野菜ソムリエ Hiro のベジフルポケット

優勝は800kg超え?!カナダBC州の巨大カボチャの重さを競う大会を見てきた

秋となり、カナダBC州各地の農園でパンプキンパッチ(ハロウィン用のパンプキン狩り)が始まっています!

そして先日、Krause Berry Farms & Estate WineryでBC州で最大重量のカボチャを決める大会「The Giant Pumpkin Weigh Off」が開催されました。

今回はその大会だけでなく、パンプキンカービング、かぼちゃ畑も見学してきたので、まとめて紹介します。果たしてカナダBC州最大のカボチャは何キロだったのか、想像しながら読んでみてください・・・!

 

1. 巨大カボチャの重さを競う「The Giant Pumpkin Weigh Off」でカナダBC州新記録が出た話

2021年10月2日(土)、カナダBC州バンクーバーの郊外・ラングレーにある観光農園 Krause Berry Farms & Estate Wineryを訪問しました。

こちらの農園は夏にはイチゴ、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリー狩りができる農園として大人気なのですが、秋にはパンプキンパッチも提供しています。

そしてこの日、カナダBC州の巨大カボチャ生産者たちがその重さで競い合う「The Giant Pumpkin Weigh Off」というイベントが開催されたのです。

農園の駐車場の一部分には上の写真のように、巨大カボチャがずらり。思わず「デカーーーーーーッ!」と声が漏れました。

農園を訪問していた皆さんも興味津々で、記念写真を巨大カボチャといっしょに撮りまくっていました。

巨大カボチャには一つずつ見積もりの重量の印がついていました。(野菜ソムリエHiroが農園を訪れたのは午後2時前だったのですが、朝から一つずつ重量を確認されていました)

例えば上の写真の巨大かぼちゃは見積もりが 1222ポンド(約544㎏)といった感じです!果たして見積もりの重量と実際の重量、合っているのでしょうか?

訪問客が巨大カボチャと写真を撮っている最中、会場では重量の結果発表が行われていました。第5位から1位までお届けします。

 

★第5位:1,028ポンド(約466kg)


第5位のKate Mumfordさん。見積もりは971ポンド(約440kg)でしたが、実際は1,000ポンド超えの1,028ポンド(約466kg)となりました!

ご自身のFacebookでの投稿には「イベントを可能にしてくれたすべての人と、私たちをホストしてくれたクラウス農園に心から感謝します。 ついに1,000ポンド以上のカボチャを育ててとても幸せです! 」と語っていました。

 

★第4位:1,051ポンド(約476kg)

第4位のラングレー在住のScott Carleyさん。(写真左)過去にはBC州最大のカボチャ栽培者として名を馳せていましたが、今回は惜しくも4位となりました。(写真左)

947ポンド(約430kg)の見積もりでしたが、 実際に計量すると1,051ポンド(約476kg)でした。

 
★第3位:1,099ポンド(約498kg)

第3位の Glen + Andrea Dixon さん。1,068ポンドの見積もりでしたが、実際に計量すると1,099ポンド(約498kg)でした。あと2㎏で500kg超えということで、惜しい・・・!

 
★第2位:1,222ポンド(約554kg)

第2位は、司会をしていたノースバンクーバー在住 Jeff Pelletierさん。過去にも巨大かぼちゃ栽培者としてニュースに取り上げられている強者です。

見積もりは1,222ポンド(約554kg)でしたが、実際には 1,196ポンド(約542kg)という予測を下回る結果となりました。それでも第3位から44㎏も引き離していて、見事。

惜しくも2位になりましたが、自己ベストも更新ということで、おめでとうございます!

 
★第1位:1,911ポンド(約867kg)

そして、気になる第1位は・・・

リッチモンド在住のDave Chanさんが育てた巨大カボチャでした。その重量、なんと1,911ポンド(約867kg)で、ぶっちぎりの1位。(Daveさんの隣にあるクリーム色のカボチャです)

見積もりでは 1788ポンドだったので、見積もりを123ポンド上回っての第1位となりました。ちなみに、この重さはカナダBC州の巨大カボチャの新記録ということで、大いに盛り上がりました!

優勝者のDave Chan さんには盾とともに、優勝賞金の 1,911ドルが贈呈されました。(重さと一緒の数字です!すごい!)

さらに、カナダのNHK的存在のCBCにも取り上げられてました!

最後は、巨大カボチャを栽培した皆さんがいっしょになって記念撮影。Dave Chanさんは自身の巨大カボチャの上に立って、かなりキマッていました~!

皆さんがはけた後に、野菜ソムリエHiroも巨大カボチャと一緒に写真を撮らせてもらいました。

お・・・大きい・・・。(Hiroは身長180㎝なので、大きさがなんとなく伝わるかと思います)

 

2.パンプキンカービング名人 Bruce Waughさんによるカービングを見学

巨大コンテストの見学で十分楽しんだのですが、次はパンプキンカービング名人 Bruce Waughさん(30年以上のカービングをしているそう)による生カービングを見に行きました。

農園内の会場に行くと、既に子ども達が息を呑むようにBruce Waughさんのカービング技術を見守っていました。

カナダではハロウィンが近付くと超一般的なジャックオーランタンですが、野菜ソムリエHiroは一度も作ったことが無く、Bruce Waughさんの手際の良さに感激しました。やっている様子は簡単そうに見えますが、実際やるのは難しそうです・・・。

Bruce Waughさんの周りには既に今日つくった作品がたくさん並んでいました。いやはや、当たり前ですがプロクオリティのジャックオーランタンをご覧ください↓

ちなみに、カービングのすぐそばにはフォトスポットもあったので、写真を撮ってもらいました~。観賞用のカラフルコーンもありましたよ。

3. お口の中も秋に。パンプキンワッフルを食べてみた感想

プロのパンプキンカービングを見た後は、小腹が空いたということで、Krause Berry Farmが提供しているワッフルを食べに行きました。

当日提供されていたのは、秋らしいビーガン&グルテンフリーのパンプキンワッフル!12.50ドルとそこそこのお値段がしましたが、せっかくなのでいただくことにしました。

コロナ禍対策もあってか、ワッフルをオーダーするのに行列に並んで30分くらいかかったのですが、その間ライブバンドの演奏もあったので、楽しく待つことができました。

パンプキンワッフルをオーダーしてからは、約5分程度でゲット!こちらです↓

ふわふわのワッフル生地にクリームとシロップ、そしてパンプキンシードがのって、そこにスパイスが振りかけられていました~!

生地自体も少しオレンジがかったような色合いで、パンプキンが生地にも使われているのではないかと思いましたが、実際のところは不明。ボリューム的に少し多い&日本人の舌には甘すぎるのかと心配していたのですが、甘すぎずに普通に全て食べることができました♪

パンプキンやパンプキンシードを使うと、なんか一気に秋らしさが出ていいですね~♪家で真似してみたいと思いました。

 

4. Krause Berry Farmのマーケットでペポカボチャとカラフルコーンを購入

お腹を満たした後は、Krause Berry Farmのマーケットエリアでお買い物をすることにしました。この観光農園はけっこう大きくて、すごいたくさんの商品を置いているんです。

まずは外に並べられていたパンプキンたちをご覧ください。

いや~、かわいいですね!バターナッツなんかも写っていますが、写真のものの多くは観賞用なので、食べても美味しくない(はず)です。

そして、カラフルなコーンも販売されていました!(こちらも観賞用)「1本2ドルって安い・・・!」と思い、せっかくなので、2本購入しました♪

店内には、パンプキンパイなどの加工品がたくさん売られていました。また、かぼちゃ以外の生の野菜・果物も少し販売されていましたよ。

その他、食べ物だけでなく、オシャレなキッチン用品や雑貨なども販売されていて、日本から観光で訪れる際でもたっぷり楽しめるかと思いました~。素敵すぎる~♪

本当は色々買いたかったのですが節約中なので、結局お家のデコレーション用におもちゃカボチャとコーンだけを購入しました!かわいいぞ~!

 

5. パンプキンパッチエリアを散策

ショッピングを楽しんだ後は、農園内にあるパンプキンパッチを見に行きました。かぼちゃ畑までの道の両脇にかぼちゃが置いてあって可愛かったです。



そしてこちらがかぼちゃ畑です。オレンジ色(たまに白色もありました)に見えるのが、ぜんぶかぼちゃです。

この中から自分の好きなカタチ・サイズのものを持ち帰ることができるわけです。(もちろん有料ですよ)

野菜ソムリエHiroはパンプキンカービングをする自信が無かったので、購入しなかったのですが、購買所のポスターを見ると、どうやら野球ボールサイズなら1ドル等、サイズでお値段が変わっているようでしたよ。

秋だけ楽しめるパンプキンパッチ、まだ行ったことが無い方はぜひ一度訪れてみてください。

 

最後に:巨大カボチャが車で運ばれるのがガリヴァー旅行記に見えた件

ということで、滞在は3時間程度だったのですが、巨大カボチャ重量大会に加えてパンプキンパッチなど盛りだくさんで、とても楽しむことができました。

実はパンプキンパッチに行く前に巨大カボチャ重量大会のエリアをもう一度訪れたのですが、巨大カボチャたちがお家に帰る準備をしていました。

なんかガリバー旅行記みたいに見えませんか?(爆)

巨大カボチャを移動させるだけでも苦労がたくさんあったのだと、この光景を見て気付きました。会場までカボチャを運んできた生産者の皆さん、本当にお疲れ様でした!

ちなみにThe Giant Pumpkin Weigh Offは毎年恒例のイベントなので、また次の秋が楽しみです!!

Krause Berry Farms
【公式サイト】