野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

アメリカで見つけたリンゴ4種類食べ比べまとめ(Lady Alice / Rosalynn / SweeTango / Star Crimson)

      2022/11/04

2019年10月中旬、アメリカ・イリノイ州のシカゴに行ってきた野菜ソムリエ。

前回の記事ではシカゴで人気のファーマーズマーケットを紹介しましたが、実はシカゴ滞在中に色んなスーパーも回りまして、今まで食べたことがなかった合計4種類のリンゴを購入することができました!

IMG_2657(カナダでも人気の高いハニークリスプはアメリカでも人気でした!)

シカゴ滞在最終日にはリンゴ4種類の食べ比べを行ったので、今回はその内容をお届けします~!日本では見られないような品種ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。

アメリカで見つけたリンゴ4種類食べ比べまとめ

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早速ですが、以下が今回見つけた4種類のリンゴです。

1. スタークリムゾンアップル(Star Crimson Apple)
2. スイートタンゴ(Sweet Tango Apple)
3. ロザリン(Rosa Lynn Apple)
4. レディーアリス(Lady Alice APple)

それではひとつずつ見てみましょう!

1. スタークリムゾンアップル(Star Crimson Apple)

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まずは Longan Square Farmers Market で見つけたスタークリムゾンアップルです。秋映りんごみたいな濃い赤で、果皮色が非常に美しいりんごです。

Logan Square Farmers Market の記事にも書いたのですが、 ネットで Star Crimson Apple を調べると全然ヒットしなくて、謎に包まれているリンゴです。(ショック)

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ただ、スタークリムゾン(Star Crimson Apple)と名前が似ているスタークリムソンデリシャス(Starkrimson Delicious Apple)という品種が存在していて、見た目もよく似ているので、お店の方が名前を間違えているのではないかという見方もできます。

ちなみに、スタークリムソンデリシャスは米国オレゴン州Hood Riverで発見された品種。日本ではほとんど出回っていない品種です。

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実際にスタークリムゾンを食べようとしたのですが、なんとオーガニックすぎたためか、すべて虫食いでした(泣)80%可食部を捨てることになったのですが、残り20%部分を食べて思ったのは、

「ほんのーり甘くて、酸味が目立つ味わい。皮がけっこう他のリンゴより硬めかも。ちょっと、ざらっとした後味が残る淡泊なイメージのリンゴ」

というものでした。次回は虫食いじゃないものを食べたいッ!笑

スタークリムゾンアップル
甘さ ★★
酸味 ★★★
歯応え ★★★★

2. スイータンゴ(SweeTango Apple)

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次に食べてみたのは、シカゴのスーパー「ホールフーズ(Whole Foods Market)」で購入した スイータンゴアップル(Sweet と Tango が合体して Sweetango)。
2000年にミネソタ大学で開発され、2009年に初めて販売されたリンゴといわれています。

アメリカやカナダで人気の品種「Honeycrisp」と、早生種である「Minnewashta(ブランド名は Zestar!)」の交配種です。

スイータンゴという名前もミネソタ大学によって商標登録されているので、ブランド名ということですね~。本来の名前は Minneiska というそうです。

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見た目は赤ピンクっぽい果皮で、まるまるとした感じ。

Wikipediaによると、スイータンゴアップルは8月下旬と9月上旬に収穫され、数か月しか入手することができないようです。また、米国とカナダ東部で出回っているリンゴということでした。(野菜ソムリエHiroが暮らすバンクーバーはカナダ西部なので、どおりで見かけたことのないリンゴ!)

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フジリンゴのような食感と味わいが楽しめるハニークリスプが片親とあって、かなり期待して食べてみると、けっこう酸っぱいことにびっくり!
名前からも酸味の少ないりんごを想像していたので、不意打ち(笑)

甘さは程々に、酸味が際立つみずみずしい味わいでした。また、歯応えは硬すぎることも柔らかすぎることもありませんでしたよ。酸味好きの方にオススメです。

SweeTango Apple
甘さ ★★
酸味 ★★★★
歯応え ★★★

3. ロザリン(Rosalynn apple)

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3種類目は、こちらもオーガニック系スーパーのホールフーズで購入したロザリン。名前がなんともカワイイりんごです。

ワシントン州生まれのと言われていて、なんと親はどちらも不明。ただ、ロザリンが発見されたのは、ある果樹園のフジやガラ、ワインサップ、ローマ、レッドデリシャス、ゴールデンデリシャスなどの木々の近くだったということなので、先ほど挙げた品種が混ざっている可能性が高いと考えられています。

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ちなみに名付け親は、ロザリンを発見した Jose RamiriezさんとDain Craverさんで、二人の妻の名前(Rosa と Lynn)を併せたものになっています。

また、おもしろいのが、ロザリンはUSDA(United States Department of Agriculture:アメリカ合衆国農務省)に認められていて、商業的に栽培されているものは100%オーガニックとのことです。たしかに野菜ソムリエHiroが購入したロザリンもオーガニックだったので、納得!

見た目は先ほどのスイータンゴとあまり変わらず、中サイズでまるまるとしたカタチ。果皮はつるつるした感じでした。

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果実を切ってみると、淡い黄色のような果肉。スイータンゴよりは白かったです。実は、ロザリンの果肉は酸化が遅いので、サラダなんかにも向いています。

また、実際に食べた味わいは適度な歯応えに適度な甘みに適度な酸味!個人的には全然悪くなかったのですが、「これ!」という特徴を感じることができず、少し残念でした~( ノД`)シクシク…

次回もう一度トライしたいです!

Rosalynn Apple
甘さ ★★
酸味 ★★
歯応え ★★★

4. レディアリス(Lady Alice Apple)

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レディアリスは、1978年にワシントン州 Gleedの果樹園で発見されたリンゴの品種です。発見された苗木はリンゴ農家の Zirkle家によって保存され、その後Rainier Fruit Company によって「レディアリス」として商標登録されました。

ちなみに名前の由来は、苗木を発見したリンゴ農家の Alice Zirkle さんにちなんで名付けられています。

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小~中サイズぐらいで丸々としたカタチのレディアリス。現在もRainier Fruit Companyで独占的に生産されていて、秋頃に収穫されて5月頃まで出回るといわれています。

また、ロザリンといっしょで切っても酸化しづらいリンゴなので、サラダに向いています。

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実際に食べてみると、今回試した4種類のリンゴの中で最もジューシーで、「あ!これは売れる!」と思った品種でした。

酸味が強いのにそれに負けない甘さがあって、まろやかさまで感じてしまいました。歯応えも非常にパリッとしていて、フジリンゴが好きな人は気に入るであろうリンゴだと思いました。

個人的にも今まで食べてきたリンゴの中でも上位にランクする味わいでした~!

Lady Alice Apple
甘さ ★★★★
酸味 ★★★★
歯応え ★★★★

 

最後に:今回は4種類だけ!でも、世の中にはまだまだリンゴがいっぱい!

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ということで、野菜ソムリエHiroの一番の好みは、最後に紹介したレディアリスでした~!
今回のシカゴ滞在は3日間だけだったのですが、4種類も知らない品種に出会えてラッキーでした!

ただ、まだまだアメリカには知らない品種がたくさんありそうです( ◠‿◠ )そして、世界にはもちろんそれ以上見知らぬリンゴがあるということで、これからも少しずつでも新しい品種をトライしていきたいと思っています。

皆さんのお気に入りのリンゴもぜひ教えてくださいね~!


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