グリーンゲイジ : greengage
2019/12/31
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ー祖先プラムについてー
・ストーンフルーツ(内部に大きな種のある果物)は何百年もヨーロッパの大部分で栽培されてきている。
ストーンゲイジもそのひとつ
・ヨーロッパプラムと日本プラムに関係しているが、ストーンゲイジは現代のプラムの祖先である
(下記より祖先プラムと呼ばせていただきます)
(ストーンゲイジの他にもDamson,bullace,sloeがある)
・祖先プラムは品種は絞り込まれ、現代ではしばしば見落とされている
・祖先プラムは小さく、卵形。
Damson/sloeは紫色。greengageとbullaceは黄緑色。
・果皮にたいていたくさんのブルームがある(白い粉のようなもの)
・ジャムやゼリーに使われているが、グリーンゲイジは生の品質がベストといわれる
・祖先プラムは頑丈なので、さまざまな気候・環境条件で育つことができる
・他の果物の木よりも順応性が高く、成長にとって不十分な土壌でも育つ
・祖先プラムは熟すまで、酸味があることがしばしば
・生で食べるよりも調理に使われることが多い
ーグリーンゲイジについてー
・おそらく東アジア生まれ
・他のプラムよりも品質が勝っているが、一般的に過小評価されがちで見落とされがち
・その木はトマース・ゲイジという人が1725年より以前にイングランドにもたらした
・夏の暑い乾燥地帯が育てるには一番良い
・品種が4つある
①Coe’s Golden Drop
初期。果物は大きめで卵形。黄色の果皮。木が熟しているとき、良い香りと味がある
ドライフルーツによい
②Gross Grune Reneklode
中期。小さめの緑がかった黄色。
③Reine Claude de Bavay
晩期。すばらしい品質。
④Bavay’s Greengage
最高のグリーンゲイジの一つ。暖かいエリアでは、上手に育つ。
ジューシーでスイート。テイスティー。
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初めて見つけたときは、梅だと思って買ったのですが、全く別物でした。
その名も「グリーンゲイジ」。
ということで、プラムは現代のものと、祖先のものに分けられることが分かりました。
このグリーンゲイジ、本当に見た目がかわいくて、味もかなり良いです。
今まで食べたプラムの中で、一番甘かったです。かなりお薦めできるプラムです。
このような果物が過小評価されている現状が、なんとも悔しいですね。
日本にもあればいいのになぁ、と思ったりします。