秋真っただ中!バンクーバーのファーマーズマーケットで出会った野菜果物10
10月に入り、秋真っ盛りのバンクーバー!
出回る野菜や果物も、洋梨やカボチャなどが多くなってきました。
そこで先日、バンクーバーのファーマーズマーケットに行ってみると、面白い野菜や果物がたくさんあったので、今回はその10種類をまとめて紹介したいと思います。
この記事の目次
【秋の陣】バンクーバーのファーマーズマーケットで出会った野菜果物10
今回訪れたのは野菜ソムリエHiroの行きつけ、 Trout Lake のそばで毎週土曜に開催されている Vancouver Farmers Market です。
(「今の旬は芽キャベツ、りんご、じゃがいも、かぼちゃ、プラム」と書いてあります)
訪れると毎回違った旬の野菜果物を見ることができるのですが、今回も大興奮の内容だったので、一つずつ紹介していきたいと思います!
1. バナナかぼちゃ(Banana Squash)
10月のファーマーズマーケットは、ほとんどの青果店がカボチャメインで売ってました。
それにしても、バンクーバーの秋はカボチャの種類が本当に豊富なんです。
上の写真のカボチャの品種、全部分かる人いますか?
そのたくさんあるカボチャの中でも一層目を引いたのが、両手じゃないと持てないようなビッグカボチャ。その名も「バナナカボチャ(Banana Squash)」です。
バンクーバーのスーパーや八百屋ではけっこう定番に品揃えされているカボチャですが、1回で使いきれるくらいのカット売りが主流。1玉売りされているところはほとんど見たことがありません。
ただ、そこはさすがファーマーズマーケット。1玉まるまる購入可能でした。
実はこのバナナカボチャ、日本では新潟の上越市の伝統野菜としても栽培されているので、日本からこのブログを見てくださっている方は知っているかもしれません。
きめ細かい肉質で煮崩れしやすいので、どちらかと言えばローストしたり、お菓子づくり向きです。スープやシチューに使ってもいいですよ~。
(一度、バナナかぼちゃで煮付けをつくったら煮崩れしまくって、めっちゃショックだった記憶がよみがえりました・・・汗)
2.マルメロ(Quince)
秋になると見かける果物のひとつといえば、マルメロです。(カリンとは違うので注意)
ゴロゴロとしたカタチが本当にかわいい果物で、野菜ソムリエHiroはマルメロが大好き。英語読みでは「クインス」です。
マルメロといえば、その芳しい香りが最も特徴的。めちゃくちゃ硬くて生で食べることはできませんが、カリンみたいに果実酒とか、はちみつ漬けにして食べると最高です。
マルメロの栄養はのどの痛みなんかに関係があるといわれているので、「たまたまメルメロを手に入れたよ~」という方は、冬の風邪対策にぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
3.パンプキン(Pumpkin)
秋の季節になると、どこでも見かけるようになるパンプキン(Pumpkin)がファーマーズマーケットでも販売されていました。
パンプキンは食用のカボチャ(Squash)ではなく、主に観賞用のカボチャとして販売されています。(パンプキンパイは作れます)
このパンプキンを使って、たくさんのカナダ人が毎年ジャックオーランタンを作っています。
日本でもジャックオーランタンを作っているという方もいるかもしれませんが、カナダではすごーーーーーーく多くの人が作っているので、文化の違いを感じます。
(昔バンクーバーであったジャックオーランタンを持ち寄るイベントで撮った写真↑)
ちなみに今の季節になると「パンプキンパッチ」と言って、ハロウィン用のパンプキンを農園に直接買いに行く人も多数いますよ。
今年はハロウィンの時期に、どんなジャックオーランタンに出会えるのか今から楽しみです。
4.ジェム・スクウッシュ(Gem Squash)
普通のスーパーなんかではあまり品揃えされているところを見たことがないのですが、ファーマーズマーケットでたまに見かけるジェム・スクウッシュ。
ソフトボールくらいの大きさでまん丸としたカボチャです。(丸ズッキーニとは違うので注意)
ジェム・スクウッシュは南アフリカで一般的に食べられているといわれる野菜。
よく見かけるのは、横半分にカットして中を掘ってチーズやお肉なんかを詰めてベイクしている料理!想像するだけでよだれが出ます。。。
野菜ソムリエHiroは日本でジェム・スクウッシュを見たことがないのですが、もし見つけたらぜひ買ってみてください~!
5.茎付き芽キャベツ(Brussel Sprouts)
今回ファーマーズマーケットに行った目的が「この時期だけ出回る茎付きのブラッセルスプラウト(芽キャベツ)を買うこと」だったのですが、ちょうど最後の1本を目の前でおばあちゃんに持って行かれてしまったので、購入できませんでした(´;ω;`)ウッ
ということで、過去に撮影した茎付き芽キャベツの写真をシェアします。
上の写真みたいな感じで、芽キャベツが豪快に販売されているんです。個人的に秋の風物詩。
ちょうど今週末はサンクスギビングデー(感謝祭)という祝日になっていて、芽キャベツを使った料理が定番なので、みんな速攻で芽キャベツを買っていたため売り切れたのではないかと推測しています。
次回こそは茎付芽キャベツを手に入れてみせます。
(茎は食べないので、ゴミが増えるだけなのですが、なぜだか毎年買いたくなる魅力にあふれています汗)
6. セロリアック(Celeriac)
知らない人は見た目で買う気になれないかもしれないセロリアックは、その名の通りセロリの変種野菜。
一般的なセロリと違って、肥大化した根を食べます。そのため、根セロリ(セロリルート)とも呼ばれています。
生食できるので、皮を厚めに剥いて細切りしてサラダに入れたり(アクが強いのでレモン水にさらすとベター)、ポトフなど煮物に入れるのもよしです。
野菜ソムリエHiroがニュージーランドに住んでいた頃は、ルームメイトがセロリアックを使ったポタージュを作ってくれたことを覚えています。
見た目ではちょっと想像できない上品な味わいです(驚)
7. 色んなトマト(Tomato)
夏の頃に比べるとかなり量が減った印象がありますが、ファーマーズマーケットでは、まだまだ色んなトマトが販売されていましたよ。
毎年カラフルなトマトたちをたっぷり見ることができるので、ファーマーズマーケットに来るだけで元気がもらえるんです( ◠‿◠ )
上の写真みたいに大きなプレートにトマトがのっているだけで、もう最高。この状態で家に飾りたくなりました。
8.マッキントッシュ・アップル(Mac Apple)
マッキントッシュアップル(McIntosh apple)こと、マックアップル(Mac Apple)をファーマーズマーケットで発見。秋になると、よく見かけるリンゴの品種です。
「パソコンのマックと名前が一緒!」と思った方もいるかと思いますが、そうなんです。アップル社はこのリンゴから名前をとったんですよね。
マッキントッシュはカナダの農夫ジョン・マッキントッシュ(John McIntosh)さんによって発見された品種なので、実はカナダ生まれなんです。
日本では和名があって、「旭」という名前で出回っているので、マッキントッシュと知らずに食べたことがある方もいるかもしれませんね。
9. くるみ(Walnuts)
バンクーバーのファーマーズマーケットで先日初めて見つけたのが、生のくるみ(Raw Walnuts)です。
ドライフルーツ・ナッツコーナーに置いているようなローストされたくるみは食べたことがあるのですが、生のくるみは食べたことがなかったので、興味津々!
「後で生のくるみを買おう」と思っていて、マーケットの写真ばっかり撮ってたら買うのを忘れたというオチですが、生のくるみはローストしたものより柔らかい食感みたいです。
次回見かけたら絶対忘れずに購入して、また報告しますね。
10. ダンデライオン(Dandelion)
水菜に若干見た目が似てるんですけど、ダンデライオンはたんぽぽの葉に似たカタチをした野菜です。欧米ではそこそこ知られている野菜(なはず)です。(茎が赤いものと緑のものがあります)
肝心のお味はというと、苦みがあってクセがそこそこ強い感じ。そこが(・∀・)イイネ!
カナダの八百屋で働いていた頃はダンデライオンがたまにお店に入っていたのですが、全然売れなくて「ダンデライオンのくそったれー!」と思っていました。(すまん)
今思えばケールやほうれん草など葉野菜が一般的なので、仕方ないのかもしれません。
でも、独特の苦みがある野菜がカナダには少ないように思うので、こういう野菜がもうちょっと受け入れられてもいいのではないかと個人的に思っています。
最後に:ファーマーズマーケットで旬を感じよう!
ということで、いかがでしたか?
食べてみたい野菜・果物はありましたか?
紹介するのを忘れていたのですが、秋の果物クランベリーもお店に並んでいましたよ!
クランベリーが店先に並ぶだけで「うわ~今年もすっかり秋だな~」なんて思います。
季節を感じることができる野菜・果物って、やっぱり最高です。
バンクーバーのファーマーズマーケットの多くは10月に終了してしまうので残念ですが、今のうちにファーマーズマーケットで旬をたっぷり感じておこうと思っています。
バンクーバー在住の方でこのブログを読んでくださっている方は、ぜひ今のうちにファーマーズマーケットに行ってみてはいかがでしょうか?
公式サイト
これからの野菜の食べ方 ファーマーズマーケットが教えてくれた三〇の真実