野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

デコポン(不知火) : Dekopon

      2019/12/31

でこぽん
個人的に大好きな柑橘。
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歴史
品種は「不知火(しらぬい)」といい、「デコポン」は商品名(ブランド名)。
1972年、清見タンゴールと中野3号(ぽんかん)をかけて育成された。
当初は、熊本県以外の産地では独自の名称をつける混乱があったが、デコポンに統一された。
その後、熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市不知火町)に伝わり、品種名を「不知火」として栽培の取り組みが始まる。
1991年より不知火の中で糖度13度以上のものを選択して「デコポン」の名称で商品化・出荷が開始された。
全国統一糖酸品質基準を持つ日本で唯一の果物らしい。
産地
生産量の半分は熊本。その他、愛媛、広島、佐賀、鹿児島。
時期
出回りは12-4月。加温ハウスものは12-1月。無加温ハウスものは2月。露地ものが3-4月。
その後低温貯蔵されたものが6月上旬まで。
完全着色期は12月上旬。
成熟期は2-3月。
見分け方
重量感。果皮が鮮やかな橙黄色。
凸のあるなしは味や品質に関係ない。
栄養
1日2個食べたら、大人1日分のビタミンCの必要量が摂れるらしい。
栄養についてはこちらを参照させていただきます。(正しいのかどうかは自己判断で。)
http://www.eatsmart.jp/do/caloriecheck/detail/param/foodCode/9999040000014
料理

保存
冷暗所で保存、または乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
販売のポイント
・皮が柔らかく、むぎやすい。
・ポンカンの香りがある。
・じょうのう膜が薄くて食べやすい。果肉の甘みが強い。
・種もほとんどない。
・糖度が高い。13-14%。酸含量は1%程度。食味が大変優れている。
その他情報
・玉揃いは良くない。
・200-280g。
・栽培環境によってカラー(果梗部が首のように突き出ること)が生じないこともある。
・樹勢が落ちてくると、出っ張りは小さくなる。
・樹が若い、または、成育期間中の栄養のバランスが悪いなどすると、
 凸部が大きかったり、小さかったりする。
 尻の方(花止まり)に凸部が出ることがある。
・貯蔵性はやや劣る。
・同じ組み合わせ(清見タンゴールとぽんかん)で「はるみ」も作られた。
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恥ずかしい限りですが、デコポン。でこっとしているものほど、良いと思っていました。
品質に違いはないよう。
ぷりっぷりの食感は、本当に美味しいと思わせてくれます。
見た目もかわいい。
もっとたくさん売ってみたいものです。

 - デコポン(不知火)