タマリンド(知識まとめ)
2016/04/26
(↓購入した商品のパッケージ)
品名
タマリンド
植物学上の分類
マメ科ジャケツイバラ亜科タマリンド属
歴史
おそらく熱帯の東南アフリカ原産だと思われる。それから南東アジアに広がり、今はオーストラリアや南アメリカを含め、世界中の亜熱帯と熱帯地域で育っている。
何百年も使用されているといわれており、紀元前800年のインドの経典にも載っている。
仏教の文書にも西暦650年から登場しているそう。
品種
生食にはスイートタマリンドと呼ばれる種類の果実を樹上で成熟させ水分が20%以下にしたものを収穫して用いる。
特徴
・種の周りのどろどろとした果肉が美味。酸味がありながら甘い。糖蜜みたい。
・広く調味料としても、医療の分野でも使用されている。
産地
世界中の亜熱帯と熱帯地域。
タイで有名?
時期
謎(4月?)
見分け方
謎
栄養
・熟した果肉には高いレベルのシュウ酸、クエン酸が含まれる。
・果糖・ブドウ糖・ショ糖もペクチンと同じぐらい含まれるらしい。
・ミネラルも豊富で、カルシウム、カリウム、リンと鉄が含まれる。
・ビタミンB群ではチアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシンが特に多く含まれる。
・良いレベルの食物繊維が含まれ、ほどほどのプロテインも含まれる。
・ビタミンCは100g中4mgしか含まれない。
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機能性
・多くの病気の治療に使えるものとして注目されている。
・熟したタマリンドには解熱の効果があると証明されており、胃腸内のガスを取り除く。
・軽い腸の病気にも効果があるといわれる。
・心臓病と血糖値を下げる薬にも使用される。
・果肉は止血剤として使われ、喉の痛みにも効く。下剤、胆汁の不調にも用いられ、
・日射病の回復促進、アルコール中毒を軽減させる。
・学外的にだが、乾燥またはボイルした花と葉も関節の炎症、捻挫や吹き出物、結膜炎、消毒剤、赤痢といったものに使われるそう。
料理
・生でも食べられるが、たいていは料理に用いられる。
・特にアジアとインド料理によく用いられ、ソースやチャツネに使われている。
・果肉を水で溶かして清涼飲料水としても。レモネードに似た味になるらしい。
ラテンアメリカではこれを[refresco de tamarindo]、ジャマイカでは[tamarinade]
と呼ばれている。中東でも人気の飲みものである。
・ウイスターソースの原材料でもある。
・果肉は圧搾して後で使うように保存できる。
・さやも実は熟して甘くなったら食べられる。未熟なものは酸っぱく肉・魚料理に使われていたそう。
・種も茹でたり炒めたりして使われるそう。
・花と若い葉も食べられる。カレーやチャツネに加えられるそう。
保存
謎
その他情報
・インドやアジアなど世界の多くの地域で、街路樹や庭に植える木として人気。
優美で魅力的な葉、かわいい花を咲かせ、装飾的な種鞘を持っている。
・種には油が10から15%含まれており、ニスや織物の原料、塗料に使われているそう。葉から黄色の染料が作られる。
特別参考資料
・パゴダの国からミンガラバー さま
http://eurasia-blog.cocolog-nifty.com/myanmar/2010/04/4-4156.html
・わかさ生活 さま
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/tamarind/
・バンコクナビ さま
http://www.bangkoknavi.com/special/5000948
Hiroのメモ書き
実際食べてみての感想は、ナツメヤシの実(デーツ)に似ている味だな、と思いました。
さらさらとした鞘は手で簡単にパリッと割れまして、中から登場するのは、茶色いよくわからないもの。
初めて見るので、若干の気持ち悪さはあったものの、ねっとりした果肉を舐めてみると心地よい酸味の刺激が。そして甘い(!)
なかなかおもしろいな、と思いました。
清涼飲料水的に飲まれるのも面白いですよね。
ジャマイカのレモネードをもじった感じのタマリネードっていうネーミングセンスもいい笑
今度試してみたいと思います。