皆さん、スモモ(プラム)は好きですか?
カナダでは通年アメリカなどの「ブラックプラム」や「レッドプラム」が輸入販売されていますが、旬の夏頃になると色々な名前の品種のプラムが販売されています。
そこで今回は、以前野菜ソムリエHiroが夏に購入したプラム7種類の感想をまとめてお届けします!(プラムとアプリコットを交配させた「プラムコット」と「プルオット」を含みます!プラムコットやプルオットの違いについての記事はこちら)
この記事の目次
1.グリーンゲイジ(Greengage plum)
ヨーロッパで特に知られているプラムのグリーンゲイジ。元々は中東のイラン生まれといわれていて、昔から愛されています。フランスでは「 la bonne reine 」(グッドクイーン)とも呼ばれるとか。
ヨーロッパ以外にも、アメリカの植民地で栽培されていたこともあり、元大統領のジョージワシントンやトーマンスジェファーソンが所有していたプランテーションで栽培されていた記録もあります。(18世紀以降北米でのグリーンゲイジの栽培は大きく減少しています)
そんなグリーンゲイジ、サイズ感は普通のプラムより少し小さめのイメージ。果皮の色は非常に美しい緑~黄緑で、梅を彷彿とさせる色合いです。
半分に切ると果肉も緑で、果皮が黄色がかっているものは、黄緑から緑色のグラデーションのような果肉でした。(これまた美しかったです)
いただいてみると、果肉が緑色のものはまだ酸っぱいことが発覚w
黄色がかったものは、甘みと酸味のバランスが良くて個人的に非常に好きな味でした。
カナダ人の友人にも食べてもらったのですが、「Interesting taste(面白い味だね)」 と言われました汗
実は10年前くらいに一度だけニュージーランドで食べたことがあって、そのときの味が最高すぎて、個人的にプラムの中の王様的なイメージなんです。なので、今回のものは過去に食べたものに比べると、少し品質的に劣っていました泣
酸味★★★
2.トロピカルサンライズプラムコット(Tropical Sunrise plumcot)
購入時、Family Tree Farmsというアメリカ・カリフォルニア州の農園のシールが付いていたトロピカルサンライズ。プラムコットなので、プラムとアプリコットの交配種です。
Family Tree Farmsのウェブサイトにある収穫時期カレンダーを見ると、カリフォルニアではトロピカルサンライズ(表の茶色部分)は7月下旬から8月上旬に収穫されるようです。
通常のプラムよりけっこうでかくて、鮮やかな黄色にオレンジの日が差す感じに色づいた果皮は見事!ゴールドの果肉もほんとに美しくて、見ているだけでうっとりしてしまう魅力を持っていると思いました。
実際にトロピカルサンライズをいただいてみると、歯ごたえ上々で甘すぎないところが好印象!果皮の酸っぱさが他のプラムより低いような気がしました。アプリコットの風味もあるような、ないような・・・w
色んなサイトにはマンゴー風味もあると書かれていましたが、こちらも「うーーん」という感じでした。もしかしたら、さらに完熟を待つとまた風味が違ったのかもしれません!
生食もいいですが、美しい色合いを活かしてサラダに入れるのも良いかと思います ( ・◡・ )
酸味★★
3.サマーパンチプラムコット(Summer punch plumcot)
サマーパンチプラムも前述した Family Tree Farms で栽培されているレッドプラムコットです。収穫時期は8月上旬~中旬頃にかけて!
真紅の果皮と、これまた美しいピンクと赤が合わさったような果肉を楽しむことができるプラムコットです。自分で撮った写真を見ても「うわ~美しい~!宇宙みたい~!」と感心しますw
実際にいただいてみると、皮が酸っぱすぎず、果肉の味もマイルド。一緒に食べたカナダの友人が「甘みが先にきて、酸味が後になる感じがいいね!」と言っていましたが、実際その通りでした。
甘すぎず、酸味もありすぎないのがかえって良かったように思います!見た目の美しさ最高。デザートづくりにもピッタリだと思いました~。
酸味 ★★
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4.フレーバーゲータープラムコット(Flavour Gator Plumcot)
ぴょこっと生えた角みたいなカタチがカワイイフレーバーゲーター。8月下旬頃に熟します。こちらもプラムではなく、アプリコットと合わさったプラムコットです。恐竜のタマゴみたいな色合いも面白いです。(見たことないけどイメージで笑)
見た目は酸っぱさ満点なのですが、実際食べてみると酸っぱすぎることはありませんでした。甘みより酸味の印象が強い、といった感じ。果肉も他のプラムより少し固めの印象を受けました。(そのときの熟度によるのですが) 果皮も少し固め!
それはそうと、果皮とは裏腹に中が真っ赤(濃いピンク?)でびっくり。日本でもよく出回っているソムダムと似ているかと思いました。プラムの想像つかないような天然の色合いには毎度感動します。
酸味 ★★★★
5.エレファントハートプラム(Elephant Heart Plum)
レッドエレファントプラムという名前で販売されていたエレファントハートプラム。名前の通り、カタチがすごくハートに近いんですね~。(個人的には先ほど紹介したフレーバーゲーターの方がカタチがハートに見えるのですが笑)
カリフォルニアでは9月頃に熟す晩生のプラムで、濃い赤の果肉から Blood Plum(血のプラム)とも呼ばれるとか。果皮の色は赤というより暗めの朱色といった感じで、他のプラムに比べても独特の果皮色でした。
かなり熟した状態でエレファントハートプラムを食べてみたのですが、イイ感じに甘かったです。けど甘すぎなくて、果皮に酸味があっていいバランスだと思いました。
ちなみに、あるウェブサイトにはエレファントハートプラムは「日本のプラムの王様」という称号を得ているなんて書かれていましたが、誰も知らないような・・・。もしかしたら、日本では別名で良く知られているのかもしれません・・・。
酸味★★★
6.ハニーパンチププルオット(Honey Punch Pluot)
最後は紫色の果皮が魅力的なハニーパンチ・プルオット(プルオットはプラムコットと同じくアプリコットとプラムの交配種ですが、割合が異なってプラム75%×アプリコット25%と言われます)。
カリフォルニアの San Joaquin Valley でのみ栽培されているブランドプルオットで、収穫時期は8月頃です。果実は大き目で、紅色の美しい果肉を楽しめます。
今回はかなり熟したものをいただいたのですが、まるで砂糖水かのように甘かったです。酸味もかなり少なくなっていました。おそらく少し固めの時期に食べたら、また違った感想になると思うのですが、ずくし柿などが好きな方には過熟のときがおすすめできます。
色合いも美しくて、ほれぼれしました♪
酸味★
世の中にはまだまだ色んなすもも(プラム)があります!全部試してみたーい!
ということで、カナダ・バンクーバーで夏の時期に手に入れた6種類のプラムをまとめて紹介しました。
今回紹介した以外にもバンクーバーでは夏になると、いろんなブランドプラムがお店に並ぶので、見ていて楽しいですよ。
次の夏はもっと違うプラムに挑戦しようと思っています。また、世界にはもっーーーーーーーとたくさんの違ったプラムがあるので、一つずつ挑戦したいと常々思います。
皆さんはどれが食べてみたくなりましたか?( ◠‿◠ )
ぜひプラムが出回る時期に違った品種にもトライしてみてくださいね~!
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