杏仁豆腐の赤いやつは不老長寿の元?スーパーフード ゴジベリー(クコの実)雑学5つ
2017/07/25
過去にNHKの人気番組「朝イチ」、そして「ホンマでっかTV」でも紹介されたことがあるスーパーフード「ゴジベリー」、果物好きのあなたならきっとご存知ですよね!野菜ソムリエHiroはカナダに来るまで知りませんでした(汗)
先日7月22日(土)、カナダBC州のラングレーにあるゴジベリー農園にゴジベリー狩りに行ってきた記念に、今さらながらゴジベリーの雑学を復習がてら5つご紹介しようと思います!栄養高すぎて、、、恐ろしい子!
この記事の目次
ゴジベリーは不老長寿につながる果物?
そもそもゴジベリーとは何かというと、日本語で「クコの実」と呼ばれている代物。「クコの実は聞いたことがない」という方も「杏仁豆腐の赤いやつ!」と言えば分かるはずですよね。
中国では3,000年以上も漢方薬の材料として使用されているといわれ、漢の時代の薬物書「神農本草経」に
と記されているとか。
また、クコの実をご飯に混ぜた「クコ飯」を食べていた徳川家康の側近「天海」は108歳まで生きた、という話もあるみたいです。
クコの実が長寿の直接の原因であると正確には言えませんが、こんな話を聞いているとカラダに良い影響をもたらしそう感満々ですね。
スーパーモデルのミランダカーがゴジベリーを愛用
北米ではヘルスコンシャスな人たちを中心に既に大人気のゴジベリー。
日本での人気はこれからといったところでしょうか?
今ではゴジベリーに関するサイトやレシピが乱立する中、ゴジベリーを語る上で欠かせないのが、スーパーモデルのミランダカーです。
彼女が紹介するものは基本的に流行ってしまうような影響力の持ち主ですが、健康と美を保つためにゴジベリーを使ったスムージーを上の動画で紹介しています。
動画を見ると、ココナッツウォーターやココナッツミルク、アサイ、チアシードなど、今をときめく(?)スーパーフードと一緒に、ゴジベリー(こちらもスーパーフード様)をブレンドしたスムージー!体に良さそうすぎますよね。
野菜ソムリエHiroもこれでミランダカーになれそうです。なれない
世界3大美人の楊貴妃が美容のために毎日食べていた
引用: 浮世絵師、細田栄之によって描かれた楊貴妃 wikipedia
中国唐代の皇妃、そして古代中国四大美人の一人として数えられる楊貴妃。
あまりに美人で玄宗皇帝が愛しすぎたために安史の乱を引き起こしたとまで言われている絶世の美女が愛した果物がゴジベリーといわれています。
その確かな証拠があるかどうかはよく分からないのですが、そういえば楊貴妃はライチも食べてましたよね。ライチが欲しいがために嶺南から都長安まで早馬でライチを運ばせたこともあるといわれています。
「楊貴妃が美容のために毎日欠かさずゴジベリーを食べていた」と聞くと、美容に気をつかっているという人なら試したくなっちゃいますよね。
ゴジベリーはβ-カロテンの鬼
さすがスーパーフードと呼ばれるだけあって、栄養が豊富に含まれています。どこかのウェブサイトには100種類以上の栄養がつまっているなんて書いていました。(ほんとかどうか謎)
ビタミンCやカルシウム、鉄分など豊富ですが、やっぱり注目したいのがβ-カロテン(≒ビタミンA)。
引用: nutritiondata.self.co
上の表はSELF Nutrition Dataによるゴジベリー100g当たりの栄養価なんですけど、ゴジベリー100gでビタミンAが 9000 IU(※国際単位) が含まれているとされています。
こちらの情報によると、アメリカでの1日のビタミンA推奨摂取量は、成人男性 → 3,000 IU / 成人女性 → 2,300 IU といわれているので、ゴジベリー100gを摂取した場合、ビタミンAは成人男性推奨摂取量の3倍という計算になります。
残念ながら日本の単位でのゴジベリーのビタミンA含有量情報が見つからなかったので、うまく比較できなかったのですが、それでもビタミンAが豊富であることが伝わってくると思います。
その他の栄養情報も、ググるとそういうサイトがいーーーーーっぱい出てくるので、もっと知りたい方は調べてみてください。
ビタミンA
脂溶性のビタミンの一つ。魚介類や肉類、乳製品や卵黄などの動物性食品に多く含まれてる。カロテノイドの一種。
β-カロテン
緑黄色野菜などに多く含まれる赤色カロテノイドの一種。ビタミンAの原料で、体内に入るとビタミンAに変わる。「プロビタミンA」とも呼ばれる。
また、βカロテンの機能性としてゴジベリーを食べると以下に関係があるといわれています。
・目の機能維持、改善
・肺の健康を保つ
・免疫力アップ
・がん発症リスクの低減
・生活習慣病予防
・肌の新陳代謝を活発にする
・アンチエイジング
こんなことを書いていますが、機能性や含有している栄養素を一つずつ覚えるのはもはや不可能なので、「とりあえずゴジベリーを食べとけば美容・健康にイイ」みたいなテキトーな感じで毎日摂取しているのが私です。(すいません)
「ゴジベリーのビタミンCはオレンジの500倍」みたいに紹介されている記事がよくあるのですが、Self Nutrition Dataの情報を見ると 100g中のビタミンC含有量は 19.2mg です。乾燥させたゴジベリーの場合、その含有量はいくらか上がると思いますが、それでも騒ぐほど多くないはずなので、ネットの嘘の情報に注意です。
※日本の食品標準成分表にはゴジベリーについての記載がありません
ゴジベリーは一度にたくさん食べると逆効果?
ゴジベリーを食べ過ぎると、カラダに不調をもたらす可能性があるといわれています。
例えば、生理が早まったり、早産のリスクが高まったり、血圧を下げたり、血糖値が上がったりすることに関係があるといわれています。なので妊娠中の方や授乳が必要な時期のお母さんは摂取しない方が良いといわれています。
ただ、ゴジベリーを食べ過ぎるとカラダに悪影響があると医学的には証明されていないので、「可能性がある?かも?」というレベルです。
そんなこんなで、どういった理由からか分かりませんが、1日の摂取量は10~20粒が推奨されています。それ以上超えて食べてしまうとカラダに悪影響を及ぼす可能性があるといわれています。
引用: How To Make Miranda Kerr’s Ultimate Healthy Smoothie(YouTube)
上の画像のミランダカーが持っている並みにゴジベリーを一度に食べると病気になりそうですね。スーパーフードも食べ過ぎたら毒になりかねないという、なんだか諸刃の剣みたいな果物なのでした。
まとめ:スーパーフード「ゴジベリー」!食べ過ぎは禁物です。
いかがでしたか?
ゴジベリーの雑学的な情報5つをお届けしました。
野菜ソムリエHiroの個人的な考えでいうと、「βカロテンをいっぱい採りたいならトマトとか人参を普通に食べればいいじゃん」って思ってしまうんです。(冷めててすいません)
たしかにゴジベリー1粒にたくさんの栄養が詰まっているかと思うのですが、1日に食べられる量が10粒~20粒と限られているので、それならたくさん食べられる野菜や果物で栄養をたっぷり取ればいい話ですから。
でも、ゴジベリーの見た目の可愛さを含め、いつでもどこでも手軽に食べられるメリットを考えると、やっぱり毎日食べたい果物なんですよね。というわけで、野菜ソムリエHiroのお家の台所の隅にはゴジベリーのドライフルーツが常備されています。
「まだ食べたことがない!」という方は、ぜひドライフルーツを買ってみてくださいね ( ・◡・ )
↓バンクーバーのオーガニック系スーパーでよく見かけるブランド。このブランドは安心できるのでちょくちょく買ってます~。
NAVITAS NATURALS (ナビタス ナチュラルズ) オーガニック ゴジベリー 227g
ILOVEGOJI オーガニックゴジベリー(クコ・無添加・無農薬) 200g