほど!)

(レンブを半分に切ると、果肉は薄緑がかった白でした)

今回アジア系スーパーで購入したものは濃い赤色の果皮だったのですが、世界には桃色、白色、薄緑、紫色の品種もあります。

一般的には薄い色に近いレンブの方が芳香があるといわれていたり、東南アジアで販売される Black Pearl や Black Diamond というあだ名がついた品種は、レンブの数ある品種の中でも、最も高級品として扱われています。

ここで、SNSを使って色んなレンブを探してみました。

■ 桃色

たしかに桃色レンブ・・・!すごい・・・!

■ 白色

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白色的蓮霧 #白蓮霧

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見た目のインパクトが強すぎます。なんか歯みたいなツヤじゃないですか?「おもちゃみたい!」が野菜ソムリエHiro的第一印象でした。白いレンブも食べてみたい!

■ 薄黄緑

未熟なだけのように見えますよね(汗)こちらが黄緑色の品種なのか未熟なのかは、判断つきませんでした。
しかし、次に紹介する紫色のレンブの紹介リンクに超黄緑色のレンブ写真があるので、チェックしてみてください。

■ 紫色のレンブ
SNSで色々探したのですが、写真が無かったので、けっこうなレアものではないかと思っています。ですが、Amazonで紫レンブを見つけました。ちょっとえげつない色合い?写真を埋め込めなかったので、以下のリンクから紫色のレンブを確認できます。
https://www.amazon.com/Bosnai-Delicious-Perennial-subtropical-Landscape/dp/B07D8JKTKL

■ 一番高価といわれる品種:黑珍珠(ブラックパール)

ブラックパールという名前だけ聞くと、「黒いレンブなのかな?」と思うのですが、いたって普通の赤いレンブでした。(今度台湾に行ったら探してみようと思います。)

そんな色んな系統があるレンブですが、通常はそのまま食べます。風味を足すために塩や砂糖をまぶすのもあり。

また、サラダに入れたり、ピクルスづくりにも利用するそうです( ◠‿◠ )

Twitterでレンブのコンポートも見かけましたよ~!美味しそう・・・ジュルリ

 

実際にレンブ(ワックスアップル)を食べてみた感想

ということで野菜ソムリエHiro、実際にレンブを食べてみました~!

食べる前にレンブについて色々調べていたのですが、どのウェブサイトにも「リンゴと梨をあわせたような味」と書いていたので、期待大!

縦半分に切って、さらにスライスして食べたのですが、「味薄っ・・・w」が最初の感想でした(レンブファンの皆さん、申し訳ない)

味はたしかにリンゴっぽいっちゃリンゴっぽくて、歯ごたえがかなりサクサクしていたので、そこが二十世紀を連想しました。

個人的にはちょっと甘いきゅうり or 味の抜けた梨 という評価にw

でも見た目が面白いので、食卓に出すと話題になりそう!あと、レンブのサクサクな食感は好きな人も多そうです!

ネットを見ると、この甘さ控えめなところが好きな人が多いみたいです!

また、美味しいレンブの見分け方を解説している方もいたので、シェアします↓
本当かどうかは確認できなかったのですが、次回レンブを購入する際は参考にしてみようと思っています( ◠‿◠ )

 

最後に:日本でもレンブは沖縄で手に入る(はず)!

ということで、なかなか面白い果物のレンブ!野菜ソムリエHiroは個人的に、白のレンブに一度はお目にかかりたいです。芸能人の白い歯みたいだと思いました(笑)

日本からこの記事を見てくださっている方、レンブは日本だと沖縄県で少し手に入るはずなので、ぜひ探してみてくださいね!

Twitterでも、沖縄のレンブについて色々とつぶやきを見つけたので、最後にシェアします。

野菜ソムリエHiroも、次に沖縄に行く際はレンブを探してみる予定です♪


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