野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

夢の大きさ!中国産ライチキング(荔枝王:紫娘喜)をカナダで発見&食べてみた感想

皆さん、ライチに対して「種が大きい分、もっと果実自体が大きければいいのにな~」なんて思ったことが一度はありませんか?

そんな方にオススメしたいライチを先日カナダで発見してしまったんです。その名もライチキング(荔枝王)です。

今回はこのライチキング(荔枝王)について調べた内容と実際に食べてみた感想をお届けします!

 

はじめに:キングの風格!カナダにある中国発スーパーでライチキング(Lychee King : 荔枝王)を発見した話

2020年7月中旬、既にブログでは何度も紹介しているバンクーバーにある中国発のスーパー Sungiven Foods に行ってきました。そこで出会ったのがライチキング(荔枝王)です。

普通ライチのパッケージって深さのあるものが多いと勝手に思っているんですけど、ライチキング(荔枝王)は平たくて大きいものでした。その理由は、

えらいライチがデカかったんです(驚)普通のライチの1.5倍は確実にあったので、ライチキングと呼ばれても納得してしまうような姿でした(笑)

すごいゴツゴツしていて、皮が厚そうだな~と初見で思いました。

お値段は今までSungiven Foodsで見かけた別品種のライチと大差なく、16.99ドルでした。(日本円で約1,350円くらい)

また、収穫から72時間以内にカナダまではるばる空輸されていて、新鮮さが売りのようでした。ライチは収穫後鮮度がすぐに落ちてしまう果物なので、輸送時間が鍵なんですよね( ◠‿◠ )

さらに、値札には「スーパージャンボ」「甘くてジューシー」と書かれていて、もう期待大なわけです。ライチキング(荔枝王)を迷わず購入して、大興奮のまま帰宅しました。

 

品種名は「紫娘喜」?ライチキング(荔枝王)についてネットで色々調べてみた内容まとめ

ここからは、ライチキング(荔枝王)について調べた内容をまとめてお届けします。

いやー、日本語or英語でライチキング(荔枝王)について書いているページが少なすぎて困ってしまったのですが、中国語で検索してみると、けっこうありました。(Google翻訳頼み)

まず、中国のWikipedia的存在 Baidu百科で検索してみると、ありましたライチキング(荔枝王)!

以下、Baidu百科に書かれていた内容のまとめです。

■ 品種名は「紫娘喜」、別名が「荔枝王」
■ 紫娘喜は中国での学名としても認定されている
海南省生まれ
■ 果実の熟成期は7月中旬から下旬で晩生種といえる
■ 果実は非常に大きく、果実は曲がったようなハート型
■ 果肉は乳白色で、食感は柔らかくジューシー
■ 味は甘くて酸味がある
■ 種子は卵形で大きい
■ 収穫量は良好
■ 保存性が良いため輸送にも向いている
■ 福建省農産物品質安全検査センターのテスト結果:1つの果実の重量は42.3グラム、食用率は68.2%
■ 福建省南部の主要なライチ産地への植栽に適している
■ 6年栽培された木の平均収穫量は13.35 kg

そう、ライチキング(荔枝王)は中国の海南省で生まれた「紫娘喜」という品種だったんですね~( ◠‿◠ )

どうやら今では広東、広西、福建などのライチ産地でも栽培されているそうです。別のサイトでは、台湾の果樹園でも栽培されているのも見つけました。

また、「ライチキング(荔枝王)って新品種なのかな?」と思って調べてみると、上の東森新聞によるライチキング(荔枝王)農家さんの動画を発見することに成功。

2005年に投稿された動画のタイトルには新種荔枝「紫娘喜」(新種のライチ「紫娘喜」)と書かれていて、動画から以下のようなことが分かりました。

■ 今年は紫娘喜と呼ばれる新種のライチが出た
■ 果肉たっぷりでジューシー
■ 生産量は多くないが、市場で人気がある
■ 別の品種「玉荷包」(※ギョッカホウと読みます。けっこう人気のライチの品種なんです)よりライチキング(荔枝王)は糖度が低めだけど、甘すぎないので飽きずに食べることができる

また、中国系果物の情報を英語でけっこう紹介していて重宝している Fresh Plaza による「Hainan king lychee becomes hot item online」では、ライチキング(荔枝王)がオンライン販売でホットなアイテムであると記されていて、その理由として以下が挙げられていました。

■ ライチキングの生産量は限られている
■ 晩生種のなかでも最も遅い部類に入る
■ 普通の保存条件下で、他のライチより2、3日長く鮮度が保てる
■ 真っ赤な果皮と大きな果肉で贈り物にもぴったり

鮮度劣化が早いライチですが、ライチキングは普通のライチよりも鮮度を保ちやすいということで、カナダまで直送されるのも納得でした~( ◠‿◠ )

また、甘味が強いライチの品種に比べると甘味は少な目で少し酸味も感じられるということ!いよいよ実食です♪

 

ライチキング(荔枝王)を実際に食べてみた感想

まずライチキング(荔枝王)を手に持ってみた感想なのですが、本当に一つひとつが大きいと思いました。

どれも卓球のピンポン玉くらいの大きさがあって、「こんなの絶対満足するやん・・・(なぜか関西弁)」と独り言が。まさに王者の風格

せっかくなので、家にあったものでサイズをちょっと比べてみました。ライチキング(荔枝王)のサイズ感が伝わるでしょうか・・・?

(プラムより少し小さいくらい)

(ゴールドキウイとも比べてみました)

(ぷっ〇んプリン的な商品とも比べてみましたが、分かりづらい・・・w)

どうでしょう、ライチキング(荔枝王)のサイズ感が伝わったでしょうか?(分かりづらいですね、すいません汗)

以下のTwitterで分かりやすい比較画像があったので、シェアします。

とりあえず今日は「ライチキング(荔枝王)はすごいデカい!!」っていうのを、覚えてください(^-^;

2020年7月25日追記:

普通の冷凍ライチとライチキングを比べる機会ができたので、写真に撮ってみました!これでサイズの違いが分かりやすいはず!

そして、果皮を手で剥いてみると乳白色の美しい果肉が顔を出しました~!果皮はやっぱり思った通りけっこう厚めで、「この厚い果皮のおかげで保存性も高いのかな?」と思ったりしました。

果肉は張りが非常にあって好印象♪さらに残りの果皮をぺろぺろめくっていくと・・・

「果肉のデカさ、写真で伝われーーーーーーーーー!!!」

って言いたくなるくらい、大きな果肉でした。こんなの反則です(謎)

実際にいただいてみると、もう果肉がぷりっぷり!しかも大きいので、口の中がライチでいっぱいになりました。(ちょっと喋りづらいくらいモゴモゴしましたw)

気になる甘味は、ネットで調べたときに分かった通り、「Xian Jin Feng(仙进奉荔枝)」「Nuo Mi Ci(糯米糍荔枝)」などの甘みの強い品種ライチに比べると、糖度は低めかと思いました。(いや、十分甘いんですけどね)

また、酸味も少し感じることができるバランスの良い味でした。

特に甘いライチは一度にたくさん食べていると個人的に飽きてしまうので、「このくらいの甘味がちょうどいいかも!」と思えましたよ( ◠‿◠ )

ちなみにライチキング(荔枝王)の種もキングクラスでした。それでも食べられる果肉の割合が大きいので、大満足でした~♪

2020年7月25日追記:

普通の冷凍ライチの種(左)とライチキングの種(右)も比べてみました♪大きさが一目瞭然!

 

最後に:まだ見ぬライチを探す旅は続く~皆さんのお気に入りライチも教えてください

ということで、ライチキング(荔枝王)についてまとめてみましたが、「食べたことが無い」という方は、一度は食べてみたくなったのではないでしょうか?( ◠‿◠ )

Twitterでもけっこう中国にお住まいの日本人の方に好評のようでしたよ♪

今回ライチキング(荔枝王)をカナダで手に入れたのは7月中旬だったので、やっぱり晩生の品種のようです。

日本にお住まいの方も、ライチキング(荔枝王)が手に入る機会があれば、ぜひ一度トライしてみてください。口に入れたときのサイズ感にきっと感動しますよ ( ・◡・ )キラーン


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