葉ごぼうの知識まとめ(歴史、見分け方、栄養、調理法、保存方法 etc. )
2016/09/03
(1束198円で購入)
歴史
中国から渡来し、平安時代には薬として口にされた葉ごぼう。
昔から、根と軸(葉柄)も食用とする特徴的な香川県のふるさと野菜らしい。
産地
福井の春江町(越前白茎)や大阪八尾市(若ごぼう)が有名。香川も。
関東にはほとんど出回らない。
時期
5-6月(初夏の季節)に関西を中心に出回る。
見分け方
葉が枯れていないもの、軸がピンとしているもの
栄養
鉄分・食物繊維・カルシウムが豊富。
葉には「ルチン」がたっぷり16-20mg(大阪府環境農林水産総合研究所ニュース(o-reaf)第6号より)含まれる。これはルチンの王様と呼ばれるダッタンソバに匹敵するほど。
料理
軸と根は炊き込みご飯、炒め煮、サラダ、きんぴらなど。
葉は胡麻和え、煮びたしなど。
下記の大阪府のページで若ごぼうのさまざまなレシピが見られます。
http://www.pref.osaka.jp/chubunm/chubu_nm/fq_recipe_gobo.html
保存
通常のごぼうと一緒と考えられるが、
葉が付いているので、鮮度劣化が通常のものより早いと思われる。
ポイント
・普通のごぼうとは異なり、根・軸(葉柄)・葉(葉肉)丸ごと食べつくせます!
・独特の香りと一味違うシャキシャキの歯ごたえ!
その他情報
・密植して軟白栽培するそう
・八尾若ごぼうは、江戸時代からの伝統といわれる「矢型」の束で出荷されているため、地元では「やーごんぼ」とも呼ばれています。地元では春を告げる野菜として知られている。
特別参考資料
・八尾市のホームページ
http://www.city.yao.osaka.jp/0000002896.html
Hiroのメモ書き
購入したものは、母が葉を佃煮に、軸と根をきんぴらにしてくれました。捨てる部分がないというのは、なんとなく得をした気分になりますよね。
本当に独特の歯ごたえがあって、一風変わってる印象。
香りが豊かで、日本料理をちゃんと食べているような気がしました。
関東ではほとんど出回らないそう。なんでなんでしょうね。
ごぼうの消費量も西日本のほうが東日本より多いので、同じようなものでしょうか。