野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

ネーブルオレンジ : Navel Orange

      2019/12/31

ネーブル 果肉
ネーブルオレンジ2
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歴史
ネーブルは英語で「おへそ」。
スイートオレンジの仲間。
ブラジルのオレンジから、19世紀はじめにへそのある
バイアネーブルが発見された。それがアメリカに伝わり、ワシントンネーブルの名で普及。
産地
主産地はカリフォルニア。
日本の主産地は和歌山、愛媛。
時期
11月初旬から5月にカリフォルニア産を中心に輸入される。秋にはチリ産も。
3月下旬あたりが旬になる。
日本では、12月中旬-1月に収穫、貯蔵される。国産は2-3月に出回る。
見分け方
果皮が鮮やかなオレンジ色。
張りとつやがあるもの。
ヘタが小さく、枯れていないもの。
栄養
ビタミンC 60mg/100g
料理
主に生食用。

保存
3-7℃で。風通しのよい室内・冷所で。
販売のポイント
・果実は柔軟。食味が良い。多汁。
・輸入オレンジは香りがとても良い。
・種子はほとんどない。
・輸入オレンジは国産果実に比べると、鮮度劣化が速い。
・果汁を飲むことを訴える。(朝食のジュースなどに)
その他情報
・バレンシアオレンジに比べて、果肉が柔らかく、甘みが強い
・日本に輸入されているオレンジはバレンシアとネーブルの2種類である。
・バレンシアに比べ、生産量は多くない
・収穫直後は酸含量が多いので、2-3月まで寝かすことで美味しくなる。
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今まで、国産ネーブルというものを売ってきたわけですが、
周年輸入されるものと一緒に販売していたので、いまいち魅力を感じていなかったのが本音。
なんとなく、高いイメージがあったり。
しかしながら、写真のものは、越冬完熟ネーブル、として1玉198円で販売されていました。
こういうのは国産だからこその魅力かなぁ、と思います。
誰だって、完熟した適切なものを食べたいですから。輸入ものにはできないことかと思います。
訴えるべきところは、やはりその香り、と、ジュースにする、というところでしょうか。
輸入ものと国産のものを、しっかり区別して販売したいものです。

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