ツルムラサキの知識まとめ(歴史、見分け方、栄養、調理法、保存方法 etc. )
2016/09/03
品名
ツルムラサキ。別名セイロンホウレンソウ。
歴史
寒さに極めて弱い。
茎が赤紫色なのでつるむらさき。食用は青茎種が一般的。
原産はアジア熱帯地域。
英語では「インドのほうれん草」という(※確かではない)
葉、茎、花軸とも食べられる。
産地
宮城、福島、徳島、山形など。
時期
旬は6-8月。3-11月ごろまで市場に出回る。
見分け方
葉が肉厚なもの
ツヤがあるもの
栄養
・カルシウムがほうれん草の約4倍。ビタミンCは約1.2倍含まれる。
・カロテン(3000ug)やカルシウム(小松菜並)を豊富に含む健康野菜として注目されている。ほかの栄養素も小松菜と似ている。
料理
・葉を茹ですぎないように熱湯でさっと茹でる。冷水に浸し放ってから食べる。
・熱を加えるとぬめりが出る。
・濃い味付けの炒め物などにすると独特の土臭さを感じることが少ない
・ほうれん草と同様に調理すればよい。
酢醤油、からしじょうゆのほか、油いため、ごま和え、鍋物、汁の実、ナムルやきんぴらにもできる。生葉をてんぷらにも。
・花つきの先端は刺身のつまに向く。
保存
固めに茹でて水気をきれば冷凍できる。
冷蔵庫に入れるときは、茎にぬらしたキッチンペーパーを固定してからビニール袋に入れて、乾かないようにしておく。涼しい季節なら、冷暗所に3-4日置いても大丈夫。
ポイント
・アクは少ないが、独特の土臭さがある。
・青菜が少ない真夏が旬!栄養満点です。
ポイント
・つる性で夏の日よけや観賞用にもなる。つるが1m以上になったとき、つる先を15-20cmに切って収穫する。霜が降りるまで収穫できる。
Hiroのメモ書き
ほうれん草と同じように調理できるんですね。別名にもホウレンソウと入っているので、近縁種なのでしょうか。
確かに夏場って、葉ものが弱い時期なのですが、ツルムラサキは真夏に旬を迎えるということで、頼もしい野菜だと思います。
泥臭さを嫌う方もいますが、そのぬめりはやっぱり夏に採りたくなります。
もっといろんな人に知ってほしい野菜であります。