野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

桃などストーンフルーツと呼ばれる果物のフリーストーン(Freestone)の意味は?

      2024/05/20

カナダをはじめ北米で暮らしていると、たまにファーマーズマーケットなどで以下のような値札を見かけることがあるのではないでしょうか?

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ピーチはピーチでも「フリーストーン(Freestone)」って何・・・???

ということで、今回はこの「フリーストーン」の意味を調べてみました。

 

まず最初に:ストーンフルーツ(Stone Fruit)について

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皆さん、「ストーンフルーツ」って聞いたことがあるでしょうか?

「石の果物?」「石みたいに硬い果物?」と思う方もいるかもしれませんが、桃やすももなど「硬化した大きな種(これが「ストーン」)がひとつある果物」のことをストーンフルーツと呼びます。

北米では一般的(?)とまではいえないかもしれませんが知られている言葉で、逆に日本では「核果(かくか)」「石果(せきか)」といったりします。

核果には以下のようなものが含まれます。考えてみると、たしかに食べられない硬い種が入っているものが多かったり、夏頃が旬のものが多い印象ではないでしょうか?。

ラズベリーは丸ごと食べますが、ストーンフルーツにカウントされています。

・あんず
・梅
・アプリウム
・チェリー
・ライチ
・マンゴー
・ネクタリン
・ピーチ
・プラム
・プルオット
・ラズベリー(※多くの果実が結合した集合果:ひとつひとつが核果)
・ココナッツ
・アーモンド

参考:核果(Wikipedia) / Stone Fruit (Wkipedia)

 

では、フリーストーン(Freestone)とは?⇒種が果肉から簡単に外れる

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フリーストーン(Freestone)とは直訳すれば「種が自由」、つまり種が果肉から外れやすいもののことをいいます。

桃を食べたとき、「種部分から果肉が全然外れなくて食べづらい」という経験がある方も多いかと思いますが、このフリーストーンと書かれている果物を購入すれば、種が簡単に果肉から取れるので、ある意味ストレスフリーで果肉をすべて楽しむことができます。

半分に切ったときにも、自然とポロッと種が取れたりすることもあります。

野菜ソムリエHiroは個人的には、フリーストーンと書かれて販売されているものは桃しか見たことがないのですが、桃でも白肉・黄肉の品種それぞれフリーストーンであるものやそうでないもの色々あるようです。

 

クリングストーン(Clingstone)とは?⇒種が果肉から外れにくい

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逆に「クリングストーン(Clingstone)」と呼ばれるものは、果肉が種から離れにくいものになるのですが、基本的にお店で「これはクリングストーンの桃です」みたいな感じで売られていることはありません。

残念ながらストーンフルーツの外の見た目からはクリングストーンかストーンフリーかは分からないので、「ストーンフリーと値札に書かれていたらラッキー」ぐらいに考えておくといいかもしれません。

桃、ネクタリン、プラム、アプリコットなんかは全てクリングストーンとフリーストーンの品種がありますが、 実はフリーストーンとクリングストーンのハイブリットとなる品種もあって、それらは「セミフリーストーン(Semi Freestone)」と呼ばれているそうです。

 

アメリカやカナダなど北米在住の方はぜひお店で「フリーストーン」の果物を探してみてください

Cut ripe nectarines on marble background

ということで、「今まで果肉から種が外れやすいものを食べたことがあったけど、フリーストーンと呼ばれていることは知らなかった!」という方も多かったのではないでしょうか?

繰り返しますが、売り場で見た目だけではフリーストーンかどうかは分からないので、もしフリーストーンの果物が欲しい方は店員さんに聞いてみるのもいいかもしれません。(※店員さんでも知っている方と知らない人がいるかと思います)

ぜひストーンフルーツの時期になったら、フリーストーンのものを手に入れてみてください。

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