ハワイで絶対買いたい!カウアイ・シュガーローフ・パイナップルを食べた感想
2024/04/30
会社の方に誘われて、2022年11月にホノルルのあるハワイ・オアフ島へ行ってきた野菜ソムリエHiro。
現地の果樹園フランキーズ・ナーサリー(Frankie’s Nursery)を訪れて念願だった白果肉の「Honey Cream Pineapple(ハニークリーム・パイナップル)」を食べたり、スーパーを回って珍しい果物を色々と見つけたりと、非常に充実した旅となりました。
そんな中でも、今回の旅でハニークリームパイナップルと同じくらい印象に残った果物があります。それが、カウアイ・シュガーローフ・パイナップル(Kauai Sugarloaf Pineapple)です。
今回はカウアイ・シュガーローフが一体どんなパイナップルなのか、そして実際に食べてみた感想をお届けします。
この記事の目次
ハワイ・オアフ島の Whole Foods Market でカウアイ・シュガーローフ・パイナップル(Kauai Sugarloaf Pineapple)を発見
2022年11月20日、以前も一度訪れたことがあるハワイ・オアフ島のホノルルから北東にあるカイルアという地域にあるWhole Foods Market を訪れてきました。
ホールフーズマーケットといえば、オーガニックの食料品や日用品などが豊富に揃う北米で人気のチェーン店で、ハワイだけでなく野菜ソムリエHiroが暮らすカナダBC州バンクーバーでも人気です。
ハワイのWhole Foods Marketの青果売場ではパパイヤ、バナナ、そしてパイナップルが主にたくさん並んでいたのですが、その中で今まで見たことが無い果物を発見しました。
それが、ブランドパイナップル「Kauai Sugarloaf Pineapple」です!
お値段は 1ポンド $4.99 で量り売りでした。そばにあった別のブランドパイナップル「マウイゴールド」が1ポンド $0.99 だったので、比較するとなんと約5倍の価格!
「このパイナップルは美味しいに違いない・・・」と直感した野菜ソムリエHiro、迷わず1玉購入しました。
玉が小ぶりなものが多かったのですが、購入したものは、1玉13.62ドル(1アメリカドル130円とすると約1,770円)でした!
ちなみにハワイ滞在中、別の日にアラモアナショッピングセンターからさほど離れていない Whole Foods Market の Queen店にも足を運んだのですが、こちらでもカウアイシュガーローフパイナップルが販売されていましたよ。
ハワイでは一般的に知られているパイナップルなのかどうか、気になるところです!
(※ハワイ在住の方がもしこのブログを見てくださっていたら、ぜひ教えてください!)
カウアイシュガーローフってどんなパイナップルなの?
ここで、カウアイシュガーローフパイナップルについて紹介します。
カウアイシュガーローフパイナップルはその名前の通り、ハワイのカウアイ島にあるヒューバー夫妻(Paul and Jude Huber)の農園 Hole in the Mountain Farm で栽培されているシュガーローフパイナップルです。
ヒューバー夫妻は過去15年以上にわたって、シュガーローフパイナップルを栽培。現地では1年中手に入ります。(ピークシーズンは夏の中旬~終わり頃まで)
「シュガーローフっていうパイナップルは初めて聞いた」という方もいるかと思うのですが、シュガーローフパイナップルは主にハワイのカウアイ島とアフリカ沿岸の小さな国ベナンという2つの異なる地域で商業的に栽培されている白果肉パイナップルの品種。
つまり、シュガーローフパイナップルをカウアイ島で栽培しブランド化したのが、「カウアイシュガーローフパイナップル(Kauai Sugarloaf Pineapple)」というわけ。
以下の動画で、Hole in the Mountain Farmの一部や、シュガーローフパイナップルをマーケットで販売している様子などが確認できたり、ヒューバー夫妻にも会えます。(※英語です)
Hole in the Mountain Farmのウェブサイトには、11エーカーのパイナップル畑に250,000本のパイナップルが植えられていると記されています。
また、2日ごとに畑を歩いて、熟したパイナップルを手で収穫。シュガーローフの果肉は柔らかく、日焼けを防ぐため・熟しすぎるのを防ぐために紙で覆って栽培することもあるとのことですよ。(上の動画では新聞紙のようなものでパイナップルを覆っていました)
ちなみにシュガーローフパイナップルの「シュガーローフ」とは「精糖後の白砂糖のかたまり」を意味します。砂糖みたいな甘さと、白い果肉から付いた名前なのかもしれませんね。
「日本でも食べてみたい!」という方もいるかもしれませんが、果肉が柔らかく十分に熟してから収獲しているため日持ちしないためか(室温の場合は数日間以内に食べた方がいいとのこと)、基本的には栽培地での流通が一般的なようです。ただ、アメリカ本土にお住まいの方であれば、 Hole in the Mountain Farmのウェブサイトから注文可能ですよ。(※パイナップルは収穫後熟すことは無いのですが、収穫後に風味が変わることはあります)
ちなみにSpeciality Produceによると、シュガーローフパイナップルは、ハワイ、フロリダ南部、西アフリカ、ルワンダ、および南アメリカの一部でも栽培されているとのことです。
個人的にカナダでは一度も見たことがないので、北米でもまだまだ知られていないパイナップルの一種かもしれません。
目が覚めるようなジューシーさ。実際に食べてみた感想
上の写真は、実際に野菜ソムリエHiroが Whole Foods Market で購入したカウアイシュガーローフパイナップルです。
購入時になるべく見た目で美味しそうなものを選び、滞在中のホテルで室温保存していたのですが、数日経つとなんと果皮の一部から果汁が漏れていたり、泡(?)を吹いていました。(発酵?)とりあえずしっかり熟している感は伝わってきました。
また、果皮を指で押してみるとそこそこ柔らかくなっていて、確かに果肉が柔らかい種類のパイナップルといわれる意味が分かりました。
「これはヤバイ・・・早く食べねば」と思い、切ってみました。
美しい白果肉パイナップルー----!!!
(白~クリーム色といった感じの果肉でした!)
室温で数日保存していたためか、やはり一部が傷んでいたのですが、果肉の80%は余裕で食べられるレベルで安心しました。やはり、購入したその日にカットする方が良さそうですね。
実際食べた感想は、一口食べて感動したレベルでした。甘みが非常に強いことに加えて、酸味も甘味にかき消されないくらいしっかり主張しているような味わいで、超絶ジューシーでした!
ハワイのフランキーズ・ナーサリーでいただいたハニークリームパイナップルは甘みが強く酸味がほとんど無いような味わいでしたが、カウアイシュガーローフパイナップルは甘み・酸味両方楽しめて素晴らしいと思いました。(どちらも最高の味わいでした)
果汁たっぷりで、とびっきりのジューシーさを味わってみたい方がいたら、ものすごくオススメできます。カウアイシュガーローフパイナップルは芯もそのまま食べられて、繊維っぽさもない食感でしたよ。
また、自分はもちろん、同じホテルに滞在中の同僚の皆さんにも食べてみてもらったのですが、
- 今まで食べたパイナップルの中で一番美味しいかも!
- これは絶対また食べたい
- ハワイじゃないところでも手に入る?欲しい!
- 甘み超強め!
- ハニークリームパイナップルもすごく美味しかったけど、シュガーローフパイナップルも、ものすごく美味しい!
皆さん感動レベルの味わいといった感じで絶賛していました!
個人的にも、全世界に広めたい、広めたくなるパイナップルだと思いましたよ♪
まとめ:シュガーローフパイナップルを味わったことが無い人はぜひハワイで
ということで、いかがでしたか?
カウアイシュガーローフパイナップル、食べてみたくなりましたか?
最後にパイナップルの豆知識ですが、パイナップルは下の方が甘くなります。なので、果実全体の甘さを均一にするために、パイナップルを逆さまにして保存するのをオススメします。
シュガーローフパイナップルはあまり日持ちするパイナップルではなさそうですが、購入した際はぜひ逆さまにして少し保存してみてください。
また、室温では数日しか保存できないので、すぐに切り分けて冷蔵庫に入れるのもアリです。
皆さん、ハワイを訪れる機会があれば、ぜひこの白果肉のパイナップルを手に入れてみてください!