野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

ペリカンマンゴーまとめ(歴史、旬の時期、見分け方、栄養、保存方法etc)

      2016/10/13

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歴史

紀元前から食べられていたといわれ、4000年以上の栽培の歴史を持つ。原産はインド北部からマレー半島にわたる地域
果皮が黄色で鮮黄色のマンゴーはカラパオ種といい、イエローマンゴーと呼ばれもし、ペリカンマンゴー(くちばしに似ているため)ともいう。
別名「果物の女王」。1年中大量に出回る。

産地

フィリピン

時期

年中出回っている。6月から8月が旬だといわれている。

見分け方

表面に傷がなく、ツヤのあるもの。色の濃いものほど上質。
果肉がももより、やや硬いくらいが食べごろ。青みが黄色に変わったころ。
鮮度低下すると黒い斑点が出る。皮にしわが出てきた頃も食べごろ。

栄養

葉酸、ビタミンCが豊富。熟すにつれ、ベータカロテンの量が増える。カロテンは緑黄色野菜並みに含む(可食部100g中610mg)
黄色の色素はエリオシトリン(脂質の酸化を抑える)。
食物繊維も多い。

料理

シャーベットやジュースにも活用できる。

保存

果肉に緑色が残っているあいだは、10℃以下に保存しないこと。20℃から25℃で追熟させる。
ぬらした新聞紙かラップで包み、野菜室へ。包まないと感想して皮がブヨブヨになる。

ポイント

・カットの仕方をポップで示す
・熟したマンゴーと青いマンゴーをいっしょに包んでおくと、追熟する。
・ねっとりとした濃厚な甘み

その他情報

・ウルシ科の果物なので、口のまわりがかぶれることがある

 

Hiroのメモ書き

先月、勤務しているスーパーに送り込まれてきたフィリピン産マンゴー。

正直、「美味しい!」という印象は今までなくて、売り込む気にもなったことがないような商品なのですが、少し傷んだものを食べさせていただくと、結構甘くて濃厚。
マンゴーらしい味がしてイイ感じでした。
「あぁ、これがフィリピンマンゴーの本来の味なんだ。」と思いました。

そして、そのマンゴーには熟しているかどうか判断できるシールも小さく付いていて、お客様目線に立っているなと感心しました。

日本ではいまひとつ人気のないこのペリカンマンゴー。
なんとか多くの人に本来の味を知ってもらいたいと思いました。

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