ドンスアン市場だけじゃない。ベトナム・ハノイ観光で訪れたい市場5ヶ所
2024/04/29
ベトナムの首都であるハノイ(Hanoi)へ旅行を考えている皆さん、現地の市場観光を考えていませんか？
市場に行くと、売られている品物や雰囲気から地元の人たちの生活を垣間見られるような気がして、個人的に観光では外せないほど大好きです。
そこで今回は、日本や北米とは全く異なるハノイの市場に魅了された野菜ソムリエHiroが、実際に訪れたハノイの市場5ヶ所をまとめてみました。それぞれのオススメポイントも紹介するので、確認してみてください。
この記事の目次
1.観光客がほぼいない卸売市場を体験したいなら： ロンビエン市場(Long Bien Market)
まず一番に紹介したいのは、ハノイ観光の定番ではなく、観光客のほとんどが訪れないであろうロンビエン市場です。
ハノイ旅行に来る大部分の人が泊まるであろう旧市街地の北に位置する市場で、旧市街地エリアに宿泊するのであれば、歩いて訪れることができます。ただ、深夜頃から早朝まで開催される卸売市場なので、前日に早く寝て早く起きて訪れる or 寝ずに夜更かしして訪れる必要があります。深夜帯の開催というのがネックかもしれませんが、「時差で夜中の変な時間に起きてしまって、もう寝られない」という場合には、ぴったりの観光地といえるかもしれません。
ロンビエン市場はそもそもが小売業者などを相手に行われている卸売市場なので、観光客がほぼゼロ。ローカル感を100％味わうことができるといっても過言ではありません。
市場には、果物を扱うお店がたくさーーーん並びます。（理由は分かりませんが、野菜はほぼ見かけなかった気がします）また、一部のエリアでは鮮魚のお店もけっこうあって、深夜でも活気がスゴかったです。
卸売市場の中はけっこう散らかっていたり、観光客相手の商売ではないので、訪れて疎外感を感じてしまう人もいるかもしれませんが、誰でも入れる場所です。市場の人の仕事の邪魔をしないようにしましょう。
個人的に果物大好きなので、たっぷり積まれたスイカや、ずらりと並んだマンゴー等にとてもテンションが上がりました。現地の果物をたくさん見たいという方は、絶対外せないスポットです。
2. ハノイ最大の屋内市場に行きたいなら：ドンスアン市場(Dong Xuan Market )
旅行者にとって、ハノイで最も有名な市場であろうドンスアン市場。ハノイ観光の中心地である旧市街地にあるので、多くの人にとって立地的にも行きやすい場所になるかと思います。
ハノイ最大の屋内市場と呼ばれ、3階建ての屋内には衣類、家庭用品、食料品などあらゆるものが販売されていて、商品が溢れています。
上の写真のように、どこも商品が積み上げられているような感じで、ここで掘り出し物・お土産を見つける人も多そうです。もちろん値切り交渉も可能なので、たくさん買うことでディスカウントのチャンスもあるかもしれません。
ちなみにドンスアン市場の建物周辺にもお店がずらりと並びます。こちらには、新鮮な青果や乾物、精肉、生活用品などを扱うお店があります。
屋内市場も楽しいのですが、野菜・果物好きの方は、屋外の方がより一層楽しめるんじゃないかと思います。ぜひ訪れてみてください。
営業：年中無休、朝～夕方頃まで
住所：Đồng Xuân Market, Đồng Xuân, Hoàn Kiếm, Hà Nội, ベトナム
3.たくさん並ぶ野菜果物を上から眺めたいなら：ホム市場(Cho Hom Market)
3つ目に紹介するのは、ホアンキエム湖の南、ハノイの旧市街地の中心地から歩いて行くことが出来る距離にある市場です。
ホム市場には外周りのエリアと屋内の1階、2階エリアがあり、それぞれ雰囲気が異なるのも面白い点です。
1階エリア⇒果物、靴など衣料品
2階エリア⇒ほぼ布生地
ホム市場の一番の特徴は、2階エリアにたくさんのカラフルな布生地のお店が集まっているところです。遠くからだとお店の人が見えなくなるくらい布生地が積まれている（言い過ぎ？）ので、洋服を作るお仕事をしている方などであれば、とても楽しめるかもしれません。
もう一つこの市場の特徴として挙げたいのが、果物売り場の眺めです。1階には果物を売るお店が多くあるのですが、その眺めを1階と2階をつなぐ階段の踊り場から見ると、見事な眺めなんです↓
この景色を見られたことで、個人的には訪れたことをとても嬉しく思いました。1階エリアには他にも、服屋や靴屋もありました。ドンスアン市場より観光客がぐっと減るので、ローカル感を楽しみたいという方にもオススメできます。
住所：79 P. Huế, Ngô Thì Nhậm, Hai Bà Trưng, Hà Nội, ベトナム
4. 朝市でローカル感を味わいたいなら：ゴーシーリエン市場
ハノイで有名なホアンキエム湖エリアの西にあって、湖エリアから徒歩で約20分ほどのところにあるゴーシーリエン市場。
ベトナム最古の大学跡といわれるハノイの「文廟」からは徒歩約10分のところにあったりと、周辺に定番の観光地もいくつかあるので、観光の前や途中に市場を訪れるのも良いかと思います。ただ、午後には市場の活気が無くなると聞いているので、朝のうちに行くのをオススメします。
ゴーシーリエン市場では、野菜果物を取り扱う露店が非常に多かったです。（なので、個人的には最高でした）また、屋根がある吹き抜けエリアでは、精肉や鮮魚、お米なども販売されていました。
市場の中心となる通りの他にも、その周りにお店がたくさんあるので、全部ひっくるめてゴーシーリエン市場と言っていいのかもしれません。市場内をオートバイで行き交う人も多いので、観光中もちょっと気を付けながら歩く必要があります。（旧市街地ではどこもそんな感じかもしれませんが･･･）
個人的に今回紹介している市場の中で一番「ローカル感」というものを感じることが出来た場所です。市場の持つ雰囲気や売られているものを見て、地元の方たちの普段の生活をなんとなく想像することができて、とても楽しかったですよ。
住所：14 P. Nguyễn Như Đổ, Văn Miếu, Đống Đa, Hà Nội, Vietnam
5.お土産に人気のバッチャン焼きを手に入れたいなら：ハンザ市場（Hang Da Market）
皆さん、「バッチャン焼」をご存知でしょうか？ベトナム・ハノイからさほど離れていない場所にあるバッチャン村という場所で焼かれる陶器のことで、日本人の間でもベトナム土産として人気の一品です。
ハノイ観光中にバッチャン焼を販売している土産屋もいくつか見かけたのですが、そんなバッチャン焼を大量に販売しているのが、このハンザ市場の中にあるお店。
ショッピングモールのような印象のハンザ市場ですが、バッチャン焼きを販売しているお店は地下のエリアにあります。地下への入口は正面入り口ではないので、建物の外で上の写真の階段と看板を探してください。
ちなみに正面入り口から入ってみたのですが、観光向きのお店などは無くて、ジムやクリニックがありました。他の市場を見てきたためか、ハンザ市場のこのモール的な雰囲気に不思議な感じがしました。
ドンスアン市場などに比べると、規模は小さいハンザ市場。地下には青果を扱うお店もあるはあったのですが、数は多くはありませんでした。正午頃に訪れたのですが、お客も少なく静かで落ち着いた時間が流れていました。
上の写真が地下にあるバッチャン焼のお店です。美しい柄の器やなどが所狭しと並んでいました。
看板にも「日本語でお買い物」と書かれていた通り、商品を見ていると、店員のお姉さんが日本語で喋りかけてくれました。どうやら日本人観光客がバッチャン焼を求めてこちらのお店によく来るようでした。商品をゆっくり選べるように、椅子も用意してくれましたよ～。
ちなみに、服や靴を販売しているお店なども地下にあるのですが、観光の定番であるドンスアン市場に行けば、似たようなお店がたくさんあって、より活気のある雰囲気も楽しむことができます。
お土産にバッチャン焼きが欲しいという方は、ぜひハンザ市場を訪れてみてください。
住所：Hàng Da, Cửa Đông, Hoàn Kiếm, Hà Nội
おまけ：市場じゃないけど、日本人としても気になるハノイの AEONモール
皆さん行ってみたい市場はあったでしょうか？ハノイには他にもたくさん市場があるので、ぜひ一度調べてみてください。
ちなみに野菜果物好きの方であれば、市場ではなく現地のスーパーを訪れてみるのもいいかもしれません。
旧市街地からは少し離れるのですが、ハノイには日本でおなじみのイオン(AEON)があって、こちらの売り場はかなり広いので、どんなものが売られているのか見るとけっこう楽しいですよ～！
現地の市場とスーパー、ぜひどちらも体験してみてくださいね。
