カカオ豆からチョコレートを作ってみた!Coconama Chocolateワークショップ
2024/04/29
皆さん、チョコレートはお好きですか?野菜ソムリエHiroは、例に漏れずチョコレート大好き人間です。
それでは皆さんのなかで、「チョコレートを自分で作ったことがある!」という方はどのくらいいるでしょうか?実はそこまで多くないのではないでしょうか?
今回は、ノースバンクーバーにある日本人経営の人気チョコレートショップ Coconama Chocolate がチョコレートづくりのワークショップを開催するということで、行ってきました!
そのときの様子をご紹介します。
この記事の目次
はじめに:Coconama Chocolateが日曜のワークショップを再開
まずはじめに、Coconama Chocolateを知らない方に向けてちょっと説明します。
Coconama Chocolate は生チョコレートで人気のお店で、ノースバンクーバーに店舗を構えています。メトロバンクーバー各地のファーマーズマーケットに出店していたり、オーガニック系スーパー Whole Foods Market やアジア系スーパー T&T にも商品を卸しています。(個人的にオススメなのは、ブルーベリーとマンゴーとパッションフルーツ味の生チョコです!)
そんな Coconama Chocolate が生まれたのは2010年12月。日本の製菓会社で約10年間チョコレートの開発をしていたTakaさんと Kayokoさんが開いたお店です。
Takaさんは、あの大人気商品メルティーキッスの生みの親!Kayokoさんはチョコレートの原点であるカカオの研究を行っていて、カカオ豆の発酵方法から特有の香りを引き出す方法を研究するため、今まで数千種類のチョコレートを味わってきているということで、お二人ともいわば生粋のチョコレートマニアなんです。(素晴らしいっ)
野菜ソムリエHiroはよくファーマーズマーケットや日系のイベントを訪れた際に、お二人によくお会いするのですが、いつも優しくしてくださって、それはもう感謝なのです。
そんなCoconama Chocolateで「ワークショップを再開します!」とアナウンスされたのが、今年5月。ワークショップは3種類あって、今回参加したのは Class 1 のカカオ豆からチョコレートを作るものでした!
Class 1: Making Chocolate from Cacao Beans!
チョコレートを一から手作り
Class 2:Be a professional chocolate taster!
産地や製法などの異なるチョコレートをテイスティング
Class 0:Discover chocolate ingredients!
チョコレートのパッケージの原材料リストによく記載されているチョコレートの原材料を試食
【やったことが無い人は絶対一度は経験して欲しい】カカオ豆からチョコレートを手作りしたら楽しすぎた件
ハワイで以前カカオ農園を訪れた際にチョコレートがどんな風に作られているのか、農園の方から口での説明を受けたことはあるのですが、自分の手でつくるのは初めての経験!ドキドキの中、ワークショップスタートです!
(カカオ豆を発酵させるための箱。ちなみに野菜ソムリエHiroが以前訪れたハワイのカカオ農園では、外に大きな網を出して、網の上で乾燥させていました)
今回のワークショップに集まったのは、自分を入れて5人。お互い自己紹介した後、まずは座学です。
Kayokoさんからカカオについての説明があり、以前TakaさんとKayokoさんが訪れたカカオ農園の写真や動画を見ながら、カカオ豆の発酵の流れや発酵させる期間、カカオポッド1個からどのくらいのチョコレートが作れるかなどを勉強することができました。(情報量たっぷりです!)
また、座学のテーブルには3種類のカカオ豆が置かれていたのですが、3グループに分かれて、この3種類のカカオ豆を使ってチョコレートをつくってみることになりました。(※コロンビア、カメルーン、グアテマラのカカオ豆でした)
以前 tik tok などでチョコレートを作る工程の動画を見たことがあったのですが、ついに自分もチョコレートをつくることができるということで興奮。ちなみに野菜ソムリエHiroのグループは、グアテマラをチョイス。
最初に行うのは、フライパンでカカオ豆を焙煎する作業でした。焙煎すると、チョコレートらしいの香りや香ばしさを引き出すと聞いたことがあります。ちなみに焙煎作業が長すぎると、苦くなったりするようです。
しばらく焙煎すると、カカオ豆を覆う外皮と中身が分かれやすくなるとのことで、頃合いを見て焙煎終了。
その後、手で外皮と中身を分ける作業に入ったのですが、自分の手が既にカカオのいい香りに包まれました。
こちらが外皮を取り除いたカカオ豆です。きれいですね~。
そのカカオ豆を今度はすり鉢とすりこぎで砕く作業です。なるべく細かくなるように粉砕。野菜ソムリエHiroが作業ではなく撮影に夢中だったので、Kayokoさんがめっちゃ手伝ってくださいました(すいません・・・汗)
しばらくすると、少しシャイニー感のあるものになりました。なぜこのようなシャイニー感が出るかというと、実は今回使用したカカオビーンに含まれる「カカオバター」のためとのことでした。
調べてみると、カカオ豆に含まれている油脂をカカオバター(ココアバターともいう)と呼んでいて、カカオ豆の中に40~50%ほど含まれているそうです。
恥ずかしながらカカオバターの存在を知らなかったので、感動しました。
その後、別で液体状のカカオバターを投入。これで、より液体状のチョコレートになりました。
さらに、今回は砂糖も加えて甘いチョコレートをつくることにしました。(最後に3カ国のチョコレートを食べ比べするので、みんな同じ分量の砂糖を入れました)
さらに、また違う白い粉を入れたのですが、これが何か思い出せない・・・w(「粉乳では?」とのコメントもいただきました!)
皆さん、Coconama Chocolateのワークショップに実際に参加して、何の粉なのか聞いてみてください(汗)
その後まぜまぜしたら、上の写真のような状態になりました!もうこのままいただきたくなるような美味しそうな見た目!
あとは型に入れて冷やせば完了~。
すり鉢の作業、実際には機械などを使ってするそうですが、「機械が無い時代の人たちはこの手間をかけてチョコレートを作っていたのかな~?!」なんて思うと、チョコレートってすごい手間をかけて作られていたんだと感じました。
チョコレートを冷やしている間に、再び座学の時間です。ここでは、カカオ豆の状態からホワイトチョコレートや普通のチョコレートになるまでの流れなどを図解で説明してもらうことができました。
めちゃくちゃ恥ずかしいのですが、今までダークチョコレートは砂糖を含まないから「ダーク」と呼ばれていると勝手に思っていたのですが、全く違うことが判明して赤っ恥でした(汗)でも、この機会に知ることができて本当に良かったです。
ちなみに座学の前に振舞われたのは、カカオシェル(焙煎した後にシェルとビーンを分けたときに出た外皮です!)で水出しした「カカオティー」です。カカオの香りたっぷりかつ苦味があって、「これはこれでイケる!」と思いました。
せっかくなので、余ったカカオシェルもいただきましたよ♪シェルも単にゴミにしないような工夫が素敵でした。
そして・・・
待ちに待った3種類(コロンビア、カメルーン、グアテマラ)のチョコレートを食べ比べです!
ワークショップのネタばれになってしまうので、具体的な味についてはここでは触れませんが、3カ国のチョコレート、それぞれ同じ分量でつくられているのに風味が全然違って、非常に面白かったです。ちなみに個人的に一番好きな味はカメルーンのチョコレートでした~!
試食で余ったチョコレートはお家に持ち帰ることもできて、「たっぷり学んで、さらに貴重なカカオ豆からチョコレートまでつくることもできて、余ったチョコレートも持って帰ることができて、ワークショップ料金がお得過ぎるんじゃないのか・・・?」と不安にさえ感じました。
最後は皆で写真を撮って終了~!いやはや、めちゃくちゃ楽しかったです。
最後に:Coconama Chocolateでの買い物もお忘れなく
ということで、Coconama Chocolateのワークショップに参加した際の内容を紹介しました。
ワークショップの後には、お店で買い物もできた(なんとワークショップ参加者だけの特典も・・・!)のですが、チョコレートだけでなく、ホットチョコレート(ドリンク)も提供していることを知らなかったので、びっくりしました。
普通のホットチョコレートはもちろん、Sake や Passionfruit など珍しいホットチョコレートもあり、寒い季節になったらぜひトライしてみたいと思っています。
日本人経営のバンクーバーのチョコレート屋さん @COCONAMA_CHOCO で今回ゲットしたチョコレートたちです。 No Sugarのものは、なんとモンクフルーツ(羅漢果)が使用されております♪ワークショップのときに出たカカオのシェルは、冷たい水出しカカオティーでいただけると聞いて目から鱗でしたよ〜♪また pic.twitter.com/t2DwAi6Oux
— 野菜ソムリエHiro🇨🇦🌈 (@hiro_vegetable) June 20, 2023
そしてこちらが戦利品。自分たちでつくったチョコレートはもちろん、Coconama Chocolateの季節限定生チョコ「イチゴ&ルバーブ」だったり、賞も受賞している商品「Coco-Labo」も購入しました。(Coco-Laboのボリビア産80%のものが個人的に非常に好みでした!)
個人的に非常にオススメしたいワークショップなので、今回記事にさせていただきましたが、皆さんいかがでしたか?参加してみたいという方は、ぜひCoconama Chocolateのウェブサイトをチェックしてみてくださいね~。
また、Coconama Chocolateの商品をトライしたことが無いという方は、ぜひ一度購入してみてください♪
住所:264 1st street East, North Vancouver, BC, V7L 1B3
電話:604-770-1200 (水-月)
【公式サイト】【Facebook】【Twitter】【Instagram】