幻の果物ポポー(Paw Paw)とご対面!カナダの農園訪問で見つけた果物5種
2020/08/29
以前野菜ソムリエHiroがブルーベリー狩りをした農園といえば、Formosa Nursery!
バンクーバーからは車で40分くらいのところのBC州 Maple Ridgeにある、1977年から運営されているオーガニックファームです。
先日、その Formosa Nursery が幻の果物ポポー(Paw Paw)を栽培していることを偶然知った野菜ソムリエHiroはもう大興奮。
定期的に Formosa Nurseryに「ポポーもう熟した?買いに行っていい?」とラブコールを送っていました。(迷惑)
そして9月29日(土)、ついに「あんまり数量ないけど、ポポー買いに来ていいよ~!普通には売っていないので、値段は交渉で!」との連絡を受けたので、さっそく行ってきたのであります!
すると、ポポーを含めた農園の果物を丸ごと見せてもらえたので、今回はその全貌を紹介します。
この記事の目次
ポポーを買いにFormosa Nurseryに行ってみたら、他の果物もたくさん紹介してもらえた件
ということでファームを訪れると、黒猫のジジがまずお出迎えしてくれました。
そして、農園のめちゃくちゃ気のいいおばちゃん(台湾人)が「せっかくだから、農園内をドライブして色々見せてあげるわ~」と言ってくださったので、お言葉に甘えることにしました。
早速、野菜ソムリエHiroが農園で出会った果物を一つずつ紹介します!
1.可愛すぎる・・・。カナダでついにポポー(Paw Paw)とご対面
まず最初に、「ポポーとは何ぞや?」という話から簡単にさせてください。
ポポーは北米原産のバンレイシ科の果実で、見た目は下の写真の通り、アケビやマンゴーなんかと似ています。
道の駅で出会った初めましてのフルーツ「ポポー」
冷蔵庫に入れてしばらく存在を忘れていたのだけど、いいかんじに熟してました!
森のカスタードクリームとも呼ばれているらしく、香りが良くて甘くて美味しいフルーツでした。
また食べたいな〜。 pic.twitter.com/5R4ZpzAkvY— さらり@ (@stardust_glider) 2018年9月28日
果肉はマンゴーにミルクを混ぜたような色合いで、種が柿の種に少し似ていることから「アケビガキ」とも呼ばれています。面白いですよね~。
ちなみに気になる食味はトロピカルフルーツ系の甘味が強いねっとりした感じといわれています。
日本でも少量出回っているようですが、まだまだ知られていないため、ポポーは「幻の果物」なんて呼ばれているんです(´⊙ω⊙`)!
そんなポポーの畑がこちらです。写真左が全部ポポーの木!(写真右は紅葉してきたブルーベリーの木)
ちょうど9月末ということもあり、緑の葉が黄色に色づいてきていて、本当に美しかったです。
農園のおばちゃんによると、「実はポポーを10年以上育てているのだけど、実ができたのは昨年に続いて今年で2回目なの。」ということだったので、植えてから収獲できるまでに相当時間がかかる果物なのかもしれません。
そのせいか、まだ実もそこまで大きくならないみたいでした。
そして、おばちゃんが「あ、あそこポポーがあるわ。」というところをチェックしてみると・・・
ポポキタ――――(゚∀゚)――――!!!!!!
ミントグリーンみたいな色合いで丸みを帯びたカタチ。これこそ夢にまで見たポポーそのものでございました。
上の写真みたいな感じで「ポポーって2つ並んで実るんですね~。かわいいですね~。」と思っていたら、
ポポーの実が3つ花開いたように成ったものもありました。しかもサイズが大きくて、感動。
少し高いところにあったので、おばちゃんの車を土台に使ってなんとか収穫できました。(手で簡単にちぎれました)
さらにこんなカワイイサイズのポポーも発見。
小さいポポーはまるでイチジクのような大きさでした。
結局、小さいながらもそこそこ実っていたので、遠慮なくたくさん収獲させていただきました。
まだまだ収穫量が少ないため、「ポポーが欲しいんだけど」と尋ねてくれた人にだけ販売しているそうで、今年は野菜ソムリエHiroが最初だったみたいです。一番乗りだったので、一番良いやつを収穫できて大満足♪
じゃん。こんなにポポー!嬉しすぎ!
果皮を触ってみても少し固くて、まだ食べるには早そうだったので、しばらく家で寝かせてみたいと思います。
ちなみに、果皮に黒い斑点が出てきたら食べごろとのことだったので、また食味を報告しますね( ◠‿◠ )
2.ラ・フランス?バートレット?洋梨狩りもさせてもらった
ポポーをたくさん収獲した時点で大満足だったのですが、そのあと「洋梨はたくさん実ってるからちょっと見ていく?」と言われたので、案内してもらいました。
すると、1本の木にものすごい数の洋梨が・・・!
「品種は何なの?」とおばちゃんに聞いてみると、「あー、フランスから来たとか・・・?よく分からない!」と言われたので、謎(笑)
日本でも人気のラ・フランス(La France)を最初に想像したのですが、カナダで一番人気のバートレット(Bartlet)ではないかと思いました。
「本当は $2.99/lb で洋梨狩りしているけど、今日はバケツいっぱい採って10ドルでいいよ~」と言ってくれたので、容赦なく収穫させていただきました。
おばちゃんは「台所にこの洋梨を置いておくと、台所中に洋梨の香りがして、もう最高なのよ~」と言っていて、激しく納得。
売る側の気持ちとして日本ではなかなか売れないイメージだった洋梨ですが、カナダではバカバカ売れるほど人気なので、個人的にカナダに来てから洋梨が大好きになりました。
3.初めて実っているところを見て感動!キウイベリー
次に訪れたエリアにあったのは、キウイベリー。
マタタビ科マタタビ属のサルナシの実で、ベビーキウイなんて呼び名もあります。
野菜ソムリエHiroは過去に何度かキウイベリーを購入したことはあったのですが、実際に実っている姿を見るのは初めて。ポポーと同じくらい大興奮でした。
上の写真のように、こんなにキウイベリーが並んで実ってたら、もう可愛すぎて声が出ませんよね~(私だけ?)
キウイベリーの果実は2~3cmくらいで、普通のキウイと違って表面に産毛が無いんです。でも半分に切ってみるとキウイらしい美しい果肉を見ることができます。
おばちゃんが「キウイベリーはあと3週間くらいしたら収獲できるのよ。」と言っていたので、10月中旬から下旬にはお店に並んでいるみたいです。
まだ完熟していなかったのかもしれませんが、つまんで食べさせてもらうと、今まで食べたどのキウイベリーより甘くてジューシー!
特にキウイベリーは傷みが早い果物なので、収穫してすぐに食べられるなんて最高。大地の恵み感がすごかったです。さすがオーガニックファーム。
4.カナダで一番人気の品種!富有柿
続いては「Persimmon(柿)は好き?うちは富有柿を育ててるのよ。」と言われ、富有柿の木を見せてもらえることに。
日本では田舎に行くと道端でたまに柿の木を見ることができますが、カナダで柿の木(しかも富有柿)を見たのは初めてでした。
日本からこのブログを見てくださっている方は知らないかもしれませんが、実はカナダでは秋になると富有柿がたくさん出回るんです。
というか、お店に出回っている柿は富有柿以外の品種はまだ見たことがないかもしれません。それくらい「柿=富有柿」なんです。(渋柿が見当たらないので、干し柿ができないのが悔しいですが)
農園の富有柿はまだ熟すまでに時間がかかるようで、「10月末くらいになる」とおばちゃんが言ってました。んー、完熟した富有柿が今から楽しみです。
5.韓国梨(Korean Pear)を発見
(過去記事)バンクーバーで日本の梨⁉ジャポニカオーガニックファームで梨狩り体験!
以前、サレーにあるジャポニカオーガニックファームでも日本の梨が手に入ることはお伝えしましたが、Formosa Nurseryでは韓国の梨(Korean Pear)を育てていましたよ~!
カナダでは、Korean Pearという名前で普段お店で販売されているのですが、味は日本の豊水みたいな感じだと個人的に思っています。甘味もあって酸味もある、みたいな感じ。
きっとKorean Pearの中にも日本梨のように色んな種類があるのではないかと思うのですが、知っている方いたらぜひ教えてくださいm(__)m
枝が垂れるほどに実をつけていた韓国梨の木。梨の果実の色合いが、秋を感じさせてくれますよね。
せっかくなので韓国梨も2、3玉だけ分けてもらいました。今から食べるのがとっても楽しみです~。
実は他にも、「うちでも日本の梨を育ててるのよ~」ということで、梨の木を見せてもらったのですが、おばちゃんが「ほらこれ、幸水?豊水?あれ、新世紀だっけ?」とテキトーな感じだったので、ここでは割愛します(笑)
終始チャーミングなおばちゃんで、最強のハッピーパーソンでした。うーん、ステキ!
最後に:ポポーが欲しい方は今すぐFormosa Nurseryに連絡!秋の味覚を楽しもう!
(犬のトビーも途中から農園ツアーに参加してました笑)
ということで、幸せな時間はあっという間に過ぎて、農園の入り口まで戻ってきました。
ポポーの値段は交渉次第ということだったので、「ふっかけられたらどうしよう・・・。」と多少心配していたのですが、これだけ収穫して30ドルで譲ってもらえました!
激レア果物なので、30ドルなんてむしろ安い!はず!w
また、バケツ一杯分の洋梨は10ドルだったので、結局合計40ドルで交渉成立。
個人的には貴重なポポーの木とキウイベリーの木を見ることができたので、とても良い機会となりました。どちらも秋の色合いでとってもキレイでした。
農園を案内してくれた優しくて陽気なおばちゃんには本当に感謝!
「またブルーベリー狩りの時期になったら来ますね!」と約束して、農園を後にしました。
最後についでですが、農園の近くにあった地元の食料品店「Hopcott Meats」に併設されているカフェで、ターキーとチーズ、クランベリーが使われたサンドイッチをいただきました。これがまた絶品だったので、Formosa Nurseryに今度行くという方は、ぜひ寄ってみてください。
そういえば、サンクスギビングデー(感謝祭)も迫ってきている今日この頃です。
ポポーを食べたらまた感想をブログにまとめたいと思います!お楽しみに!
(過去記事)【U-Pick】カナダのFormosa Nurseryでオーガニック・ブルーベリー狩り体験記2018
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