酸味が絶品。幾何学(きかがく)模様のルバーブタルトをつくってみた
2024/05/20
中央アメリカ原産といわれる(シベリア原産ともいわれる)タデ科ダイオウ属の植物「ルバーブ」。和名はショクヨウダイオウ(食用大黄)などと呼ばれています。
そんなルバーブ、野菜ソムリエHiroが暮らすカナダBC州では一般的な野菜で、5月6月頃にはたくさん出回っているため、ファーマーズマーケットはもちろんのこと、一般的なスーパーでも簡単に手に入ります。
バンクーバーはルバーブの季節となっていますよ。りんごといっしょにパイにすると独特の酸味が活きて、とても風味豊かな味わいになります。 pic.twitter.com/nqWUEFYLdO
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦 (@hiro_vegetable) June 11, 2021
そんな中、最近「幾何学模様(きかがく)のルバーブタルト(Geometric rhubarb pie)」を個人的にSNSでよく見かけるのですが、皆さんはいかがでしょうか?(私だけ?)
そのルバーブタルトがとってもきれいでいつか作ってみたいと思って既に1年が経っていましたが、ついに実行しました。そこで今回は、幾何学模様のルバーブタルトに初めて挑戦した話をお届けします。
この記事の目次
はじめに:幾何学模様のルバーブタルト(Geometric rhubarb tart)が美しい件。SNSで色々見つけた写真
まずは「ん?幾何学模様のルバーブタルトってどんな感じなの?」と思った方も多いはず。
そこで、SNSに投稿されている美しいルバーブタルトをいくつかピックアップして紹介します。
いや~!どれも美しいですね~(´▽`)
ということで、どこまで真似できるか分からなかったのですが、バンクーバーのファーマーズマーケットでとりあえずルバーブ(赤と緑)を購入して、幾何学模様のルバーブタルトを作ってみることにしました。
ファーマーズマーケットで赤と緑のルバーブどちらも購入できて、気分が高まっています。好き…。 pic.twitter.com/cW8LKRUbTs
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦 (@hiro_vegetable) June 13, 2021
幾何学模様のルバーブタルトに初めて挑戦してみた話
ということで、今回は同居人がつくってくれた生地にカスタードを入れて、その上にルバーブを幾何学模様に並べてみることにしました。
生地を作った後の工程から順を追って簡単ながらお伝えします。(ネットにある複数のレシピを参考に、試行錯誤しながらつくったので、具体的なレシピがありません汗)
①カスタードをつくる
カスタードは以下を使って作りました。
・グラニュー糖
・小麦粉(All Purpose)
・牛乳
・無塩バター
まず、卵黄とグラニュー糖をボウルに入れてかき混ぜて、その後小麦粉を投入。
牛乳は沸騰前くらいまで温めて、上のボウルに入れてかき混ぜて、濾しながら鍋に戻しました。そして再度火にかけてカスタードっぽいとろみが出るまで煮ました。
次に出来上がったものに無塩バターを投入して、カスタード完成。冷蔵庫で冷やしました。
②ルバーブを幾何学模様が作れるようにカットする
今回は手裏剣?のような模様にするために、ルバーブを同じ角度(60度くらい)・同じ長さに切り揃えました。(葉の部分は毒性があるといわれるので、食べないようにしましょう。基本は葉の部分がカットされて販売されています)
なので、なるべく真っ直ぐしていて(=曲がっていないもの)、厚さもできるだけ均一のものを予め購入しておくのが良いかと思いました。
また、カスタードは甘さ控えめ&ルバーブは元々かなり酸っぱいことを懸念して、念のためカットしたルバーブをボウルに入れてグラニュー糖をまぶして放っておきました。
③予め焼いた生地にカスタードを投入。そしてルバーブで幾何学模様をつくる
そして、予めオーブンで少し焼いておいた生地に先ほどのカスタードを投入。ルバーブを並べやすいように、なるべくカスタードを平たくして、いよいよ幾何学模様づくりです。
(スクランブルエッグみたいに見えますねw)
上の写真のようなカタチをどんどん作っていきます。(手裏剣に見えませんか??)
今回カットしたルバーブは厚さも長さも微妙に異なっていたので、けっこう隙間が空いてしまいました。(悲しい)
そして、最終的に以下のようにしました。
どうでしょうか?初めてにしては悪くない・・・?(一応野菜ソムリエプロですが、料理がそこまで得意じゃないんです泣)
赤一色にしても良かったのですが、グラデーションっぽくなればいいなと思って、赤と緑のものを混ぜてみました。
④オーブンで40分くらい焼いていただきます
最後は、10秒くらい電子レンジでチンしたはちみつを表面に塗って、オーブンで約40分くらい焼きました。焼き終わった後、再度はちみつを塗った完成品がこちら↓
「ルバーブの色がけっこう褪せるかな?」と思ったのですが、そこまで変わらなかったです。加熱時間が長ければ、もっと変わるかと思ったので、次回つくる機会があれば試してみたいなと思います。
では実食!
見た目があんまり良くない・・・笑
ルバーブのタルト、いただいてみると、カスタードの甘さとルバーブのハッキリとした爽やかな酸味がちょうどよくて、パクパク食べられました。
また、焼いた時間は同じですが、赤いルバーブは少しとろっとした食感で、緑のルバーブは少し固めで繊維が残っている感じに仕上がっていました。
でも、どちらのルバーブの味も非常に良かったですよ( ◠‿◠ )
最後に:日本にお住まいの方もルバーブが手に入る機会があればぜひ
ということで、個人的にはとても満足のいく結果に終わりました。
絶妙な酸っぱさを堪能できるルバーブ、1年中手に入るわけではないので、ぜひ今の時期に楽しんでください。
日本にお住まいの方は、なかなかルバーブが手に入りづらいという方も多いかと思いますが、オンラインでも購入できるので、楽天などチェックしてみるのもいいかもしれません。
ぜひ一度、幾何学模様のルバーブタルトに挑戦してみてください!
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