グーズベリー(知識まとめ)
2016/04/26
品名
和名:セイヨウスグリ
英名:gooseberry グーズベリー
グーズベリーという名前の由来は、果実ソースがガチョウ(goose)料理に使われるから?植物体がハリエニシダ(gorse)の茂みに似ているから?という説がある。
植物学上の分類
ユキノシタ科
歴史
・ヨーロッパに原生しているセイヨウスグリとアメリカ北部に原生しているアメリカスグリから改良され、両者の雑種も多い。日本には、長野県などに野生種があるが、果樹として改良されたものはない。
・おそらくノルマン人がグーズベリーをイングランドに運び、それから1700年代までにヨーロッパで生産が始まる。
・日本へは1868(明治元)年に導入されたのが最初。現在は散在的に栽培されるに過ぎない。
品種
・ヨーロッパ系品種とアメリカ系品種に分けられる。
・色は黄緑と赤紫。
・大果のヨーロッパ系品種は何百年も栽培されており、主に調理、デザートづくりに利用される。とげのある茎のため、そこまで人気にはなっていない。
特徴
生でも食べられる。新鮮なものはちょっと酸味があり、甘くジューシー。
赤種はたいてい緑種よりも甘い。
産地
この属はヨーロッパ、アジア、北アメリカに原生。
時期
夏だと思われる
(バンクーバーでは7月初旬頃から見かけている)
見分け方
しおれていないもの、張りのあるものだと思われる。
栄養
低カロリーでペクチンが多い。
ビタミンC(46mg/100g)が多く、ビタミンA,D、カリウム、リン、ナイアシンを含む。
機能性
✕
料理
・生食では甘酸っぱい独特の風味。ガチョウ料理やサバ料理の味付けに用いる。
・ジャム、ゼリー、パイ、アイスクリーム、シャーベット、果実酒にも。
・グーズベリーフールという料理がある。(甘く煮込んだもの)
・レモンと同じように他の食材を引き立てるように使われることが多い。
・フランス人はグーズベリーに価値を置いており、魚料理(特に脂分の多い魚)と一緒に使うことが多いそう。
保存
あまり日持ちしなさそうである。
その他情報
・18世紀、北イングランドに大きな果実をつくるのを競い合う「グーズベリークラブ」が存在した。20世紀初頭ごろまで続けられ、1852年の記録のものがもっとも重く50g近くあったという。(ミディアムサイズのりんごの半分の重さ)
・グーズベリーの葉っぱは少し苦いがサラダに入れて食べることができる
Hiroのメモ書き
赤と緑を混ぜてジャムにしたのですが、けっこう面倒でした。
何でかっていうと、頭とお尻の部分を取り除かないといけないからです。
それでも完成したジャムはきれいな赤色になりまして、酸味の効いた美味しいものとなりました。
(緑の色はどこかへ行ってしまいました。。)
生でも新鮮なものは甘いと本にあったので、食べてみましたが、やっぱり酸っぱい、。。
中に種がけっこうあるのですが、そんなに気になりませんでした。トマトに食感が似ているといえば似ているのですが、
それでもやっぱりグーズベリーなのでした。