【なぜドンキなのかも解説】ロサンゼルスの日系スーパーTokyo Centralで発見した日本の野菜果物
2024/04/29
アメリカ合衆国カリフォルニア州にある世界都市といえば、ロサンゼルスです。
そんなロサンゼルス、外務省が作成している令和4年10月1日時点の海外在留邦人数調査統計によると、ロサンゼルス都市圏には在留邦人が65,044人とされています。
順位 | 都市名 | 在留邦人数 |
---|---|---|
1 | ロサンゼルス都市圏 | 65,044 |
2 | バンコク | 56,232 |
3 | ニューヨーク都市圏 | 38,263 |
これは、都市別の推計上位50位の1位、つまり在留邦人数が最も多い海外の都市がロサンゼルスなんですね。(ちなみに野菜ソムリエHiroが暮らすバンクーバー都市圏は 28,197人で50位中8位でした。)
「どうしてこんなにも日本人が集まる都市になっているんだろう・・・?」と少し不思議に感じていたのですが、先日ロサンゼルスを初めて訪れてその理由が分かりました。
それは、日系スーパー Tokyo Central(東京セントラル) があるからです。(きっぱりっ)
冗談はさておき(個人的にはあながち冗談ではないのですが)、ロサンゼルスで初めて訪れた日系スーパー東京セントラル(Tokyo Central)が非常にドン・キホーテにそっくり&その品揃えの良さが感動すら覚えるレベルだったので、今回は
- なぜ東京セントラル(Tokyo Central)はドンキみたいなのか?
- ロサンゼルスで有名な日系スーパー、マルカイとの関係性
- 青果売場の様子
- 青果売場で見つけた日本の果物
をまとめて紹介したいと思います。
この記事の目次
ドン・キホーテとの関係性は?マルカイとは違うの?ロサンゼルスで人気の日系スーパー「東京セントラル(Tokyo Central)」について
最初に、東京セントラル(Tokyo Central)について紹介します。
東京セントラル(Tokyo Central)は、アメリカ・カリフォルニア州に5店舗ある人気の日系スーパーです。(2023年3月時点)
(日本のコスメがずらりと並びます)
(日本らしいパンのセレクションや日本のスイーツも手に入ります)
上の写真の通り販促物がもろにドンキなんですよね。
写真を見て「なぜドンキみたいな店舗なのに、Tokyo Centralと名乗っているの?まさかパクってるとか・・・?」と思う方もいるかもしれませんが、これはTokyo Centralを運営している Marukai Corporation U.S.A.(1965年創立) が、ドン・キホーテで有名な日本の小売業者グループのパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの子会社になっているためです。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、2013年に米国およびハワイ州店舗運営を目的に、 ロサンゼルスで昔からよく知られていたスーパーのMarukai Marketを運営している Marukai Corporation を連結子会社化し、そこから海外展開が本格的に稼働したといいます。
つまり
(子)ドン・キホーテ
(子)Marukai Corporation(Marukai Market や Tokyo Central を運営)
みたいな家系図のイメージでしょうか。(違っていたら教えてください・・・)
その後、 Marukai Corporation U.S.A. は、Tokyo Central(東京セントラル)の1号店をカリフォルニア州にオープンし、今では現地の日本人ならびに日本の商品を好む多くの人に受け入れられています。
(お惣菜コーナーも充実の品揃え。ここは日本なのかと勘違いしそうになります)
(和牛もありました)
(早朝だったのであまり揚げたては無かったですが、天ぷらなどが購入できるのは神)
下調べによると、ロサンゼルスに5店舗ある中でも、野菜ソムリエHiroが訪れたTokyo CentralのGardena(ガーディナ)店は、ロサンゼルスの日系スーパーでも一番大規模な店舗面積とのこと。(1階だけでなく、なんと2階があります)
入り口そばにはフードコートもあり、かの有名な「銀だこ」のお店が入っていました。(滞在中2回訪れたのですが、どちらも営業時間を逃して食べられなくて超ショックでした)
また、訪れた際は2階スペースは在庫処分セールコーナーのような場所になっていました。
店舗はとにかく広くて、青果、鮮魚、精肉、惣菜、ベーカリー、生活用品、コスメなど、北米在住日本人であればテンションが上がりっぱなしの場所だと思いました。(特にカナダはTokyo Centralのような大きな日系スーパーが無いので・・・)
東京セントラル(Tokyo Central)があれば、日本人にとって生活クオリティが爆上がりすること間違い無し。「だからロサンゼルスに暮らす日本人も多いのかな~」なんて思ったりしました。(もちろんロサンゼルスに暮らす理由の1番目では無いかと思いますが、在留邦人の方にとってTokyo Centralの恩恵はかなりデカいと思います)
ちなみに、ハワイにもドン・キホーテがあり、こちらはドン・キホーテそのままの名前で運営されていますよ~。
東京セントラル(Tokyo Central)の青果売場&見つけた日本の野菜果物
ここからは2022年12月の東京セントラル(Tokyo Central)の青果売場の写真と、そこで見つけた日本の野菜果物を紹介したいと思います。
青果売場は上の写真のような雰囲気で、什器に置かれている野菜はパックされていたりと日本らしさを残しつつも、ダイナミックさは北米感もある売場だと思いました。(自分は何様だ、って感じですが・・・)
バナナは北米らしく量り売りでした。(1ポンド 0.79ドルという表示です)雰囲気も楽しい感じ!日本語がそこら中にあるので、不思議な気持ちになります。
バナナ売り場の隣を見ると、何やら高級そうな化粧箱がありました。
よく見たら、静岡産のクラウンメロンでした!
英語のクラウンメロンについての説明書きもあって、現地の日本人以外の方にも売れて欲しい~と思いました。
ちなみにお値段は1箱59.99アメリカドルでした。(1USD=132円くらいだとすると、日本円で約7,900円です)いや~、さすが静岡のメロンですね。
クラウンメロンの下の段には、個人的に大好きなピンク色のパイナップル Pinkglow も化粧箱入りで販売されていました!
フレッシュデルモンテ社が開発、コスタリカで栽培されている Pinkglowはアメリカやカナダでは出回っているのですが、日本ではまだ手に入ったという話は聞いていません。(2023年3月現時点)
GMOですが、糖度も高く品質も良好。なにより果肉の色合いが非常に上品なピンクで、切ったら感動レベルですよ~。
こちらはリンゴ売場。カナダでよく見かけるお馴染みのリンゴが並んでいたのですが、写真にある KIKU Appleはちょっと特別で、濃度100%のリンゴジュースみたいな味する感動レベルのリンゴだと個人的に思っています。甘さ重視の方であれば、かなり気に入るリンゴなんじゃないかと思います。
「今日手に入るリンゴの中で、最も甘い品種の一つ(One of the sweetest apples available today)」なんて形容されています。そう言われると、食べてみたくなりますよね~。
そしてめちゃくちゃ驚いたのが、鳥取県産の二十世紀梨が普通に販売されていたことです。
2玉パックは7~9アメリカドルくらいで、輸送費などを考えるとそこまで高く感じませんでした。
ロサンゼルスに暮らしている方は、鳥取の二十世紀梨まで食べられるのか・・・と驚嘆でした。(個人的に二十世紀梨のファンで岡山に暮らしていたときは、よく食べていました。たっぷりの果汁とさっぱりした甘さがたまらないんですよね!)
さらに!日本のイチゴが並んでいたのですが、なんと3種類もありました。ロサンゼルス、すごすぎる・・・。
陳列されてイチゴの種類と価格は以下の通りです。
- 福岡県産 あまおう – 16.99ドル
- 佐賀県産 淡雪 – 49.99ドル
- 熊本県産 ゆうべに – 16.99ドル
せっかくなので、どれか買ってみようと思ったのですが、やっぱり淡いピンク色の苺の魅力に抗えなくて、購入させていただきました~!なかなかのお値段ですが、旅行中だったので、大胆になれました(笑)
包み隠さず正直に言えば、味はそこまで良くなかったのですが、素晴らしい香りを楽しむことができました。また、見た目がとっても可愛いので、スイーツづくりにもとっても活躍しそうだと実感しました!
続いて野菜売り場を見てみると、この日本感!ロサンゼルスは日本語が読めない人の方が割合的に多い気がするのですが、そんなことはお構いなし(?)に日本語のPOPがたくさんありました。
しかも日本で主流の桃太郎トマトまで売られていました。きゅうりも日本でよく見るタイプのキュウリですごい・・・。
こちらはキノコ売場。販促物も英語より日本語の方が大きくて、「もう日本ですよね、ここ?」ってなりました。
日本でよく見るホクトブランド(英語版)のえりんぎや舞茸、ぶなしめじなどがありました!
最後に、キノコ売場にはなんと松茸とユズも豊富に並んでいました。松茸はアメリカ産でしたよ。ユズは2玉で約4ドルと、個人的にはそんなに高いようには見えませんでした。
最後に:ロサンゼルスを訪れる際は大きなキャリーケースを持っていきたい
ということで、恐るべし東京セントラル(Tokyo Central)!青果コーナーだけでも観光地化してもいいと思えるほど、楽しませていただきました。
また、日本の商品を爆買いするための旅行もアリだなと思ってしまうくらいの素晴らしい品揃えで、今回の旅行では大きなキャリーケースを持って来なかったことを少し後悔しました(笑)
東京セントラル(Tokyo Central)のGardena店は、有名な観光エリアであるサンタモニカやハリウッドなどからは少し離れてはいるものの、日本をたくさん感じられる場所なので、ロサンゼルスを訪れる予定の方はぜひ行ってみてください!
営業時間:毎日8am – 9pm
住所:Gardena 1740 W Artesia Blvd, Gardena,CA 90248
TEL: 310-660-6300
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